乾季

デリーでは9月にモンスーンシーズン(雨季)が終わり、その後今日2016年1月9日まで一滴たりとも雨を見ていません。4ヶ月ほども雨が全く無しで、木々の葉っぱは砂埃が”堆積”し薄茶色になっています。                                         過日のテニス同好会では、ボールが木の枝に引っかかったので、落とそうとその木を揺らしたところ、ボールの代わりに細かい砂が雨のように降って来たので、あわてて木の下から逃げだしました。                                                   そんなに長く雨無しで、どうしてアパートの中庭の芝生が緑を保っているのかが不思議でした。通勤時も、車のなかから麦畑や菜の花畑が見えますが、それらも不思議と青々と元気に育っています。                                             ある日、たまたま日中にアパートに帰る日があり、中庭を歩いてゆくと、何のことはない、芝生に水を撒いていました。当然ですね。植物が4ヶ月も雨なしで生きてゆけるはずがありません。

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菜の花畑も、麦畑も、実は地下水をくみ上げて、スプリンクラーで毎日のように水をまいているとのことでした。写真では分かりにくいかも知れませんが、どうりで菜の花も麦も色鮮やかで、乾季のインドの風景ではありません。まるで早春の房総半島のようです。それにしても街にある木々は、砂をかぶって汚いけれども元気に生きています。根っこが長く、地中深くの水を吸い上げられるようになっているのでしょか?

菜の花畑の一角には牛糞も干してあります。この気候ではさぞ早く乾燥することでしょう。小学校のころだったか、インドでは牛糞を燃料として使っている、と習った覚えがありますが、今でも使っているようです。会社のスタッフに聞いたところでは、農村部ではまだまだ燃料として重宝されており、火力はそれほどではないものの、長い時間くすぶり続け、炊事や焼き物(土器)の製作などにつかわれるそうです。この牛糞燃料を作るのは女性の仕事で、”新鮮な”牛糞を集めてきて、丸く円盤のように整形し乾燥させます。乾燥しているとはいえ、ウンチをつかんだその手で炊事をする事になるわけですが、牛は神聖な動物ですから、その糞も当然神聖なものであり、汚いなどという感覚はまったくないようです。

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