アイロン屋さん

アイロン屋というのはアイロンを売っているわけではありません。アイロン掛けを専門にやっている商売です。ワイシャツ一枚がなんと5ルピー(約8.5円)と超リーズナブル。新しいアパートの廻りにはこんなアイロン屋がいっぱいあります。日本でいう番地毎というか、通り毎に一件はあります。家と家の間に簡単なアイロン台と雨を凌げる程度の屋根(ビニール)を付けてお店の出来上がりです。聞くところによると彼らはみな自分の領分が決まっていて、お互いはライバルではなくて、とても仲良く共存しているのだとか。こんな安くて便利なものは前のグルガオンのアパートには見かけませんでしたので、早速トライ。頼むと取りに来てくれるらしいですが、歩いても1分も掛からないほど近くにありますので、先ずは6枚ほど依頼。朝お願いして、”昼過ぎまでにはお届けします” との事でした。

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*6枚で50円ほど。配達つきです。

できばえはプロとは言いながらクリーニング屋でもないので、自分でやったものに比べてもあまりかわらない程度ですが、なにせ6枚で50円ぐらいですからありがたいことです。特にこれから夏ですので、アイロン掛けは結構つらいものがありますので。                                                    そのアイロンですが、これまた時代ものというか日本では絶対に見れない代物。電気で暖めているのではなくて、アイロンの中に熾きた炭を入れて使います。”炭の方が電気より高くつくのでは?” という質問に対しては、”これは本物の炭ではなくて、安い炭があるんだよ” とのお話し。温度調整が難しそうなので、衣類がダメージを受けるかも知れませんが、その辺はプロ、それなりにうまく調整しているのでしょう。糊も使っていないので、クリーニングに出した時のようにパリっとはしていませんが、その分固すぎず着心地はとても良好です。

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*近くのほかのアイロン屋もみな同じように炭を使ったアイロンでした。

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*建物の間に屋根とテーブルを設置しただけの簡単な店というか仕事場。

果たして一日何枚ぐらい注文を受けるのだろうか?なんて考えるのはビジネスマンの性か下衆のかんぐりか。とにかくこの商売で生活できていることは確かです。無理して”事業”を拡大しようというつもりもなさそうです。その辺がよくも悪くもインドらしく、また基本的には変化を好まないインド人らしさをよく示していると思われます。

 

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