逆走には慣れたけど

日本人関係のゴルフの集まりは、多くの場合はグルガオン(デリー南西の隣町)にあるゴールデングリーンズという場所で開催されます。今の時期、受付が5:30から、プレー開始が6:30~7:00ごろになり、デリーからは空いている早朝でも車で1時間ほどかかりますので、4時前に起きて、4:30には出発しなければなりません。それどころか、ニムラナというデリーから見てグルガオンの反対方向、そこは既にグジャラートという隣の隣の州になりますが、日本企業の工場地帯もあり、そこから来る人も結構います。ニムラナからゴルフ場までは2時間ぐらいかかりますので、その辺に住んでいる人たちは3時前に起きることになります。                                                     それでも、そんな早起きをものともせずコンペの時には皆ちゃんと来るのですから、ゴルフとはよほど面白いものなのか。もっともインドでは休日にゴルフ以外にこれと言ってやることもない、娯楽がない、というのも事実ではあります。                                                      4:30といえばもちろん世間は真っ暗。そんな週末のある日のこと、日中では考えられないような空いた片側2車線の道路の内側車線を(MGロードという幹線です)、70Kmぐらいのスピードで調子よく走っていると、オートバイが正面から逆走して来ました。逆走には慣れているものの ”バカヤロー、逆走するなら道の端っこを走れ!” と心のなかで叫びつつ、なんなくかかわせました。オートバイですから、車幅はないので、ちょっとハンドルを切るだけでかわせます。ほっとする間もなく、今度は2つのライト、すなわち自動車が真正面に現れました。 すわっ!正面衝突!!                                         幸か不幸か、その対向車はまったく避ける気配なく、堂々とこちらに向かってまっすぐに走ってくれたので、私の車が左によけることで、間一髪正面衝突を避けられました。 冷やせをかきながら、”インドとは言え、まったくひでーマナーだな!”。 ところが、左側の車線に移って、前方を見ると、後から後から車が繋がって来るではないですか。 なんと、そこの部分は一時的に片側対面通行になっていたのです。                             しかし、何の案内もなく、2車線の道路を2つに区切るでもなく、人が立って案内をしているわけでもありません。いきなり、なんの前触れもなく、真っ暗のなか自分の走っている車線が、反対方向を走る車の車線になっていたのでした。”おいおい、デリーポリスは何をしてるんだ!?これでは事故らない方が不思議だろ。せめて”左を走れ” とか”対面通行中” とか何とか表示しておけよな” 仮に昼間であれば、反対車線が工事かなにかで通行止めしているのが見えたかも知れません。しかし街灯もほとんどなし、信号も機能していない真夜中の道路でこんなことをされてはたまったものではありません。

気を取り直して、その先しばらく行くと、今度は”DELHI POLICE” とかかれた黄色のバリケードのようなもので道路を半ば封鎖しています。そこは大きくゆっくりと左右にハンドルを切らないと先に進めません。”今度はデリーポリス、なんのためにこんな迷惑なことやってるんだ!こんなことをやって何の意味があるんだ?” 事件でもあって検問している、というなら分かります。しかしPoliceは道路脇の椅子に座って、なかば居眠りしているだけです。ただ、通行の邪魔をしているだけにしか見えません。ライトが壊れたまま走っている車もあるので、そんな車に突っ込まれたら、お廻りさんたちもただでは済まないでしょう。        ”そんなことしている暇と人がいるなら、この先の対面通行を案内しろよな”。             まったく理解に苦しみます。

 

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