Make in India

日本でも宣伝されているでしょうか?Make in India(インドで作りましょう)キャンペーン。一昨年生まれたModi政権の下で方々のメディアを通じて宣伝されているものです。確かに労務費は日本の五分の一から十分の一くらいですから、安く作れるでしょうね。しかも鉛筆や車から宇宙ロケットまで何でも作っていますから、物つくり大国と言っても間違いではありません。

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しかし、そのクオリティーは?というと残念ながら???がついてしまいます。一言で言って作りが雑なんですね。以下の写真は参加している卓球場のドアの写真ですが、明らかに傾いていて、私のような日本人にはとても気になりますが、インド人にとっては気にならないようです。壁に付けた電源の取り口(コンセント)やスイッチなど、こういうのがいたるところで目につきます。

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それでも日本やドイツなどのメーカーが指導して現地で組み立てている車などはかなり品質が高いとは思いますが、どこかちょっと違うような気もします。内装品の質がわずかに劣っていたり、新車であってもどこか日本のものと違うというか旧式に感じます。インド人は”機能さえ果たせばいいではないか、外見がどうあろうと” とった、良く言えば実用本位ですので、”商品として売るにはそんな程度ではだめなんだよ” という認識が薄いように感じます。たとえば食品を包むラップ。日本の常識だと、箱に切るための刃というかギザギザが着いていて当然ですが、ここインド製ではただラップの巻物のみで売っています。使いにくくて仕方がないので、シンガポールで使っていた、ラップの箱をそのまま使っています。この辺の”お客の立場に立って商品を作る” という視点が欠けているといわざるを得ません。(以前インド人はサービス業に向いていない、と書いたことと同じ意味です)

ところで下の写真はドアの取ってが互い違いになっています。実はこれは”雑”に取り付けたわけではなく、意図的に左右高低差をつけて取り付けています。この建物のドアすべてがそうなっていました。この建物のなかで働く人たちも含め、複数人にその意図を聞いてみましたが、誰一人として明確に答えてくれた人はいません。この方が格好がよいと感じているのでしょうか?いまのところナゾです。

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Make in India」への7件のフィードバック

  1. はじめまして。

    現在グルガオンにある語学学校(英語)に通っているのですが、卓球場の情報を探していたところ、こちらの記事を拝見しました。

    以前、卓球をやっていたこともあり、インドの卓球場に興味があります。(そして久しぶりにやってみたいです。)

    グルガオンやデリー近郊で参加、または見学ができる卓球場などご存じでないでしょうか。もしくは、参照できるサイトなどメールで教えていただけると非常にうれしいです。

    1. YAMACIさん
      コメントありがとうございます。
      私が参加していた卓球場はグルガオンにある個人経営のところで、Sunilさんという50歳ぐらいのおじさんが運営しています。
      グルガオンのセクター49だったと思います。(50かも)
      ”参加していた”と書きましたのは、デリーに引っ越してしまったことと、暑いにもかかわらずゴルフの方に目が向いてしまい、最近はほとんど参加していません。
      Sunil Hansulasさんの携帯電話番号は98-1016-7363です。
      参加表明いただくととても喜ぶと思います。
      ただ、個人経営なのでビルの一室に2台の卓球台がおいてあるだけの施設で、道具はもちろん自分で用意します。
      私は土日のみ参加していましたが、平日でも時間を指定するとできるかと思います。
      料金は条件によって違いますが、一回2時間ほどで400ルピーぐらいだったと思います。
      ほかになにか確認したいことがありましたら、なんなりとどうぞ。
      竹内

      1. 返信ありがとうございます!
        先週末、早速行ってみました。練習後も、滞在しているsector28まで送ってくださるなど、とても親切にしてくれました。
        エアコンも効いてるし、設備は日本とほとんど変わらなくてびっくりです。
        また時間を見つけて訪問したいと思います。

        1. Yamaciさん

          そうですか、早速参加されましたか。
          Sunilさんも喜んだことと思います。
          私もちょっとうれしいです。

  2. こんにちは。初めまして。Tamarと申します。
    私は今学校のsghで、インドについて研究しているのですが、ちょうどドンピシャの記事があったので非常に嬉しく思います。
    質問なのですが、先日インドで発売された400円のスマートフォンはどうなったのでしょうか。
    もう一つ、農村部でのネット環境というのは、まだ全く広まっていないのでしょうか。

    できれば、で結構ですので、答えていただけると嬉しいです。

    1. Tamarさん

      せっかくコメントいただいていたのに、ご返事もしなくてすみません。
      じつはしばらく投稿をサボっておりました。
      ご質問の件は、地元民(会社の従業員)に聞いてみますので、しばらくお時間をください。
      竹内

    2. Tamarさん

      400円のスマートフォンについて聞いてみました。Rs.350-(約500円)と言ってましたが、まだ誰も実物を入手したものはいないということです。
      注文は1000万台以上も集まっているようですが、早くて来年の納品とか。
      会社側の言い分は、相当のまとまった数の注文をいただいてからでないと(量産効果)、この価格での供給は無理、などと言っているようですが、本当のところはわかりません。
      ”詐欺では?”との質問に対しては否定的でした。が、本当にこの価格でできるのか大いに疑問ではあります。
      多少なりとも参考になればうれしいです。
      竹内

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