初めて歯医者に行く

一般的にインド人は不器用ですし(少なくとも私にはそう見える)、いい加減な処置で良しとする傾向があります。それをインド人は”ジュガード” (意味は一時的な対応とか工夫) などと言ってインド文化のひとつのように考えているようですが、日本人からしたらそれは単なる ”その場凌ぎ” 以外なにものでもなく、全く評価に値しないと思えます。

そんなインド人の特性と”文化”を知っている私としては、歯医者にだけは行きたくないと考えていたものの、2日ほど前に奥歯のクラウンが外れてしまいました。10月には日本に一時帰国する予定があるものの、まだちょっと時間があるし、”うーーん、これはどうしたものか?”

*外れたクラウン(金属)。背景はティッシュです。                                                       ちょうど日本からお客さんが来ていたので、そんな話題を持ち出したところ、”私はアロンアルファーでくっつけて、いまだに問題ないですよ” などと意外な情報。 でも、いくらなんでも自分で接着剤で付けるよりも、インドとはいえ、歯医者にくっつけてもらう方がまだマシであろう。あの、音を聞いただけで鳥肌が立つようなドリルを使って治療するわけでもないし、ただ外れたものを装着するだけ。そう考えた私は翌週月曜日、会社のスタッフに事情を話して適当な歯医者を紹介してもらうことにしました。そこはあるスタッフの奥さんがかかりつけの歯医者でした。

*歯医者の入り口。2人の男性は一緒に待っていた患者ですが、何を思ったか写してくださいとばかりに笑顔で入り口に立ってくれました。

*待合室の中。例によってヒンズー教の神様が飾ってあります。ちょっと不気味。

先生の名は、Dr. Pankajさんという、歳のころ40歳くらいの男性。歯科技術は日進月歩なので、歯医者は若い方が良い、などと日本では言われていましたが、インドではいかに。 3人ほどの”歯科衛生士” らしき女性と受付と会計の担当の女性らですべてです。日本の歯科医院もそんな感じでしょう。しばらく待ったのち、例の、歯科ではおなじみの椅子に案内され、そのまま座ろうとしたら、”靴を抜いでください”。日本だったら、中に入った時すでにスリッパになっていますので、そんなこと言われたこともなく、インドの歯医者に来たことをやや実感。                                                     外れたクラウンを見せて、”左の奥歯にはめてください” と説明しました。          ”何時外れましたか?” ”2日ほど前ですけど” ”うーん、いやもっと前でしょう” ”いや、ちょうど2日前ですけど。。。”                                         なぜそんな事を言うのだろう。インドの歯科医は”強欲” と聞いていたので、外れてから時間がたっているので新しく作り変えさせよう、という魂胆か?                  ”このクラウンは相当前に作りましたね?10年以上?” ”覚えていないけど、たぶん”      この質問も同じ意図か? ところが一度試しに嵌めてみると、見事にぴったりはまり、取れなくなってしまいました。”さすがは日本製。よくできているだろう。新しく作る必要などないのさ” と心のなかでつぶやいたのでした。                               それが通じたかどうか。 なんとか再度はがして、日本と同じようなプロセスで接着に取り掛かりました。でも、バキュームというのでしょうか、細いパイプを口の中に入れ、水などを吸引するのも同じなのですが、口に入る部分は換えていそうもありません。消毒もしているのかどうか??チッシュで拭くぐらいのことはしてるかも。日本は確認したことないですが、聞くまでもなく患者毎に換えているでしょうね。                                     かかった時間はおよそ15分。費用は1,000ルピー(約1,650円)でした。ま、日本よりは安いでしょう。”食事は一時間以降で、24時間は反対側の歯で噛んでください”   このあたりもほぼ同様のアドバイスです。                                        というわけで、歯医者にかかったというほどではないですが、初めてのインド歯医者は無事終了。いまのところ問題なく快適です。

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