超すぐれもの”OLA”

OLAとはインドで最近急速に普及しつつあるタクシー予約システムです。フリーソフトで、どこに居ようと近くに居るタクシーが、スマホ画面を2回ほどタッチするだけでピックアップできます。運転手やタクシー会社と電話で話す必要はありませんし、行く先を告げる必要もありません。

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OLAアイコンをタッチすると、上のような画面が現れます。自分の現在地が示され、画面の下に近所にいるOLA登録のタクシーが、小型車、セダン、オートリキシャー別にそれぞれどのくらいの時間で駆け付けられるかが表示されます。あとはどちらかを選んで”RIDE NOW”を押すだけ。料金もすべてメーター制なので、インドならではの価格交渉でのストレスもありませんし、乗った後料金支払いでもめることもありません。でも運転手はどうやって客を特定するか?もちろん日本人の私だったらすぐわかってもらえますが、街中で五万といるインド人のなかから特定するのに”迷った”場合は運転手から電話があり、落ち合うことができます。ま、当然のことですね。目的地に着いて料金を払うと、しばらくして領収書が登録Eメールに送られてきて完結です。

私がOLAを初めて使ってみたのは、自宅から空港まで。小型車が9分、セダンが4分と表示されたので、セダンを選択。驚いたことに本当に4分ほどで来ました。でもOLAのステッカーがありません。”本当にOLAタクシー?”と尋ねると、Yes, Yes!といいながら、携帯電話で私にかけて来たので間違いありません。セダンということでしたが、Multi SuzukiのSwift.(1,300CC?)。 インドでの小型車というのはSuzukiのアルトか現代の小型車(名前は?)のことで、Suzuki Swiftは一段上のランクになるようです。でも一人ですからまったく問題なし。メーターが付いてないな、と少し気になったのですが、空港に着くと即ドライバーのスマホに金額が表示されました。490ルピー(920円ほど)。メーターは備えていないですが、GPSで走った距離がわかりますので、そのデータを元に金額表示されるわけです。すばらしい!前回別のタクシー会社に電話してやっとの思いでタクシーを捕まえたときには、同じ距離で580ルピーでしたから料金もかなり安めです。

これはIIT(インド工科大学)デリーの学生が考えたソフトだそうです。さすがIT大国。日本のソフトバンクも出資しているとか。このシステムはどの国のものより進んでいるのではないでしょうか?ところでOLAシステムへの”コミッション”は料金の20%との事。これは高い!もちろんOLAシステムに加盟しているタクシーはまだ一部でしょうが、莫大な金額になると思われます。きっとIITデリーの学生は今億万長者でしょう。

ちなみにOLAとはスペイン語で”こんにちわ”。正確なつづりはHolaと書くそうです。

 

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