一人の高校生だけが使う駅

ランチ時間にあるスタッフから、”先日TVで見たのだけど、北海道?のある高校生は、学校に通うには鉄道が唯一の方法で、その高校生が卒業すると同時にその駅(路線?)は廃止になる予定、という話があったけど知っているか?” ”残念だけど知らないな” ”本当の話だろうか?” ”北海道にはそんな所もあるかも。きっと本当の話だと思うよ” そうすると別のスタッフが” 日本はいい政府だね” と一言。インドは”国有鉄道”なので、そういう発言になったと思いますが、国有であろうとなかろうとなかなか良い話ではないか。

早速Googleで検索してみると確かに載ってました。                             ”たった一人の利用者女子高生とJR北海道上白滝駅のドラマチックな関係に心温まる” という題で紹介されています。唯一の利用者は原田華奈さんという高校三年生。今年の3月までの3年間ほぼ一人でこの上白滝駅を利用したいたようです。こんな話題を取り上げたインドのTV局はなにが言いたかったのだろうか?教育の重要性を重んじる日本人を紹介したかったのか?それもあったかも知れませんが、きっと日本のサイトにあるように、”ちょっと心あたたまる話” として紹介されたのでしょう。

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*JR北海道上白滝駅と原田華奈さんの通学風景

それにつけても教育は本当に重要です。                              私もインドに一年ほどしか住んでいませんが、インドで最優先すべきはなんと言っても若者の教育だと思われます。せめて10年間の”義務教育” は本当に強制して受けさせることが長い目で見ると疑いなしにインドの国益に叶っていると思われます。火星などにロケットを飛ばす予算があるなら、世界で第4位とも言われる軍事力を持つくらいなら。パキスタンなどインドに攻め込むとはとても思えません。しかし、教育の成果が出るのは20年30年後ですから、政治家はもっとも手を付けたがらない問題でもあります。そういう意味では、シンガポールのリー・クワンユーのようなある程度の独裁というか安定した長期政権というのは必要なことかも知れません。                                                     たとえば、インドに居て英語もわからないとなると、もう仕事の選択肢はかなり狭まり、低賃金の単純労働しかないということになってしまいます。そして歳を取るごとにそこから抜け出すのはほとんど不可能になります。                                               道路にごみを棄ててはいけない、用便はトイレですべし、などというような”常識” は本来家庭教育ですべきことですが、それをインドの家庭に望むのは難しいですので、そんなことも学校で教えるしかないでしょう。                                              もちろんインドでも教育があるかないかは、就職するときも結婚するときも最も重要な指標として考えられているし、誰も教育の重要性はそれなりに認識していることと思われますが、それを実行できない家庭があまりに多いという事であります。

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