インドも寒い

日本から見るとインドというと”いつも暑い” という印象でしょうが、インドは大国であり、北のカシミール地方にはスキー場もあるし、同じ時期に南部では30度を越します。ニューデリーは北部に属し、しかも内陸に位置するため、夏は45度を超え、冬は5度以下に下がります。(マイナスは無い)                                                    クリスマスを迎えるこのところは今年一番の寒さで、ニューデリーでは4度まで下がりました。私のアパートの中でも、朝起きると吐く息が白く見えたこともあり、そんな時は10度を下回っていると思われます。部屋には電気ヒーター2つありますが、一つは買ってからまもなく壊れてしまい半分しか機能していません(800ワットのところ400ワットのみ)。部屋を暖めるというには程遠く、アイロン掛けなど作業している分には問題ないのですが、じっとしている時には、ヒーターをまん前に置いて暖をとるという、極めて侘しげな風景になります。                 シャワーからはもちろんお湯は出ますが、お湯の出方は誠に元気なく、温まるというより、冷え切るまえに、気合を入れて体を洗ってしまわなければならない、というようなこれまたつらいというか、インドらしいというか。ホテルでもお湯が出ない、ということもしばしばですからね。日本の生活環境が恵まれすぎているのかも知れません。                  夏には一日に2回以上も浴びていたシャワーも、冬には毎日浴びるのも面倒になり、それでもどうってことないな、などと新しい発見をしたような気になったり。

インドではホームレスが山のようにおり、日本の比ではありません。彼らにとって、夏も大変ですが、冬はもっと厳しいものになります。私のアパートの近所にもいっぱいおり、彼らは少なくとも雨を凌げる陸橋の下などで、毛布に包まって夜を過ごします。彼らの生業はわかりませんが、物乞いであったり、掃除人夫として日銭を稼いだりしているものと思われます。 同じ陸橋の下というか、道路の脇で火をたいて、チャパティなどを作っているところを見ることもよくあります。燃料は、あたりから集めた木々や、乾燥させた牛の糞でしょう。もちろんそれなりの”カレー” も作っているに違いありません。が、水はどこから?、トイレはどこで?お風呂は冬の間ずっと入らないのだろうか?などとあまり追求したくない疑問点はいっぱい出てきます。                                                    たまに彼らがまったく居なくなることがあり、それはデリー政府が立ち退かせているようなのですが、どこからともなくまた戻ってきます。デリー市がホームレスのためのホームを用意できるとも思えないので当然ですね、ホームレスですから。

*朝6時ごろの陸橋の下のホームレスたち。左側の女性がちょうど起きたところで、これから食事の支度などをするのでしょう。

*同じ陸橋の下、右側半分の風景です。全部で20人ぐらいは寝ています。

親が居ない、ストリートチュルドレンも方々に居るようですが、以下の新聞記事によると、彼らを利用する悪い大人が居て、日中は彼らを何らかの仕事をさせて、夜は食事を与えるのでしょうが、ビデオを見せたり、寒さに対する感覚をマヒさせるために麻薬を与えたりする、というから驚いてしまいます。そしてビデオや麻薬の代金を日銭から差し引くというのですから、”あこぎ” なものですが、彼らもそうやって生きて行くしかないのでしょうか。

 

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