公共の場所でお酒は飲めません

インドでは公共の場所でお酒を飲めません。公共の場所とは公園であったり、電車の中あるいは、クリケット場などのスタジアムであったりするのですが、もし勝手にビールでも飲もうものなら、警察が来て”逮捕” されてしまいます。逮捕というとちょっと大げさかも知れませんが、一晩ぐらい拘束されるようです。実際には、その警官にいくらかお金を渡すことで済むようではありますが。

赴任するしばらく前、そんなこと知らない私は、オープンスペースで営業している店で、たまたまKingFisherといった誰でも知っている銘柄ではなく、マイナーなブランドの缶ビールを飲んでいました。しばらくしてからそのレストランのスタッフが、”ところで何を飲んでるんですか?”と聞いてきました。”ビールだけど” と素直に答えると、大変びっくりして”こんな公共の場所でお酒を飲んでたら通報されて逮捕されます。昨日も中国人がつかまりましたよ” とあわてて飲みかけのともう一本の缶ビールを有無を言わさず店内に持ち去りました。”人のものを許可も無く勝ってに持って行きやがって” と思いつつウソを言っている風でもないのであっけに取られてしまいました。でも帰るときには、取り上げたビールを返してくれましたので、本当に好意で注意してくれたのでしょう。

ホテルやレストランで飲んだり、自宅で飲んだりするのは全く問題ないですが、レストランなどではなくて、ある特定の場所、たとえばコンドミニアムのパーティー会場あるいは会社の会議室などで飲みたい(パーティーを開きたい)場合には、ライセンスを買えばその中で飲めますが、一回15,000-ルピー(3万円)もするそうです。ライセンスはその時限りのものですので、まず”買う”人はいないと思われます。それほどお酒に対して厳しいというかネガティブなくせに酒屋いたるところにあります。酒税の魅力は強力ということでしょう。

では車のなかではどうか。たとえ運転しない人でも基本的にはNOなのですが、実際には運転者であっても家に帰る前に、一杯飲んでから帰る、なんてのは普通の事のようです。日本のように仕事が終わってちょっと一杯、という感覚でしょうが、店に行ったらお金を払わなくてはなりませんので、ビール(あるいはウイスキー)だけ買ってきて、帰宅前に車のなかで一杯、というわけです。車の外では目立つし、そこは公共の場所ですから。もちろん飲酒運転は厳しく罰せられますが、これもある程度”袖の下” で済むのでしょう。あのメチャクチャな運転はこのせいか?

日本ではどこでもだれでもお酒が買えて、基本的にどこで飲んでも問題なし。結婚式はもちろん、葬式でさえもまず酒がでますよ、なんて話をすると大変びっくりされます。”新幹線のなかでも飲めるのか?”といきなり新幹線(Bullet Train)の名前が出てきて一瞬??とおもいましたが、要は電車のなかでも飲めるのか?という質問のようです。”もちろん!それがなくてして何が楽しい電車の旅でありましょうか?” と言っても、その辺の感覚はどうも理解できなかったようでありました。

 

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