デリーのホテル

 

現地のスタッフが当座の宿として取ってくれたホテルはインドでは中級のNホテルという、事務所から歩いていけるぐらいの便利なところ。もう少し良いホテルもあるが、長くはないだろうし、事務所に近いほうがなにかと便利。最近リノベーションしたとのことだから良くなっているらしいし、ということで特に異を唱えることなくそのままチェックイン。

しかし、あまりこだわりのない私でも我慢ならないことがいくつか。

  • シーツは見た目汚れていなければまったく換えない。4泊したのですが、同じシミがあるシーツが4日間使われていたので、間違いありません。ひょっとしたら客が変わっても”見た目きれいなら“換えないのかも。
  • エアコンはあるものの調整が効かない。外は40度を越える暑さになるので、エアコンを使わざるを得ないが、一晩中強烈なエアコンをつけて寝るのは避けたい。インバーター方式で調整が効くなら使いたいが、それが出来ないため、暑くなって起きることを覚悟で、エアコン無しで寝ることに。3時間ぐらい毎に起きましたか。その都度エアコンで”冷やし直し”。
  • 従業員の質が悪い。まず英語が通じない。これは私の発音の問題ではなくて、英語を解さないインド人は半数ぐらいいるのではないでしょうか。
  • さらに問題なのは、衛生観念がない。これはインド全体にいえることなのですが、日本人からすると考えられないようなことをしますので困ったものです。このホテルでも、私が朝食にトーストを焼いていると、むさ苦しい男の従業員が(このようなホテルでは通常女性のスタッフは居ない)、勝手に焼いている最中のトーストをトースターからつまみ上げて、焼き具合を確かめるために、”左手“の親指と人指し指でつまんでいるのです。これも良い焼き加減になったらお客様にお持ちする、というサービス精神かも知れませんが、さらに悪いことにはそのトーストをお皿に置いたところ、パンの耳に蚊の死骸がくっついていました。左手でつままれただけで、食べる気力をなくしていましたが、さらに蚊の死骸がくっついていたことで、幸か不幸かその従業員に抗議する必要もなくそのパンを素直に捨てることが出来ました。
  •  Nホテルは幹線道路に面しており埃がひどい。その埃はただの砂埃ではありません。牛や豚、犬、人間の糞、尿がたっぷりと混合されたものです。今は乾燥がひどいですから、四六時中漂っている感じで、デリーから出ない限り避けることはできません。

と言った環境下で、私も早速風邪を引いてしまいました。しかし症状は花粉症にも似たものであったので、汚い粉塵に対するアレルギーかも知れず、後者であったらこの先仕事どころではありません。

ところで“インドでは死人が道端に転がっている“などという噂をきいたことがある人も多いと思います。下の写真は13日の早朝、ホテルの前の幹線道路に横たわっている人の写真です。死んでいるのか、ただ寝ているのか?私は近くに寄って”おい大丈夫か?“と声をかける勇気もなく、その場を立ち去りましたが、一時間ほど後の出勤時にはいなくなっていましたので、おそらく単に寝ていたのでしょう。でも寝るならもうちょっと幹線道路からはなれればいくらでもましなスペースはあるはずなのに。あるいは死体として処理されたかも。

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