日本の家電、今は昔

今度のアパートは、日本のように部屋だけで何も無いアパートです。カーテンレールさえついていません。よって、カーテンから始まり、冷蔵庫、洗濯機、ベッドなどすべて自分で準備しなければなりません。                                           まずはカーテン屋に連絡を取ると、とてもインテリアを扱っているとは思えないいでたちのあんちゃんが、10年以上も使っていると思われるカタログを持って即日事務所にやって来ました。カーテン取り付け作業もするからでしょうか、薄汚れたシャツで、まるで工事現場の作業員のようです。カタログの写真は10年前どころか、昭和初期の写真では?と思わせるような品質で、セピア色に変色さえしています。でもまあ実際のカーテンも変色しているわけでもないでしょうから、2-3つ見て即決。土曜日にレールを付けて、日曜日にカーテンを付けるということで一緒に立ち会わねばなりません。日曜日にまとめてやれば良いとおもうのですが、なんか理由があるのでしょう、深く追求せずに了解。

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*写真ではわかりにくいですが、カタログの周りは擦り切れて、手あかで汚れています。

家電、家具等は事務所の近くにあるモールへ。近くとはいっても道路はいつも混んでいますので、車で30分以上はかかります。そこは巨大なモールで、地下に”House Town”という家電も扱っている家具屋でまとめ買いすることに。店の様子は日本の家具屋とほとんど変わりません。ベッド、ダイニングテーブルセットなど選択肢も豊富です。家具は適当さっさと決めて、最後に”値引き交渉”。もちろんこれは私ではなくて、同僚のスタッフがやってくれました。およそ10%ほどの追加値引きで妥結。                                  最後に家電です。TV、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジです。家具はともかく、家電はできれば日本製(日本のメーカー)にしたいと思っていたのですが、なんとその選択肢がほとんど無いことがわかりました。HITACHIとかSONYとかないことはないのですが、まずはSumsung、LGが圧倒的な存在感を見せ、次いでインドの地場メーカー(ブランド名は忘れました)そしてUSAのWhirlpoolやドイツのBOSCHなどに続いて日本のメーカーといった序列です。

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*冷蔵庫は日本のメーカーの存在感はゼロに近いです。

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*エアコンはまだ日本のメーカーが活躍してました。

ほんの5-6年前オーストラリアにいた頃は、電化製品広告の90%は日本のメーカーが占めているくらいで、中学生だった子供たちに”これみんな日本のメーカー?日本ってすごいんだね” と驚かれたものです。会社名を知らなければ、パイオニアやシャープ、パナソニックというようにみんな横文字ですから日本のものかどいうかはわかりませんからね。                                  残念ながら、今は昔というほかはありません。

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