酒類販売ライセンス

私のホームコースと言えるグルガオンのゴールデングリーンズゴルフコース(通称GGG)は、夏でもコース上の芝がところどころ薄茶色に枯れている、あるいは剥げて土が見えたりしているので、”ゴールデングリーンズ(金色というか薄茶色だから)” と言う名前になったらしい、というまことしやかな話もありますが、事実日本でこんなゴルフ場だったらぜんぜんお客が来ないであろう、と思われるところです。しかし、インドでは良い方とはいえないまでも、なかなかチャレンジングなコースで、私にとってはゴルフを楽しむという意味では十分です。

*GGGのクラブハウス。早朝なので薄い霧がかかっています。悪名高い大気汚染も混じっているかも。

しかし、10月に入って大きな問題が発生しました。それは酒類のライセンスが切れて、お酒を出せなくなってしまったのです。ある日のコンペでは事前にそのことを知らされておらず、ゴルフで大汗かいて、シャワーを浴びたあと、ビールを飲みながらの成績発表、というのがもうひとつのお楽しみだったのですが、いきなり”今日はお酒が出せません” の一言。    みんな、”ええー!!” とがっかりすることおびただしく、”近くの酒屋で買って来い” とか” 今日だけ何とかならないか?” などと詰めよりますが、真面目な経営者なのかなんともなりません。場所を変えるという方法もありますが、シャワーを浴びて、いざこれから食事と言うときになって、30人近くの団体で別の場所に変えるというのも簡単では無いなので、ビール無しで強行しましたが、盛り上がらないこと甚だしく、成績発表もそそくさに、食事の後皆様三々五々別の場所で飲み直しならぬ、”仕切り直し”をした人たちも多かったようです。

 

*GGGレストランの中。これは朝の様子ですが、お酒を出さないとお昼ごろも閑散としています。

インドでは酒類を提供するライセンスを取得するのは簡単ではなく、相当の金額を当局に納めなければなりません。それはそのレストランとかの格付けで決まり、このゴルフ場は”5スターホテル”と同格と認定されたらしく、年間5百万ルピー(800万円)ほどを払わなければならないそうです。この金額を土日だけで稼ごうとするなら、単純計算で一日85,000円ほど利益を上げねばペイしません。ビール一本、仮に市価の4倍で売ったとしても340,000円の売り上げが必要となり、一本750円として450本売らねばならないことになります。いくら日本人や韓国人がお酒が好きであっても(中国人はあまりいない)、一回のコンペでせいぜい30人程度ですから、仮に2組コンペがあったとしても一人で7.5本も飲んでもらうことになります。それはさすがに無理。すなわち、5百万ルピーというのはこのゴルフ場が払える金額ではないのです。                                              酒が出ないならほとんどの日本人、韓国人グループはこのレストランを使わなくなります。ライセンス料を払ってもペイしない。かといって、払わないとレストランは開店休業状態、というジレンマに陥ります。このレストランの料理そのものはなかなか評判がよろしいので、できれば使いたいのですけけどね。                                   インドですから例によって”大人の解決”があるはずなのですが、私の口出しすることでもなし、GGGには気の毒ですが、しばらくは他のお酒が出せるレストランを使うことになるだけです。

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