ワークシェア

自宅居間にはソファーは備え付けられていますが、座り心地がいいものとは言えず、いや正確に言うと寝転がってTVを見たり、本を読むには適していないので、リクライニングチェアーを購入することにしました。

地元のスタッフに良い家具屋はないか?と聞くと事務所の近くのGIP(Great Indian Place)というショッピングモールの1階にあるLife Styleという大きな家具屋がよいであろうとのアドバイス。早速仕事の帰りに寄ってみると、運よく50%引きセールを実施中。ソファーや食卓など日本の家具屋とほとんど同じように展示されており、適当なものがあるに違いないと、最初に目に留まった店員に”リクライニングチェアーはないか?”と聞くと、”ありません”とつれない返事。ちょっとがっかりしましたが、あたりを見て廻ると、ソファーでリクライニングが出来るのもありましたので、”じゃ、これらのソファーのバラ売りはしているか?”と別の店員に聞くと”OK”とのこと。しばらくして”本当はソファーではなくて、1人用のリクライニングチェアーが欲しいんだけど”と言うと、”あ、それならこちらにありますよ”とあっさり。さっきの店員はなんだったんだ!ま、これもインドではおなじみのことですが。

しかし選択はたった2種類。決めるのに1分もかかりませんでした。50%引きで20,000ルピーほど(約4万円)。自宅までの配達と組み立て料込み。多少の税金も上乗せされますが、こちらはお酒とちがって、州をまたいでも”越境税”はかかりません。では今度の土曜日に配達いうところまでは良かったのですが、組み立ては別の人が後日伺います、とのこと。しかもなぜか配達から48時間後というわけの分からない時間制限つき。48時間後は平日だし、”じゃ、自分で組み立てますけど”と言うと、”輸送中の事故や部品が足りないなど、もしなんかあったときに保証できませんが”と言われると、インドの物流のひどさを日々身にしみて体験している私としては、即”分かりました。では別途お願いします。でもなるべく翌日の日曜日に組み立てるようにしてください”とお願いして買い付け終了。でも日曜日には来てくれないだろうな。。。

さすが民間企業、ちゃんと事前の連絡が来て土曜日に荷物は届けられました。その配達人に、”組み立て屋さんは何時来るか知ってる?”と聞くと”明日”というではありませんか。一応ちゃんと聞いてくれていたんだ、とうれしくなりましたが、でも心のなかでは半分は疑っていました。案の定、日曜日にはなんの連絡もなくて、月曜日になって”今日の夕方行きます”との電話。でも当初の予定通り”48時間後”だから立派なもんです。

IMG_0257IMG_0258

しかしなぜ配送と組み立て人が別の日に来るのか。恐らくデリーから来るのでどちらも1時間以上掛けて来ているはずです。配達人は2人だったし、彼らが組み立てれば一回で済むのに。組み立ても見ていると誰でも出来そうです。案内書もついているし。日本人の感覚では分かりにくいですが、この”分業”はインドでは普通のことなんだそうです。分業というかワークシェアーがはっきりしています。もちろんどちらが上位の仕事でどちらが下とかいうわけではなくて、なるべく多くの人に仕事を分散しているように見えます。言い方を変えると、わざと非効率にしているわけです。なにせ人だけは山ほどいますので。

IMG_0079

私の住むアパートでも”エレベーターボーイ”というのが常駐しています。何をやっているというわけではありません。デパートのエレベーターガールと同じように、ご利用階を聞いて、そのボタンを押すだけです。若いお兄ちゃんが一日それをやっているのです。お陰で今では顔を見ただけで私の階を押してくれるようになっていますが。アパートのゲートでもなんと6人もの”ガードマン”がたむろしています。何をするわけでもありません。外部の人間が入るときには一応チェックしてはいますが、1人で出来る仕事です。そして地下の駐車場にも曲がり角毎におじさんが座っています。車が近づいたら、ただ手を動かして誘導するようなしぐさをするだけで、全く必要性は感じません。申し訳ないですが。

とにかく本日より安楽椅子でTVをみたり、本などが読めます。たぶんしばらくしたらうたた寝してしまうでしょうが、パイプ椅子でうたた寝するよりはずっとましでしょう。しょっちゅうエコノミークラスで夜を明かしている私ですから、もうベッドも要らないかも。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA