冷房病

連休後、ニューデリーでは45度を超す酷暑かと思いきや、意外に涼しい日が続いておりました。涼しいと言っても、インドの酷暑期ですから40度近くにはなるのですが、その程度であれば空気が乾燥しているので、日陰に行けばさほどでもなく、風があれば爽やかささえ感じられます。5月20日ごろにはシンガポールからお客さんも来ていたのですが、彼らも意外だったらしく、シンガポールより過ごしやすいかも、と言っておりました。

それでも事務所は冷房のみのA/Cがフル稼働しております。なにせ温度調節がついていないので、放っておけば部屋の温度は下がる一方です。歳も歳だし、インド人と違って体温が1度近くも低い日本人には時々耐え難いほどになります。そんな時は冷房のスイッチを切るだけのことですが、仮に私がそうしてもいつの間にやら地元民がまたスイッチを入れるので、切ったり入れたりで、安物のA/Cを入れたお陰で返って電気代は高くついているかも知れません。A/Cは入れっぱなしの方が電気代が安くつくというのは本当みたいですが、それはインバーターのA/Cであることが前提でしょう。それにしてもいまどき温度調節の付いていないA/Cとは!!インドではまだ普通のことだそうですが、そんなA/Cが存在していることすら夢にも思いませんでした。

シンガポールからお客さんが来ていた2-3日間は、会議を中心にずっと事務所におり、寒いな、と思いつつも、いちいちスイッチを切りに中座するのもはばかられ、我慢しているうちに、体の調子がおかしくなってしまいました。どうも冷房病にかかってしまったようです。      体がだるく、食欲不振、消化不良で下痢気味。エネルギー補給が不十分になるので、ますます寒さが応え、家ではA/Cなしの方が快適に思えるほどでした。A/Cなしの部屋は、夜でも35度を超えていたかと思いますが、じわりと汗をかきつつも、冷房病の私にはむしろその方が快適というか、耐えられる状況でした。

翌週の月曜日、”寒さ対策” のため、一枚余計に着て会社に行ったのですが、その日からニューデリーの本来の暑さが戻ってまいりました。じりじりと目のくらむような、風が吹いてもそれを避けたくなるような暑さです。しかもその日は外に出る用事があり、車のA/Cが壊れているのではないかと思わせるほど強烈な暑さです。車窓から外をみると、それでもそんななかで力仕事をしている地元民が少なからずおりますので、これでは毎年暑さのために何千人も死者が出るのも頷ける、というものです。

冷房病は今日あたりから、すなわち4-5日して回復の兆しが見え、病気というほどのものではなかったかも知れませんが、おいしくビールを飲んで食べられるのは幸せなことであります。気力があれば、などと言いますが、やはり健康な体があっての気力だと思います。気力でカバーなんてのはウソです。少なくとも凡人には。

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