恐るべしインド菌

運転免許をとってからは、3日、3ヶ月、3年目に注意すべし、などといわれますが、インドに赴任後1ヶ月半ほどが過ぎた今日6月29日月曜日、朝歯磨きして、口をゆすいだ後、多少口に残った水道水を思わず飲んでしまいました。ほんの少量です。これまでは毎日しっかり口に残らないようにし、時にはミネラルウォーターで”すすぎ”までしていたのですが、今日はそれどころかそのまま飲み込んでしまいました。インドも長いし、住み始めて1ヶ月半も経つのだからきっと免疫もある程度できているであろう、と楽観視して家を出ました。

果たして、家を出てから30分ほどすると、来るものが来ました。最初は通常のお通じかと思われたのですが、10分ほどすると波状的に襲ってくるあの感覚がだんだん短くなって、ほとんど耐えられなくなってきました。あと15分、あと10分我慢!事務所はもうすぐ、と耐え難きを絶え、脂汗を流し、地獄のようです。まさか車のなかでするわけにもいかないし、いっそ近くの藪のなかに駆け込もうか?インド人は線路の脇で平気でいたしているというし。しかし日本人たるものそんな恥ずかしいことしては、Govindちゃん(運転手)から伝わって、末代まで語り告げられないとも限らず。

事務所に着いたときにはもうほとんど意識朦朧。でも間にあった。”開いててよかった”なんてもんじゃありません。いたしているときもさらに汗が出てきます。これはやばいか、とおもいつつもなんとか一息。しかし気分は優れません。やがて第二陣が間もなく訪れ、今度は嘔吐もです。下から上からともうたいへん。(すみません、汚い話で)

しかし、この嘔吐でだいぶ楽になりました。きっと誤って飲んだ水の多くが排出されたのでしょう。たまたま赴任前に会社からもらっていた、下痢用の抗生物質を持っていたので即飲みました。この後熱が出なければ大丈夫でしょう。日ごろインドでは生水さえ飲まなければ大丈夫さ、なんて言っていたのですが、まさに自らその掟を破ってこの結果です。聞くところによると住居のあるグルガオンの水はデリーの水より悪いとか。今度万が一このようなことが合った場合は、即ウイスキーを飲むことにしてみましょう。そうです、きっとアルコールの力で雑菌を殺せるはずです。

 

 

 

 

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