砂塵嵐

今は昔学生の頃、気象について勉強したことがあります。その一つに、天気図作成というものがあり、NHKラジオ第二放送の”気象通報” を元に日本の天気図を作ったものです。気象通報はまだあるのでしょうか?ラジオがないのでわかりませんが、日本の新聞のラジオ番組欄に載ってないので、もうないのでしょう。今は衛星のおかげで天気が正確に予想できますからね。                                                     気象通報はたとえば、”南大東島では北北東の風、風力3、気圧1010ミリバール、天気晴れ” などといった全国各地の情報を聴きとりながら、天気図を作成します。天気図作成用紙というものが専用に売られていたのですが、その天気記号の中に”砂塵嵐”というものもあり、日本の天気図作成にはそんな記号を使うことはないので、”この世にはそんな天気もあるんだろうな”ぐらいに思っていました。                              砂塵嵐はやはり中東の砂漠地帯に多く発生するようですが、インドにもたまに発生します。 あたりいったいが砂埃で靄がかかったようになり、日中だと太陽がぼんやりオレンジ色になります。冬に発生する霧ほど視界が悪くなるわけではありませんが、砂が混じった空気、しかもその砂には牛や犬のウンチなどが混ざっているであろう空気を吸い込むことになります。  インド人でもかなりの人がマスクをしたり、白い布を頭から巻きつけ、目だけを出して、まるでミイラのような、月光仮面のような姿も見かけます。(ちょっと古かった?)

砂塵嵐2

私はそんな天気のニューデリーを後に、運よく日本に一時帰国することになりました。日本は梅雨が始まったばかり。こんな時期の日本には10年以上帰っていません。じめじめと蒸し暑い、という梅雨の印象は私にとってあまり良くはないのですが、成田エキスプレスから見える風景のなんと緑のきれいなこと。感動ものです。                       今回はインド人スタッフの案内も兼ねていたのですが、彼らの感想も同様。日本に来る外国人はみな感心するようですが、”こんなきれいな国は見たことがない”といったものです。 もちろんゴミが落ちていないということも含めてでしょうが。                    日本で生まれ育つと当たり前のように思っている風景かもしれませんが、決して当たり前の環境ではありません。

 

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