野菜・くだものの小売

グルガオンの大規模アパートは敷地内にスーパーがあったのでそれなりに便利でしたが、インドらしさという点で面白みがなかったかもしれません。少なくとも買い物という点では、良くも悪くも日本と同じ生活ができたとも言えます。                                            新しいアパートの近辺は昔ながらの街並みという感じで、小規模な小売店や様々な行商人も通りかかります。リヤカーを引いた野菜や果物屋。自転車に乗った不用品集めなど。日本人の中でも、そんなリアカーに載せて売っている野菜の方が新鮮だと言う人もいます。    先日Big Basketというネットから注文できる便利なスーパーを紹介しましたが、使ってみると欠点もあります。当たり前のことですが現物を見てから買えないということです。たとえば牛乳などは私はロングライフのものを飲んでますので、銘柄さえ特定できれば、品質に問題があるということはありませんが、野菜など生ものは結構当たり外れがあります。たくさん買いすぎたたまねぎなどは問題なかったですが、にんじんや大根はちょっとガッカリの感がありました。

散歩の途中でリヤカーを引いた果物屋に遭遇しました。下の写真の中で蹴鞠のような、茶色と緑の縞模様をした果物は、実はマスクメロンです。今が旬で、なんと一個60ルピー(約50円)。普段果物と言えば、りんごを食べるようにしているのですが、せっかくですから旬のものということで、今日はマスクメロンです。朝冷蔵庫に入れておいて、夕方食べてみました。買うとき、”食べごろのお願い” と言って選んでくれたので、熟し具合も申し分なし。私は日本で一万円もするマスクメロンを食べたことはありませんが、普通のマスクメロンとなんら遜色はなく、おいしくて一気に半分も食べてしまいました。

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*蹴鞠のようなものがメロン、黄色のはパパイヤ。行商人の手に触れているのがスイカです。右下の赤いものはざくろです。珍しい。こちらも今が旬。

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*これで1/4.

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*アパートのテラスから見た、野菜と果物の行商人です。こんど野菜も買ってみよう。

自転車に乗った不用品集めは、”カバディー” と良く通る声を出しながら自転車を漕いで行きます。朝出発前に、何て言ってるのかとGovindちゃんに尋ねると、”Waste=不用品” だといっているのだそうです。ヒンズー語では” カバディー”。カバディーというと日本人は誰も知らないとおもいますが、インドではだれでも知っている”世界一単純で安上がりなスポーツ” といわれる人気スポーツがあり、それもカバディーといいます。”じゃ、あのカバディーと同じ?” と聞くと、”あれはカバディー、これはカバディー” ??でちょっと違うと説明してくれましたが、イントネーションが若干違うようでしたが、私にはほぼ同じに聞こえました。たとえば古新聞紙だと1Kgで10ルピーで買ってくれるそうです。ペットボトルや、不用品の金属などもそれなりに。自転車一台じゃ大して運べないだろう、と思われますが、荷台の両側に荷物を括り付けられる袋を持っているから結構運べるのだとか。とにかくこちらから払うのではなく、買ってくれて、処分してくれるというというのですからありがたいことです。ちょうど私も新聞紙がたまってきて、どうすればいいのかGovindちゃんに聞こうと思っていたところでしたので、良いタイミングでした。インドでも新聞紙は別途回収しているようです。

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