有機野菜農場

インドでは農薬を石油で水増しして販売する不正が結構あると以前書きましたが、それだけ農薬の需要が多いということでもあります。中国も同様のようですが、消費者の安全性などまったく考慮しないで、農薬を山のように使うので、気にする人はオーガニック野菜の店でしか買わなかったり、すくなくとも皮はむいて食べるようにしている日本人がほとんどです。なすやきゅうりだったら皮をむくのはさほどでもないですが、ピーマンや、今旬のオクラなどはそうは行きません。原地の人はどうしているかと聞けば、”どうしようもない、洗うだけだ”といいます。でもインド人でもきゅうりなどは皮を剥いて食べる人が多いですから、インド人でも相当気にしているのは間違いありません。

一方果物はというと、こちらはそんなに心配する必要がないとか。なぜなら国は果実栽培者をしっかり管理しており、農薬の使用なんかも制限しているそうです。でもそういう理由ならやはり危ないですね。ちゃんと管理しているとは思えませんから。

試しに有機野菜農園が割と近くにあったので、寄ってみました。これまで日本では有機野菜など目もくれなかったですが、インドで初めてお世話になります。通称”Strawberry Farm”といって、日本人の間ではかなり人気のようです。デリー市内ではありますが、私の住むグルガオンとの境に近く、車で30分もかからないぐらいです。

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左の写真は入り口です。なかなかきれいに整備されていて、インドとは思えない農園というか畑というか。もっともインドの農園を訪れたのは初めてですが。右の写真はビニールハウスのように見えるかも知れませんが、単に日よけだと思います。向かって右側がとうもろこし畑、左側がピーマンの畑です。とうもろこしはスイートコーンか?と聞くとそうだと言います。ではだまされたと思って、前回のリベンジと即購入決定。

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写真のおばさんは日本語で野菜名を聞いてきます。”Nasu Ikutsu? Hourensou ha?”てな調子です。旬の関係できゅうりも、トマトも無かったですが、なすもピーマンも目の前で収穫してくれます。さすがになすなどはピチピチで、なすってこんなに硬かったっけ?と思うほどです。右の写真はほうれんそうなのですが、根っこがついたままだと泥を落とすのが面倒くさい、とおもいきや葉っぱを一枚一枚摘み取ってまとめてくれました。それならOK。

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写真は今日購入した野菜の半分ほどです。全部で約1,000円。スーパーの価格とほとんど変わらないと思います。本当に農薬を一切使わない有機野菜なんだろうか?という疑問は残りましたが、さっき収穫してくれたおばさんも、マネージャー(Rohilaさん)も”使ってない”というので、信じるしかありません。右側の青と赤の唐辛子のようなものはおまけでもらったものです。細かくすりつぶしてチャツネにすれば良いとか言われましたが、チャツネなんて、日本人にはなじみがないのを知らないのだろうか。

まずは気になるスイートコーン。結果、確かに日本で食べるスイートコーンの味でした。残念ながらちょっと品質にムラがありましたが、これだけでも行ってみた甲斐がありました。でもずいぶん蚊に刺されたな。次回は長袖、長ズボンで。

 

 

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