奇数・偶数ナンバー規制導入

今や北京と並んでニューデリーの大気汚染は深刻です。北京より酷いと言う噂もありますが、本当のところは良くわかりません。それぞれ測定方法と基準が違うようですが、とにかく深刻な状態であることは間違いありません。これが水とかであれば、ミネラルウォーターを飲むなどして防ぎようがありますが、空気では吸わないわけにいかないので困ったものです。せいぜいマスクをするしかありません。

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*PM2.5対応マスク。工事現場なんかで使われるものです。こんなマスクをつけてテニスなどをしている風景はちょっと異様です。

さすがのデリー政府も何とかせざるを得なくなり、北京をまねてデリーでも車のナンバー規制が試験的に導入されました。1月1日から15日まで、奇数の日は奇数のナンバー(ナンバーの最後の数字で判断)、偶数の日には偶数のナンバーのみがデリー市内を走れるというわけです。罰金は2,000ルピー(約4,000円)小職の社用車のナンバーは2740ですから、偶数です。1月4日はOKですが、5日は入れません。でも規制は午前8時~夜8時まで。よって朝8時までに事務所に着ければ問題ないのですが、問題は帰りです。午後8時を過ぎて帰れば問題ないのですが、7時を過ぎ、時間が遅くなればなるほど渋滞が尋常ではなくなってきます。通常1時間かかっているところが3時間もかかったりします。そんな無駄なことはしたくないので、2,000ルピーの罰金を覚悟で8時前に出ることにしました。幸い冬なので5時半を過ぎると暗くなりナンバーは見えない(判読できない)であろうという目論見です。       これまで、3日間ほど”強行突破” を図っていますが、いまのところセーフです。1月15日まではまだ2回ほど奇数日がありますが、この分だとなんとか免れそうです。もっともニューデリーの大気汚染に”貢献” しているという罪悪感もないわけではないですが、車の排気ガスが大気汚染に占める割合は実際10%以下とも言われており、これまでこの奇数・偶数規制導入結果(本日1月13日まで)が良い傾向を示しているかどうかはなかなかはっきりしません。

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