口座開設に2ヶ月!?

久しぶりに仕事関係のお話しです。                                  地元の銀行に口座開設が必要となり、SBI(State Bank of India=国立銀行)に申し込みをすることになりました。既に日系の銀行に口座はあるのですが、取引の関係上地元の国立銀行に口座がないと入札資格等いろいろ不都合が生じる可能性があるためです。SBIのサイト情報から必要な書類を準備し、口座開設の申請をしたのが7月上旬。しかし1ヶ月経っても開設されたという報告がないので、担当社員に ”どうなった?” と聞くと、”申請はとっくにしたのですが、なにせ国立銀行ですから時間がかかっているようです”                ”こちらから大金を預けてあげるっていうのになんでそんなに時間がかかるわけ!?お金を貸して欲しいって言ってるんじゃないんだよ!”                          ”それはそうなんですけど、なにせ国立ですから。民間銀行なら2-3日でOKなんですけど。余計な手続きが山ほどある上に、行員も働かないんですよ。なにぜ潰れることはないですからね。それに外国企業と取引するのは今回が始めてとか言ってまして”          ”うそ言え!外国企業とはじめてだなんて、あるはずねーだろ!”                                                  またここでもパブリックセクターとプライベートセクターの違いが顕著に現れました。           インドには国立と民間の2種類があるのですが、民間の銀行が普通に使われだしたのはついこの10年ぐらいとのこと。インドでは銀行といえば”国有”という感覚がいまだ強いそうです。確かに国有なら潰れることはないですから、お金を預ける側にとっては安心です。インドの農村ではまだほとんどが国立銀行しか使われていないそうですが、利益をださなくとも、働かなくとも潰れないところならば、当然効率は悪くなります。

民間銀行の多くは住宅ローンを扱うところから始まったところが多いとか。確かに、お金を預けるのではなくて、借りるのならば利用者側にとってはその銀行が潰れようがどうってことはありません。銀行にとっての担保は、客が買った家があるわけですから、銀行側もまあ安心です。そんな経緯で、民間銀行も発展、信用され、いまでは都市部の多くの人は国立銀行などは使わなくなってきているそうです。

結局、膨大な書類を提出し2ヶ月近く経ってから、私もSBIに呼び出され、あらゆるID(パスポート、FRRO、AADHARR等)を見せて、コピーを取ってサインをし、指紋をとられ、ようやく口座開設の準備ができました。本当に開設されるのは当日の夕方になるそうで、そのとき最低10、000ルピーほどの現金を新たに持って来い、との仰せでありました。ここでいくら貯金をするかは書きませんが、仮に日本の銀行で申し込んだとしたら、VIP扱いされるに違いない金額です。しかしインドではなんか”預金させていただきます”みたいな。いわゆる殿様商売で、客商売という感覚はないと思います。行員たちもさぞ居心地がいいことでしょう。

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