怒り心頭に発す

左手の指が痛くてゴルフもできない状態なってしまったのは先日記しました。左手だけの問題なので、たぶんゴルフが関係しているに違いなし。しばらく自粛していれば直るであろう、と楽観していたのですが、1週間経ち、10日経っても良くなる気配がありません。ひょっとしたら骨にヒビでも入ったか?と不安になり医者に見てもらうことにしました。前回の”耳なり” 以来インドで2回目の病院ということになります。

アポが取れたのは10日月曜日の午後4時。その日はなんと最高気温が48度を記録。歩いて行ける距離の病院とはいえ、とても歩く気になれず20ルピー(32円)払ってリキシャー(自転車式の人力車)を利用することにしました。(Govindは休暇中) わずか5分ほどの乗車でありましたが、直射日光と熱風が顔に突き刺さり、暑いを通り越して痛ささえ感じます。                     ”こんなことろで5分も歩いたら、行き倒れだな。即死かも。でもリキシャーの運転手はもっと大変だろうけど、偉いな” なんて考えていると、途中で降ろされてしまいました。      病院の建物までは行ってくれるものの、玄関までは行ってくれません。そのわずか50mほどをも歩きたくないくらい暑いのです。

今回は2回目なので、パスポートを見せるなどの面倒な受付をする必要がありません。   2階の整形外科の指定された部屋(1211号室)に行って、アポのことを告げ、しばらく待たされたものの、無事整形外科の先生と相談ができました。その先生はDr. Vinod Sukhijaというのですが、しばらく左手の指を曲げたり伸ばしたりして痛みの原因を探ってから、     ”わかりました。使わな過ぎですね。”                                   ”はー?どういう意味でしょう?”                                      ”もっと手全体を使うようにしないといけません。ゴルフで一種類の使い方しかしていない、ということかな。毎日このように「むすんで、ひらいて」を少なくとも10分一日3回はやるようにしてください”                                                  ”じゃ、骨には異常がない、ということですね?”                             ”レントゲン写真を見てみないと確定的なことは言えないですが、99%は筋肉の問題だと思うな”                                                    ”そうですか。じゃ、むしろいっぱい動かした方が良いということですね?”            ”そういうことです。この後レントゲンを撮って、明後日同じ時間に来れますか?”         ”了解です。では明後日よろしくお願いします”

そして明後日約束の時間に行って、受付でアポの紙を見せると、               ”しばらくそこの椅子で待つように” 30分近くも待たされたでしょうか、その受付が受話器を片手に私を呼んでいます。出てみると、回線状態が非常に悪く、良く聞き取れなかったのですが、Dr. Vinodと繋がっているようです。                                              ”状態はどうですか?”                                          ”アドバイスを実行したせいか、大分良いみたいです”                      ”実は私、今デリーに居ないんですよ。またの機会にしてもらえませんか?”           ”ええー!? この時間に来いと言ったのはあなたですよ!この診察表にも書いてもあるし”  ”#$?X+**・・・・・” それからは雑音も多く、何を言っているのかほとんど聞き取れなくなってしまいました。でもこちらの言っていることは聞こえていたようです。そんないい加減な先生であっても、1100ルピーも払ったレントゲンの結果を聞かないわけにいきません。 これがなければ電話を一方的に切ってさっさと帰ってしまうとろなんですが、そこは忍の一字にて、”ではまた来週の火曜日同じ時間でOKですか?”                           ”了解です”                                                            なんと、医者ともあろう人間が自分で指定したアポを一方的にすっぽかすとは・・・・。しかも”申し訳ない” の一言もありません。すくなくとも私には聞こえませんでした。

事務所に帰るべく酷暑の外に出るとさらに怒りが増幅され、帰社後3人の社員に事情を話すと、2人は同情して、自分のことのように面目なさそうにしていたのですが、別の一人は” 医者のようなりっぱな人でもそんなことするんですね、ハハハ” などと笑い飛ばすのを見て、さらに怒り心頭に発し、” お前は同じインド人として恥ずかしいと思わないのか!!” と医師に対するよりもさらに怒りが込み上げましたが、それも詮方なし。インドではそんなもんなのかも知れません。

 

怒り心頭に発す」への2件のフィードバック

  1. お察しします・・・・。
    先生は急用(休養ではないでしょうが)が出来たのだとは思いますが、
    謝らないのはいけませんね。腹がたちます。
    まったくインド人の辞書には謝罪と言う言葉はありません。

    それから、熱いとキレるのが早くなります。
    下界でも喧嘩してるインド人を見かけます。
    沸点が100℃として48℃からスタートですから。

    あと、サイクルリクシャーは玄関まで行けないと思います。
    入ると叱られると思います。
    ちなみにオートリクシャーでも高いホテルでは外で降ろされます。
    早く回復する事をお祈りします。

    1. サントーシーさん
      コメントありがとうございます。
      日本人の場合、誤ってくれればまあなんとか収まるのですけどね。
      次のアポにのこのこ行くのさえ嫌気がさしています。
      でもレントゲンの結果だけは確認しとかないとなー。ち

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