便利屋

今日は事務所の倉庫の引越し日。狭い事務所の一角を部品倉庫として使っていたのですが、あまりにもせまく、部品などが入ったダンボールが山済みとなり、危険な様相も呈してきたので、隣のビルの1階に別途小さな部屋を借り、そこに移すことになりました。事務所に若い数人のエンジニアーが居ましたので、たまたま居た彼らにはちょっと不運だけど、人夫として肉体労働を申し付けることになりました。

しかし、いざ”引越し”をはじめようとすると、どこからともなく3人の人夫が現れるではないですか。”彼らは誰?” と聞くと、”Laborer”。”どこから?” と聞くと”表にいっぱいいる” とのこと。”えっ!どこに?” いっぱい人はいますが、誰が人夫でだれが物売りで、だれが物乞いなのか区別がつきません。”あちこちに散らばっているんだけど、元締めがいて、彼に声を掛けると集まってくるんだよ” とか。元締めとは駐車場で車の整理などをしている人物たちらしい。”ではいくら?” と聞くと ”荷物の量と移動先までの距離で決まるのだけれど、この量なら1,000ルピー(約2,000円)。3人で”。 およそ1時間かかりましたので、3人で分けると一人700円ほど。それだけ見るとインドの給与水準を考えると悪くないですが、普段はビルの駐車場のあたりでぶらぶらして、仕事を待っているだけですから平均したらもちろんいいはずもありません。個人の場合も含めて引越し時などに頼めたらとても便利でしょうが、残念ながらヒンズー語が話せないとどうにもなりません。

会社のローカル社員の昼食は、基本的にお弁当持参なのですが、時々弁当を忘れたり、朝作る時間がなかったといって、奥さんなど家族に頼まれて自宅から12時ごろ届けてくれる人がいます。”彼がインドで有名な弁当を専門に届ける人?”と聞いてみると、”いや、彼は家の運転手”とのこと。インドには弁当専門の届け人が居ると聞いていましたが、それはムンバイのみで、デリーにはそのようなシステムはないそうです。

ちなみにムンバイのそのシステムは、自宅から弁当をピックアップして、自転車、電車などを使い、何人もの”運び人”を経由して、目的地(仕事場)に届けられるのですが、間違える確立は限りなくゼロに近いとか。”弁当配達業組合”といったしっかりした組織があって、利用客は20万人もいるそうです。コンピューターなど一切使わず、なぜそこまで誤配が無いのかが大学の研究テーマにもなったそうです。

インドの弁当配達システム img_001

*これらの写真は別のサイトからの転用です。

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