インドのうどん

乾麺などは保存食品として重宝していますが、そうめんやラーメンはあるものの、うどんはしばらく切らしており、ある日急にうどんが食べたくなりました。                           インドにうどんが売っているとはとても思えず、また自作してみようかと思い立ちました。”また”というのは、5年以上も前になりますが、小麦粉からうどんを作ったことがあります。足で踏みつけたりと少々面倒なところもありますが、材料は小麦粉(薄力粉)と水、食塩だけですので単純です。出来映えも、店で売っているものぐらいのものは出来ました。少なくともスーパーなどで売っている、ゆでて袋に入っているうどんなんかよりずっと立派なうどんです。

昼食時例によって地元民に”薄力粉” はインドで買えるか?と聞いてみようとしたのですが、そもそも薄力粉って英語でどう言うのだろうか。手持ちの和英辞書では出てこず、アルクの英次郎によると、”Weak Flour” あるいは”Soft Flour” と出てきました。漢字そのままですね。もともとは英語を日本語にしたものか?でもさすがに、そう言って分かってくれたのは女性社員だけでした。”要はうどん(Noodle)を作りたいのだけど” と言うと、”ならインドでも売ってますよ、乾麺だけど” ”えー、本当?私はインド人が麺類を食べているところ見たことないけど” ”Noodleは食事ではなくて、おやつかスナックとして食べるんですよ” ”そう? でもうどんというのはちょっと太めの麺で、ラーメンなんかとはちょっと違うんだけど” ”もちろん、Egg Noodleなんかじゃなくて、小麦粉と水だけで作った麺ですよ” というので、じゃ、店で買えるならそれに越したことはないので、今度スーパーで探してみることにしました。

そんなある日、トマトプロジェクトで野菜を仕入れた後、すぐ近くのスーパーで卵などを買っていると、偶然乾麺を見つけました。”Veg Noodle”。製造元はインドパンジャブ州。材料は小麦粉、塩、水とあります。みんなが言っていたのはこのことか?では早速試してみることにしました。値段は350グラムで52ルピー(100円弱)。賞味期限は2016年7月となっていますが、問題なし。(これから察するに、インドのことですから一年以上前に製造されたものと思われます)

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レシピにはゆで時間3分とありましたが、3分では芯がかなり残っていたので、4-5分茹でました。そうめんと、冷や麦の違いが太さだとすれば、冷や麦といったところでしょうか。そう思って食べると日本のものと遜色ないと思います。しかし、うどんと言うにはちょっと。。。 そうめん、冷や麦、うどん、材料がほぼ同じであっても、食感というか味わいはずいぶん違うものです。やっぱりうどんを自作するか?でものし棒もなんとかしないといけないし、10月の一時帰国まで我慢するか。。。

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*のりと七味をかけたのみ。先日の紫蘇の葉があればまた良かったのですが。。。

 

 

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