冷凍ごぼう

言うまでもなく、インドでは基本的に牛肉は食べれません。牛肉など食べなくてもどうってことはないのですが、たまには食べたいもの。以前家族が来たときに牛肉を買って来てもらって、すき焼きを楽しんだ、という話を書いたことがありましたが、あの時は冬だったので生の牛肉を持ってきてもらおう、などという気になったのですが、今回たとえ夏であっても日本から冷凍してから運べば問題ないことがわかりました。もちろん豚肉なども同様です。自宅を出る時に冷凍庫からとりだして、成田空港に着く頃は解けだしているかもしれませんが、機上では冷蔵庫に入っているようなものですから、インドの自宅に着いたころは、まだ冷たい状態です。そのまま再び冷凍庫へ。

さてこの貴重品の牛肉、どうやって食べるかはさまざまな選択があります。一人ですき焼きするのも侘しいので、好物のひとつであるごぼうと和えることにしました。しかし、ごぼうはインドでは手に入りませんので、こちらも日本から持ち込みました。ごぼうも冷蔵庫に入れておくと結構持ちます。                                        Cookpadから”牛肉のしぐれ煮” の作り方を見て、およそ10分ぐらいで完成。実に簡単です。このような通常のおかずを作るのは、難しいことなどなんにもありませんね。男子厨房に入るべし。

*これはCookpadからの写真ですが、だいたい同じようなものができました。ビールのおつまみにピッタシです。

ネットからの情報によるとごぼうは冷凍して保存できるとのことですので、半分(2本)は冷蔵庫に、半分は冷凍してみました。なにせ一人分しかつくりませんので、ごぼうも2本もあれば結構持ちます。                                               さて、果たして冷凍ごぼうはいかに?

*冷凍庫から出したごぼう。朝半分だけ冷蔵庫に。

夜調理するべく、朝冷凍庫から冷蔵庫に移しておいて、夕方取り出してみると中身まで真っ黒に変色していました。触ってみるとスポンジのようです。食べて食べられないわけでもなさそうですが、半分に切ってみると、まるで古くなった犬のウンチのようでちょっと食する気になれず。ネットに書いてあったのはウソだったのか?それとも冷蔵庫で戻したのが間違いか?                                                     今度は冷凍庫からだしたごぼうにそのまま包丁を入れてみました。凍っているわけですから刃が立たないと思いきや、ごぼうはもともど水分が少ないせいか、やや硬いもののそのまま切れました。そして黒く変色する前ににフライパンへ。出来上がってみるとこちらは生のごぼうを料理したときほとんど変わらず。ネットに書いていることは正しかったようです。これでインドでは絶対に手に入らないごぼうがいつでも楽しめることがわかり、なんだか少しうれしくなったのでした。

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