離婚はタブー

インドではまだまだ離婚はタブーです。日本ではタブーとまでは行かないまでも、欧米諸国ほどには”普通の事” にもなっていないといったところではないでしょうか。米国の離婚率は50%ぐらい、日本も30%ぐらい行っているかもしれませんが、インドではまだ2%以下ぐらいです。                              インドでは、仮にどちらかが離婚を申し立てても、頼みもしないのに裁判所が乗り出してきて、離婚を思いとどめるよう説得されるそうです。もちろんそれでもダメな場合は、離婚に至るわけですが、日本と同様離婚してしまうと、多くの場合女性はかなりの”弱者”    になりますので、相当な覚悟が要ります。自分自身だけだったら何とかなるでしょうが、子供がいたりしたら大変です。それでなくともインド社会では女性の地位は低いし、”タブー” ですので女性の側から離婚を申し入れるのはかなり稀なことと思います。

下の記事は”離婚訴訟  ” の一つですが、ある女性が10年間にわたり旦那以外の男と関係を持ち、その間に子供まで作ってしまい、女性の方から離婚の申し立てをしたものの、裁判所はその女性に50,000ルピーの罰金を科しただけで、離婚は認めななかったということです。恐らく夫の方がが離婚はしたくない、という事情があったのでしょうが、そのような状態にまでなって、離婚を回避しよううとする夫というか裁判所の判断には理解に苦しみます。

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