15年間で3倍の資産の増加

先日の新聞に、”インドは過去15年間に3倍の富(資産)の増加があった” と言う記事を目にしました。下がその写真ですが、増加率ランキングはインドネシアが筆頭で、362%、すなわち4.62倍になったということです。その後中国、ロシア、オーストラリアと続き、インドが5番目です。デリーに10年ぐらい住んでいるある日本人の言うには、この10年で物価は3倍ぐらい上がったということですので、おおよそそんな感覚を裏付けるデータと言えるかも知れません。

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しかし、増加率とともに表の右端には2015年の一人あたりの資産が表示されています。(真ん中の部分は15年前の一人当たりの資産) インドはUSD2,800-と他の国に比べ、未だ”ずば抜けて”低い数値です。インドネシアでもUSD6,000ですから、インドの2倍以上。驚いたことに、オーストラリアはUSD204,400-、スイスにいたってはUSD285,100-とインドの100倍も”お金持ち”ということになっています。この記事によるとスイスがトップで、オーストラリアが2位、順位は不明ですが、USA(150,600-)、イギリス(147,600-)が続きます。記事には記載がありませんでしたが、日本の数値もイギリスぐらいかそれ以下ではないかと思われます。とすると日本はインドの50倍くらいの”お金持ち”ということになります。ちなみに日本の資産の伸び率は、過去15年間で39%、USAは41%、イギリスは58%ということで、日本の”失われた20年” を如実に表しています。

この記事は給与の話ではありませんが、日本人の給与はもはや決して高くないということを証明してもいます。インドなど日本に比べたらなんでもタダみたいに安くて、マハラジャのように豪遊できる、などと考えている人もいるかも知れませんが、決してそんなことはありません。ま、インドならまだ日本の”金持ち度” が感じられるかも知れませんが、ドバイやシンガポール、ましてやオーストラリアなどに行ってしまうと、むしろ発展途上国から来たような感覚に陥り、”日本の方が全然安いじゃん!” ということになってしまいます。当然ですが、いまや給与も日本のほうがずっと低いのが実態です。20年前、いや10年ぐらい前までは、日本人とみるとみな”お金持ち”と見られて、良くも悪くもある色眼鏡をもって見られたものですが、今は昔といわざるを得ません。

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