街の靴屋さん

CAの面接試験が行われていたバンガロールのホテルを出て、事務所へ向かう途中、一緒に歩いていた現地スタッフがある店の前で急に止まりました。何だろう?と見てみるとそこは靴屋です。そのスタッフはムンバイから来ていたのですが、そこはハンドメイドの靴屋で、ちょっと興味が沸いたようです。そういえばデリーでは靴の修理屋にはお世話になったけど、ハンドメイドの靴屋にはお目にかかったことなかったので、私も覗いてみました。                                                    彼は現地の言葉で値段を聞いているようです。一足3,500ルピーほど(約5,600円)。    まあまあの価格です。インドでは決して安いという金額ではありません。           でもその彼は即買うことに、というか作ることに決めました。ほうほう、なかなか決定が速いね。”以前もこんな店で作ったことあるの?” と聞くと ”いや初めてですよ”  ”ふーん、そうですか。なかなか良さそうだから私も作ってみようかな” と私もなんとなく即決。彼とまったく同じスタイルの靴を作ってもらうことにしました。

*店と言えるような構えではないですが、インドではこんなもんです。左の人物が会社のスタッフで、足の採寸しているところです。

*”店内” の様子。雑然としていますが、靴そもののはなかなか高品質に見えました。バッグなんかも吊るしてありましたが、ちょっとセンスが・・・

靴下を脱いで、足の型取りと甲の部分の外周の長さを計って終了。これで甲の部分の高さが決まるのでしょう。いつできるのかと聞くと、”20日後です” ”え!?今日帰るんだから、今日出来なかったら持って帰れないよ” ”いや、出来たら郵送してくれるんですよ。送り先をここに書いてください” ”それはそれでいいけど、ちゃんと送ってくれるんかね?” ”まず、2,000ルピーを支払って、到着したら残金を払うことになります。現地のスタッフに残金を渡しておいて、納品を確認したら、残金を持ってきてもらうことにしますから大丈夫でしょう” なるほどね。インドの配送システムはまったく信用できないと思うけど、もう乗りかけた船だからダメもとで試してみるか・・・デリーの事務所に送ってもらうことにして、名刺を置いてきました。

*白い紙の上で足の型取り。鉛筆で足の回りをなぞるだけです。私は左右の大きさがやや違うので両方の足を同じ紙の上で交差させて型を取りました。

事務所に着いてこの話をしてみると、ある別のスタッフは、”そういうのどうなんですかね?地元の靴屋でつくるなら、作っている途中で”試し履き”などできるからいいけど、一発勝負ですからねえ。修正するならまたここに来なくちゃなりませんよ”                         なるほど、それもそうだけど、もう遅いよ!                               ハンドメイドの靴屋はデリーにもないことは無いようです。昔は時計修理屋とか街の電気屋とか写真屋(現像屋)があちこちにあったように、ハンドメードの靴屋も普通にあったんでしょうが、今や会社というか工場で作った多くの靴の中から選べばまず問題ないでしょうから、さすがのインドでも珍しい存在になりつつあるのでしょう。                                  同じように、インターネットのおかげで、駅前にあると相場が決まっていた銀行の店舗とか不動産屋の店舗なんかもこれからは無くなっていくんでしょうか。もう店舗に行く必要がないですからね。                                                とにかく20日後にちゃんと届くか?またその履き心地はいかに?追って報告します。

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