Varanasi

バラナシはバナラシと言ったり、バラナスあるいはワラナス、ベナレスと言ったり少々紛らわしいですが、ヒンズー教と仏教の大聖地です。ガンジス川での沐浴と、死者を火葬した後ガンジス川にその灰を流す事でも有名です。ヒンズー教徒は、死んだらみな火葬され、ガンジス川に流されることになっているそうですが、もちろんすべてがバラナシからというわけではありません。ここには火葬場も相当数あって365日、24時間焼き続けているのですが、なにせ人口12億人もいますので、死んだ人すべてバラナシで焼いて、流すことなど物理的に不可能です。よって、人々は方々の場所からガンジス川に流されることになります。ただ、バラナシで火葬され、ガンジス川に流された人は一番ご利益があるとされており、死期が迫った人はわざわざバラナシに来て、死を待つ人も少なからずいるようです。                                       いずれにしても、恐らく毎日数千人、数万人が焼かれてガンジス川に流されることになるわけでしょうから、ガンジス川もたまったものではありません。花や、日本でいう灯篭流しのようなものはまだしも、沐浴ではシャンプーしたり体を洗ったりもしますし、洗濯もします。

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*ガンジス川までは車から降りて、500mほど歩きます。40度以上の暑さです。

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*ガンジス川が見えてきました。この階段をガートといいます。乾季でもあるので、川は意外に小さく(狭く)見えました。座っている人たちは物乞いです。

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*いきなり握手を求めてきて、手のマッサージと散髪はいかが?と寄ってきます。写真の人は何も付けないで、頭を剃っていました。カミソリの消毒などしているはずもありません。

岸辺について、小船をチャーターして1時間ほど数箇所のガート(沐浴のために川岸に作られた階段)と”焼き場”を見学したわけですが、ガンジス川の水はさぞ汚れているだろうと思いきや、近くで見ると意外にきれいでした。これなら私でも沐浴しても良いかなと思うくらいです。翌日、仕事関係のお客にそんな感想を述べると、”政府のキャンペーンで、ガンジス川はずいぶん良くなったのだ” という事を言っておりました。                  しばらく前の話ですが、バラナシと京都が姉妹都市になる話があり、バラナシも京都のようにきれいな観光地にすべく、京都市に相談したことがあるそうです。しかし、京都市の結論は”あまりに汚くで今の街をきれいにするのは不可能。新しく作り直すしかない” だったとか。

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*船頭さんと、前方に火葬場の火が見えます。その日は6つぐらいの火が見えました。本当は火葬場の写真撮影は厳しく禁止されています。

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*ガンジス川の猟師たち。魚は恐らく鯉でしょう。市場に持って行って、キロ単位で売るのだそうです。

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*ガートがある対岸です。水はずっときれいに見えました。でもシャンプーしている人もいるし、この水で口をすすぐなどというのはとても考えられません。この写真の方向が源流で、反対側がベンガル湾なのですが、ほとんど流れているようには見えませんでした。水着を着ているように見えるかも知れませんが、そんな人は一人もなく、皆下着です。

確かにバラナシの街そのものは狭くて、汚くて、喧騒に満ちています。バイクや車、オートリキシャーは意味も無くクラクションを鳴らし続けるので、酷暑ということもあって日本人にとっては不快感極まりなし。デリーでも絶えずクラクションの音が聞こえますが、バラナシと比べたらはるかにマシです。会社の同僚に言わせると、”バラナシというところは教育程度がもっとも低いところだから、ああやって意味も無くクラクションを鳴らし続けるのだ” と吐き棄てるように言っておりました。確かにデリーも昔に比べたらずいぶんクラクションを鳴らさなくなりました。政府自らキャンペーンもしています。”そんなにクラクションを鳴らしたいなら、クラクションだけ買いなさい” なんて新聞広告がありました。

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*夕暮れのガンジス。向こう岸がガートのある川岸です。

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*犬にとってはあまりの暑さ。死んだように動きません。

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*最後ホテルへの帰り道でタクシーが故障。ホテルまであと300mほどでした。でもその300mを歩くのが大変。

 

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