インド人の給料はどのくらい?

インドでは平均してもあまり意味がない、というようなことを以前書きました。あまりにも差があるためですが、そうはいっても大卒初任給とか運転手とかある程度基準というのはありますので、平均的インド人の給与水準というものを探ってみましょう。 下の新聞は、ある物に対して給与の何ヶ月分で買えるのかを、24年前の1991年と現在とで比較したものです。

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たとえばオートバイ。1991年には13,100ルピーで、2年1ヶ月と10日間分の給料が必要でしたが、今では価格は上がっているものの、給与も上がっているので5ヶ月と23日間分で買えるようになっています。TVですと1991年には2年と11日分だったのが、今は1ヶ月と22日間分で買えます。このデータから平均的給与が簡単に計算できます。およそ6,700ルピー/月(約13,000円)ほど。一般企業の大卒の初任給が25,000ルピーぐらいと言われていますので、平均値にしてしまうと、大卒初任給の1/4強ぐらいということになってしまいます。大卒の割合はわずか5.6%ほどですし、小学校もまともに行かない人も山ほど居て、学歴と給与はさほど関係ないのかもしれませんが、そんなものかも知れません。 社会の発展とともに購買力も上がっているのですが、家の値段(2ベッドルームアパート/デリー)だけは1991年と現在もほとんど変わらず、およそ153年分(月ではありません)と途方もない数字になっていまして、一般庶民は到底買えないということになります。下の写真のオートバイの右隣が家の値段を比較しています。コンマの位置がインド式で変ですが、13,000,000ルピーです。ではどうしているかというと大家族で住んだりして凌いでいるのですが、この話題は別の機会に。

一方、たまたま街で見かけたDomino Pizzaの従業員募集広告が下の写真ですが、12,200ルピー/月(24,400円)とあります。条件は18歳~25歳の男女。10年の教育を終えていること。日本で言うと高1終了以上です。上記の平均よりおよそ2倍の金額になります。また、写真では分かりにくいと思いますが、この広告の下半分には、2-7年の経験者をマネージャーとしても募集しています。21歳~27歳までで、給与は21,100ルピー。ほぼ大卒の初任給程です。

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もちろんこういった単純労働者ではなくて、サラリーマンであっても管理職などになると新入社員の10倍以上ももらったりする人も珍しくないですから、そうなると日本人ほぼ変わらなくなります。冒頭の平均値6,700ルピーが正しいとすると、27倍もの違いになって、インドの平均給与は?と言われるとなかなか難しい質問であることがわかっていただけると思います。世界一の金持ちが居たりして、上を見れば切りがないし、下をみても同様。 日本人の平均給与は、年収で400万円強ぐらいと言われていて、月にすると34万円ほどですが、”平均給与”というものに多くのひとがあまり違和感を持たないと思います。良い悪いは別にして、極端な差がないということと、年齢という明確な基準によって給与が決めらていることが理由でしょうか。インドの平均6,700ルピーと比べるとやはり26倍もの違いになってしまいますが、物価の実感から比較するとせいぜい5倍~10倍といったところです。額面のみとはいえインド人の26倍もの給与をもらうというのは、一地球人としてみると理不尽な感じもしなくもないですが、でも長い目でみるといずれはならされて、あまり変わらなくなってくるでしょう。

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