三度目の正直

何がきっかけでそんな話になったのか忘れてしまったのですが、事務所の女性社員が ”今来てもらっている掃除人はとても良いので、よかったら紹介しましょうか?” という話になりました。とてもおとなしくて、なにも文句もいわず黙々と仕事をしてくれ、料金もとてもリーズナブルとのこと。 おおよその料金を聞くと、現在私がお願いしている掃除人よりずっと安い値段です。                                                現在の私の掃除人は、さほど悪くもないのですが、来る時間が一定しないし、時にはなんの連絡もなく来なかったり。また見ていると、いかにもおざなりにやっているのが見え見えで、”プロ”意識に欠けること明らかでありました。もっともプロ意識を期待する方が間違いかも知れませんが。                                            じゃ、トライアルをやってみて、良かったら変えてみよう、ということで金曜日の夕方来てもらうことにしました。月曜日が通常の掃除日だったので、間の金曜日に来てもらって、様子をみることにしたわけです。                                        私は日本人ですから約束の午後6:30きっかりに家で待っていたのですが、30分待っても40分待っても来ません。痺れを切らして、紹介してくれた女性社員にメッセージを送ると、”連絡が取れないけど、この時間に来ないなら今日は来れないかも” との返事。        ま、ここはインドだし、掃除人が来ないから言って何が困るわけでもないので、その日は素直にあきらめ。

翌週その女性社員から、”急に用事ができてしまって来れなかったようです。次回のトライアルは何時にしましょうか?” というので、”じゃ、やはり今週の金曜日にでも” ということになりました。その日の夕方は、この時期にはめずらしく夕立となり、激しい交通渋滞のため、今度は私が30分も遅れることに。”待たせてごめん” という場面を想像していたのですが、家の前には誰もいません。”いないので帰ってしまったか?”とハウスガードに”インド人女性が尋ねて来なかった?”と聞くと、”いや、誰も来ませんでしたよ”。 じゃ、きっと嵐のせいで来れなかったのであろう、とその日もあきらめました。

翌週その女性社員に聞いてみると、”やはり嵐のため行けなかったみないですね” とのことで、”では次はどうしますか?” というので、その週は出張もあったので、来週の金曜日6:10ごろで約束しました。 なぜ6:10かというと、7時までには終わらせて、家に帰って食事の用意をしなければならないから、というわけです。私も6:10に帰るには、終業時刻(5:30)後即出なければなりません。                                               しかし、その日も待てど暮らせど来ません。社員の女性に連絡を取ってみると、”交通渋滞に捕まっているようです。後20分ぐらいで着くそうです”                      もうそのときは6:30を廻っておりましたので、7時ごろというわけです。私は構わないですが、夕食の支度があるので、7時に帰らなければいけなかったのでは?などとかえって心配したりしておりました。7時が過ぎ、7時半を過ぎてもまだ来ません。再度女性社員に連絡をとってみると”彼女は嘘をついていると思う。時間のこともあり、もともとこの仕事に興味がなかったと思う” などと信じられないメッセージが届きました。おいおい、いくらなんでもそれはないだろう。だったら最初から言えよ。いったいどういう神経というか心理というか。あきれるのも、怒りも通り越して、言葉を失うばかりです。

結局3度目の不正直に終わったわけですが、その女性社員は”もう一度別の掃除人を探してみましょう” といってくれましたが、”もう結構です”とお断りした次第です。彼女に非はないとは言え、彼女にも多少の怒りを感じざるを得ないほどの、とても考えられないインド人の行動でありました。日々こういう人たちと付き合わざるを得ないとしたら、気が狂う日本人が出てきても不思議ではないですね。実際引きこもりになったり、ノイローゼになる日本人、特に奥様がたが居るという話もわかります。いやはや恐れ入りました。

 

三度目の正直」への4件のフィードバック

  1. さすがインドですね。
    私はインド人に対して全く期待していないので、
    いつも「やっぱりな。」と思います。
    今回のように真ん中に入った女性(しかも知らない人ではありません。)
    その人の紹介ならば・・・と思うのは人情ですよね。

    人に限らず家とか携帯電話会社とか、
    変更しても今より良くなる保証はありませんし、
    それ以下になる可能性も大きいですから、
    私はできるだけ「我慢(笑)」してしまいます。

    1. サントーシーさん

      ここはインドとは思っても、今回はほんとあきれましたわ。言葉で表現しようがないくらい。
      でもインド人側にもそれなりの言い分(たとえばいやというのは失礼にあたるとか)があるのでしょうか。

  2. 毎回、楽しみに拝見しています。
    今回の掃除人の話はシドニーよりひどいかも。
    シドニーも相当ひどいです。なおる気配はありません。

    1. 藤田さん

      いやいやシドニーはそんなことないでしょう。
      時間は多少ルーズかも知れませんが、すっぽかされることはまずないかと。
      インドは(今回は)3回ですからね。

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