イリッシュカレー

イリッシュ(IlishまたはIlisa)とは、西ベンガル地方(コルカタ=昔のカルカッタ)で珍重される魚の名前です。以前からコルカタ事務所のスタッフSさんより、この魚の話は自慢げに聞いてはいたのですが、獲れる時期が限られているため、なかなか食べてみる機会に恵まれませんでした。うなぎや鮭のように、産卵時に川(ガンジス川)に上ってきたときに捕まえるそうです。                                                      隣のバングラデッシュでは、この魚の産業だけでGDPの1%以上を占めると言われ、いくら分母が小さいとはいいながら、この魚の人気度がわかるというものです。ちなみにバングラデッシュと西ベンガルの食文化はほぼ同じです。                                                   7月のモンスーン期(雨期)に西ベンガルに仕事で行くことになり、とうとうそのチャンスが巡ってまいりました。                                              仕事は、コルカタからさらに車で3時間も走ったところにあるIIT-Kharagupur(インド工科大学カラグプール校)というところに行ったのですが、仕事が終わり車に乗り込むと、スタッフのSさんが、”今日は特別XXさん(私のこと)のためにイリシャカレーを予約しておきましたから” と言われたものの、正直その時までは有名というか自慢の魚のことは忘れておりました。 ”言われてみれば以前そんな名前のフィッシュカレーの話をしたな” 程度であったのですが、少なくとも普段フィッシュカレーを食べる機会はあまりないし、ベンガル地方のフィッシュカレーはまた格別なこともあり、わざわざ予約までしてくれたとはありがたし。                                                                                イリッシュ(またはイリシャ)と聞いても、どんな魚かわからないし、サイトからの写真で見せてもらっても日本名が浮かびません。ただ、写真の説明には ”Ilish Herring”とあったのでニシンの仲間であろうことはわかりましたが。(Herringとはニシンの英語名)

*インドらしい不潔感漂う備品に載ったイリッシュ。でも魚の中身も汚いということはないでしょう。この魚日本近海では捕れないそうです。

*イリッシュカレー。フィッシュカレーにはやはりご飯が合います。緑がかったカレーの色が独特で、デリー地方では見たことがありません。コルカタまで来ると、タイもデリーも同じくらいの距離になるので、タイのグリーンカレーの影響もあるんだろうか。

魚とスパイスのみといった至ってシンプルなフィッシュカレーでしたが、マスタードが効いた、これまで食べたことのない味でした。魚そのものはニシンの仲間に違いなく、正直言って日本人にとっては(少なくとも私には)特別ありがたがるほどでも無いとはおもいましたが、フィッシュカレーとしては絶品でした。S氏が自慢するだけのことはあります。

*この掲示板は、歴代IIT-Kharagupurの金属工学科をトップの成績で卒業した人たちの名前です。GoogleのCEOになったピチャイ氏は、IIT-Kharagupurの卒業とは知っていましたが、なんとここの金属工学科の卒業で、しかも1993年最優秀の成績で卒業していました。(見えにくいと思いますが、1993年 P.Sundarajanとあります) ちなみにこの日の仕事は(お客は)、1988年トップで卒業したR. Mitra先生でした。ここは20校以上あるインドIITの中でももっとも歴史があり、また人気も高く、予算も優先的に付く傾向があります。でも日本だったら誰も来ないかも知れませ。ここKharagpurという町にはこの大学しかないと言えるほどのど田舎ですから。

 

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