紙のように軟いインドの缶ビール

インドのビールと言えばKingfisher。元は英国のブランドですので、品質も悪くないし、値段もお手ごろで、私は通常24本入りのボックスで購入しています。ボックスの材質は軟いダンボールで、そのせいか開け口には丈夫なビニールテープがぐるぐると巻きつけられており、簡単にはテープが剥がせません。そこで近くにあった包丁を使い、テープの部分に切り込みを入れて、開けようとしたのとたんに”シュー” という音が聞こえてきました。箱を開けて中を見ると、なんとビールが吹き出しているではないですか!?                 何が起こったのかしばらく理解できなかったのですが、どうもテープを切った包丁がビール缶まで切ってしまったようです。使った包丁というのはステンレス製で、研いだこともなく、ナスの皮を切るがやっとのような甚だしく切れない包丁です。それが缶に触ったぐらいで穴が開いてしまうものだろうか?                                        ビールが噴き出している、というかじわじわと吹きこぼれて入るといった状態の缶ビール2本を急いで取り出し、流しに”隔離” しました。その缶をよく見るとわずかに切れ込みが入っています。                                                            その切れた部分を手で押さえ、コップに移すと、残りのビールの量は切れた部分を下回ったので、実質的にたいした損害はなかったのですが、この缶の品質には疑問を抱かずにはいられません。

img_1449

以前から、缶ビールの底が膨らんでいて、ちゃんとテーブルに置けないというか、立たないものがいっぱいありました。インドの輸送状況をよく知っている私としては、”乱暴に扱うから仕方ないな” とあきらめていたのですが、これで原因がわかりました。缶の材質が余りに軟いため、底であっても簡単に膨らんでしまうのです。                                    これは一年半前に赴任した当初からですが、インドでは”改善する”文化が無い、といっていいくらい変化を好みませんので、一向に改善される気配がありません。 外見がどうあれ、中身が問題なければOK。日本人の細やかさなど到底理解されまないどころか、”そんなことまで気にするのはクレージーじゃないか?” と本気で言われそうです。

img_1504img_1505

*底が膨らんだ缶ビール。右側の写真の左は正常、右側が底が膨らんだもの。かろうじて立ってます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA