クリケット体験 その1

インドで最も人気があるスポーツといえばクリケットです。日本ではまったく人気がありませんが、一説には世界で最も競技人口が多いのはクリケットだとか。 インドとパキスタン、バングラデッシュがあるからです。バングラデッシュも人口1億を超え、その3国合計すると16億人近くにもなります。                                          私もこれまでの赴任地(オーストラリア、シンガポール、インド)はすべて英国連邦。よってどこもクリケットは1-2を争う人気スポーツで身近だったのですが、ルールもわからず、口で教えてもらっても理解できずで、ほとんど関心を払ってきませんでした。多くの日本人はそんなもんだと思います。

およそ20年ほど前、仕事でバングラデッシュに出張した際、まず現地代理店を訪れたのですが、その日はクリケットの試合の日だったようで、代理店の社長は、                            ”仕事なんかしている場合じゃないよ、XXさん。一緒にクリケットを応援しようぜ” と言ってTVの前から動こうとしません。                                         おいおい、わざわざ東京から来たんだぜ。それは無いだろう!                                                 ”こんな面白いものないよ。仕事はあとあと” 。バングラデッシュの相手はどこだったか覚えていませんが、とても大事な試合だったのでしょう。郷に入ったら郷に従え、とも言うしクリケットに関心はないけど、のんびり行くか・・・そのころはWiFiなどという便利なものは無く、ダイアルアップと言って、”ピコ、ピコ、ピコ、ジージージー、ピーー”とか鳴って、やっとEmailに繋がるような環境でしたが、それなりに仕事も出来たのでまあいいですが、クリケットは彼らにとってそれほど熱狂させるものなのです。

インドに赴任して4年が過ぎようとしていますが、クリケットの話題になることも多いものの、私はまったくついていけません。                                      ”野球に似ているように見えるけど、点数の見方もルールが分からないし。昔オーストラリアにいるときも、教えてもらったけど、聞いてもよくわかんなかったよ” なんて言っていると、                ”じゃ、一度実際にプレーしてみるのが一番ですよ。今度計画しましょう”  そんな話になったのは1年も前ですが、なかなか実現する機会がなく、ほとんど忘れかけていたところ、       ”来週クリケットグラウンドを予約しましたから、やりましょう。一人1,200ルピーです。道具は用意しますので、運動できる服装で来てください”                         ”ほー、そうですか。それはありがと。じゃ、事前に勉強しておかないとね”              今はGoogle先生がなんでも教えてくれますし、実際自分でプレーするとなると読み方がまったく違ってきます。確かに野球にはちょっと似ているけど、だいぶ違うことが分かってきました。だけどそれほど難しいものでもなさそうです。デリー事務所のスタッフと運転手のGovindなどを入れて総勢20人を2組に分けてのクリケットマッチです。(正式には1組11人なのですが、バリエーションで何人でも楽しめるらしいです)・・・ 続く。

クリケット体験 その1」への2件のフィードバック

  1. 私も最初はルールが解らないので面白くないのだと思っていました。
    それでルールを勉強したのですが・・・
    知れば知るほど、どこが面白いのか解らないのです。
    前職の時に女子も部門対抗マッチがあって私も参加しました。
    ゴルフで培った打撃で得点を重ね勝つ事ができ、
    少しは面白かったのですが、アウトになるまで打ち続けなくてはならず、
    疲労困憊しました。

    1. サントーシーさん
      確かに、なにが面白いのか判らない、というのも分かるような気もします。
      野球と比べるからでしょうか。
      私もたいして走ってもいないのに(打ってもいないのに)疲れました。
      ”テストマッチ”なんて、あれを延々一週間もやっているということですから信じられません。
      見ている方も疲れてしまうでしょう。

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