新紙幣ショック

日本でも大きく報道されたようですが、昨日(11月8日午後8時)に、モディー首相御自ら”本日の深夜12時をもって現在の紙幣(500ルピーと1,000ルピー)の使用を禁止する” との発表がありました。 (1,000ルピーが最高額紙幣)                                                    私は翌朝通勤途中の車のなかでゴビンちゃんに教えてもらったのですが、意外なことに事務所の社員は一様に大歓迎の様子。”とうとうやってくれた!!” ”モディーさんあっぱれ” といった声ばかりです。 ”混乱は必至” と報道されたようですが、みんな冷静です。

インドではブラックマネー(不正に取得したもので表には出てこないお金)や偽札が横行し、それらは巨額なのですが、銀行に預けられるわけでもなく、現金で隠されているわけです。当然税金の対象にもなりません。そういった不正蓄財を一気に”処分”したわけですから、まじめに働いて、税金をちゃんと納めている人にとってみれば喝采をあげたくなるのももっともかも知れません。                                                    現在の紙幣は今日から使えなくなりましたが、明後日からは銀行で新紙幣と交換してくれることになっていますし、ATMも使えるようになる予定です。今日は銀行は臨時休業で、今大急ぎで準備していることでしょう。                                では、上記のブラックマネーも銀行で交換してもらえば(あるいは預ければ)それらのお金はそのまま蓄財されるのでは?という疑問が出るかとおもいますが、50,000ルピーを超える金額については、その出所を明らかにしないと受け付けないというわけです。もちろん偽札は銀行でチェックされます。                                        なぜ昨晩午後8時をもって、”4時間後には使ええなくなる” と発表したかというと、8時にはすべての貴金属店が店を閉める時間だったからだそうです。

このような措置は前から検討されていたようですが、だれも実施した政治家はいません。今回も秘密裏に事をすすめ、”サプライズ!” って感じの発表でしたが、果たして本当に誰にもバレなかったかどうかはよくわかりません。難を逃れた一部の不正蓄財者はいたかも知れませんが、いずれにしてもこの広大で、13億人もの多様な人がいる国で、思い切ったことをしたものだと感心します。交通信号も守らないような社会ですが、今回の”お達し” はみんなちゃんと守ってるようですので、これも意外でした。旧紙幣はいずれ換えてくれるわけですから、とりあえず旧紙幣で商売してもよさそうですが、みんな政府の決定に従っています。

私個人的には、これから2日間をなんとか乗り切ればいいわけで、クレジットカードや小切手、そして100ルピー紙幣(50ルピーも10ルピー紙幣もあり)は使えるわけですから、なんとでもなります。今日のお昼も、”いつも贔屓にしてもらってますので、ツケでいいですよ” なんて店もあったし、出前と一緒にクレジットカードリーダーをもってきたレストランもあり、いまのところどうってことはありません。

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