朝令暮改

6月に”おかしな法律” という題で投稿しましたが、さすがにおかしな法律ということが認識されたようで、早々9月に廃止されました。                             ”おかしな法律”とは、幹線道路から500m以内では酒を売ってはいけない、レストランは酒を出してもいけないというものでした。交通ルールなどまったく守らないインド人でも、禁止対象は明確なので、該当する酒屋は引っ越すか廃業を決め、レストランも酒を出さなくなってしまいました。和食レストランで酒を出さないとすれば、日本人は誰も行かないだろうし、ランチだけでやっていけるとも思えないので、致命的です。私自身も和食レストランに限らず、その時以来行くときには必ず酒を出すのかどうか事前に確認してから行ったものです。

でもそれもたった3ヶ月ほどの不自由で終わりました。(幹線から500メートル以上のところに)引っ越した酒屋も戻って来つつあります。彼らからすればいい加減にしてくれ!という思いでしょう。そもそも”幹線道路から500m以内で酒が手に入らなかったら飲酒運転が減るであろう” という発想自体が信じられません。飲みたければ、1kmだって2kmだって走って買いに行くでしょうから。

ただ、インドと日本の酒飲みに対する考え方の違いは理解しておかなければならないかも知れません。インドでは酒のみは”よろしくない人” とみなされる社会風土があります。言わば酒飲みは日陰者で、酒飲みには近づくな、とされています。ですから、日本人からみたら変な法律に見えても、インド人からすると、”それは良い考えだ!ぜひ実行すべし” というい意見も多かったに違いありません。でも結局あまり意味はなく、消費者にとっては不自由なこと多く、何よりも、ばかげた法律で廃業に追い込まれる酒屋やレストランはたまったものではありません。一応民意が反映されたという事でしょうか。                  ちょうど一年前の今日(11月8日)Demonetization(高額紙幣使用禁止令)が発令され、その時は”そんなことが起こりうるんだろうか?”と思ったものですが、予想に反してこちらは支持者も多く、一応成功しているようです。怪しいインドは何が起こっても不思議ではありません。

 

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