ターバンとインド人

日本人にとってインド人といえばターバンを巻いている、と言うイメージがあるかと思います。昔S&B食品から出された”インド人もびっくり” というキャッチフレーズのカレーがあったのですが、そのコマーシャルに出ていたインド人がターバンを巻いていました。確か箱にもターバンを巻いたインド人がデザインされていたと思います。40年以上も前の話ですから知っている人はいまや少数派かも知れませんが、カレーはその頃から国民食と行ってもいいくらいになっていますのでそのせいでしょうか。実際にはインド以外でもターバンを巻く習慣のあるところは中東などでは結構ありますが、ターバンといえばインド人、インド人といえばターバンというイメージが定着しているように思えます。しかし知っている人も多いとおもいますが、このターバンを巻いた人々は全体の2%弱ほどしかいないシーク教徒のことです。(80%はヒンズー教徒)少数派ながらインドの前首相Manmohan Singh氏もターバンを巻いたシーク教徒でした。

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ではなぜ彼らはターバンを巻くのか?それはシーク教徒は髪やひげを切らない(剃らない)からです。神あるいは親からもらった髪やひげは自然のままにしなければならない、というわけで一生切らないということです。この辺はインド西側のイスラム教に近いところがあります。シーク教徒ももともとは西のイスラム圏から移動してきた人たちですから、無関係ではないでしょう。しかし、”本当に切らなかったら何メートルあるいは何十メートルにもなって、ターバンであってもまとめられなくなるだろう?” と疑問を呈すると、”髪の毛というのはある程度長くなったら、それ以上伸びないものなんです。だから仮に髪を解いて伸ばしてもせいぜい腰の下あたりまででしょう” との解説。本当だろうか?じゃ逆に頻繁に切ったり、剃ったりしたらどんどん伸びてくるということにもなるのか? どうも非科学的な感じがしますが、でもこの解説が正しいとすると、せいぜい1-2mで成長は止まるということです。上のSingh首相の写真をみると、髪の毛はわかりませんが、どう見てもひげは切ってますよね。手入れをしている、と言ったほうが正しいでしょうが。髪の毛もこっそり切っているに違いないと思われますが、今度シーク教徒と話す機会があったら聞いてみましょう。

インドでもオートバイに乗るときはヘルメットをかぶることが義務つけられています。ところがシーク教徒はそれを免除されています。たしかにターバンの上からかぶれるヘルメットはなないでしょうね。またシーク教徒はお守りに短刀を常に身に付けているそうです。10cm~20cmぐらいの短刀で、肌身にしっかり括りつけていて、空港の荷物チェックでもシーク教徒ならば認められるそうです。ただし国内便の話ですが、ということでしたが、これも本当だろうか?

シーク教徒などインドの少数派の宗教は、イスラム教14%、キリスト教2.3%、仏教0.8%、ジャイナ教0.4%、その他0.6%。仏教はインドが発祥にもかかわらず超少数派です。その他の中にはイラン発祥のパーシー教(ゾロアスター教=拝火教)といって、死んだら鳥に肉体を食べさせる、なんて奇妙なのもあります。パーシー教では驚いたことに、近親婚(兄弟、親子など)はもっとも善行とされています。タタ財閥創始者と現会長、あるいは指揮者で有名なズービン・メータ(Zubin Mehta)などはパーシー教徒です。

 

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