クリケット体験 その2

さていよいよ生まれて初めての、そして最後になるであろうクリケット体験です。      ラッキーなことに事務所からすぐのところに公共の運動場があって、クリケットだけでなく、テニスコートプールや卓球場、ヨガ道場なども。クリケット場を借りるのに、一人1,200ルピー(1,900円ぐらい)は、インドにしてはちょっと高い感じがします。クリケットは裕福な人が楽しむスポーツなのかも知れません。

*ヨガクラスの案内と右がクリケット場の入り口。

最初のイニングは攻撃側(打者=バッツマン)で、3番打者を指名されました。しかし、野球とは違い3番、4番が好打者というわけではありません。アウトにならなければ一人で何点でも得点できるのです。理論上は無制限に。打ったらバットを持ったまま15Mほど走らねばならず、それが続くと結構疲れます。片道走ると1点、往復で2点得点となります。                                                      ピッチャー(ボウラー)は、チームのなかから6人がそれぞれ6球ずつ投げます。(もちろんいろんなバリエーションがあります)野球のように投げる専門がいるわけではありません。独特なフォームで、一般的にはワンバウンドで投げて、打者の後ろにある”ウィケット”と呼ばれる3本柱に当てて、上に載っている”スタンプ”という木片を落とすことで打者をアウトにできます。打者はボールがウィケットに当たらないように、打ち返すわけです。

*試合開始直前。天気に恵まれ、皆さんやる気十分です。

*このバッツマンが大変上手で、確か一人で50点以上稼いだと思います。

*クリケット専用の得点記録用紙。誰が何点取ったかが、そして合計得点が一目でわかるようになっています。

早速”クリケット体験その1”に読者から感想が寄せられました。                     ”ルールは分かったけど、何が面白いのか分からない” と。うーん、確かにそれも分かるような気がします。クリケットの場合は前後左右どちらに打ってもいいので、バットに当たりさえすればいくらでも得点できそうな気もします。しかもバットは丸い棒じゃなくて、平べったい板のようなものですので、当てるだけならそう難しいものでもありません。でもそんな風に感じるのは”草” クリケットだからでしょう、たぶん。                                             それにしても、この日は改めて自分の歳を感じました。ちょっと走っただけで疲れる、ボールが取れない、投げられない・・・自分の頭のなかではキャッチできるはずだと命令しているのですが、なぜか手にも触らずすり抜けていってしまいます。動体視力が落ちるというのはこういうことなのだろうか。投げても、30mぐらいしか投げれません。”こんなはずではない!” と思っても、頭のなかと体は大きく乖離しているようで、情けないことこの上なし。よってピッチャー(ボウラー)なんてとてもとても。                                              そうなると、やはりいまいち楽しめません。 2イニングのみやって私は引き上げましたが、ランチの後、多くのメンバーは3イニング目を楽しんでいました。やっぱ、みんな若いしな。 私には、”そんなに面白いか??”と思えても、彼らはクリケットの楽しみ方も違うのでしょう。考えてみれば、ゴルフだってテニスだって、最初からそれほど面白いと思えたわけではなかったですから、何事もそこそこやってみて面白さが分かってくるのでありましょう。

 

 

 

クリケット体験 その2」への2件のフィードバック

  1. 私は1番バッターで一人で30点ほど稼ぎ勝利に貢献しました。
    クリケットの場合、二人一組で最初の二人がポイントゲッターです。

    ゴルフも前に打ちますし、野球に慣れていると
    (私は高校時代ソフトボール選手で、その後は草野球をやっていました。)
    前方90度のフェアのエリアには打てるのですが、
    自分の後ろになんてとても打てません。

    1. サントーシーさん
      なかなかのスポーツウーマンだったんですね。
      しかも女性で野球をやるってのは立派というか、珍しいというか。
      ならばゴルフも絶対上手になりますよ。インドで108回ラウンドしたそうですが、まだこれからです。

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