インド門での商売少女

その日(6月7日)も45度を超える暑さにもかかわらず、観光案内でインド門に出かけました。ニューデリーの中心に位置する立派な門で、パリの凱旋門をまねて、主に第一次対戦で戦死したインド人の名が刻まれています。乾燥しているとはいえ目もくらむような暑さ。それでもたくさんの観光客がいます。人がいれば商売人も集まります。横笛を吹きながら笛を売るおじさん、ブーメランみたいに元の位置に戻ってくるというゴムで飛ばす子供だましみたいなおもちゃを売るひ人、手製の携帯ストラップのようなものを売る少女たち。

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その誰もが大変営業熱心で、断っても断ってもあきらめません。”ジャスト2ルピー、2ルピーオンリー!”としつこく追い回されます。”Your name, Please”と私の名前を書けと迫ります。少女だからと魔が差したというか、つい気を許してついつい名前を書いてしまいました。私の名前はローマ字で8文字なのですが、あっという間に写真のごとくの携帯ストラップのようなものを作ってくれました。

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私の腕に巻きつけようとしていましたので、ブレスレットなのでしょう。しかし100ルピー払えというのです。2ルピーって言ってたじゃん!というと、一文字が2ルピーと言います。じゃ、8文字だから16ルピーだよ、と言うと上下についてる青い飾りが高いので、、、とかなんとか。もちろん100ルピ―もわずかな金額ですから払うのは構わないのですが、だまされて支払うのはいくら相手が少女であろうと納得がいきません。16ルピーは払うけどそれ以上はダメ、といって16ルピーを渡しました。それでもしつこいので、”じゃ、そのブレスレットは要らないから、16ルピーあげるよ”といっても断固としてあきらめません。ま、作ってしまったものは他には売れないよ、ということでしょうね。とうとう根負けして、”じゃ、30ルピー払うことで良い?”ということで何とか妥結。

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しかしその後、ランチを食べながら、このブレスレットにたった30ルピーはかわいそうだったな、とひとしきり後悔の念。なにせ45度の灼熱たいよの中、ようやく受注したのに、日本円にすれば60円弱ですから。原価すれすれかも。でもまあ売らないよりはましだったろうなきっと、なんて思い込もうとしておりました。

商売少女とは、いかがわしい商売ではなく、商魂たくましい少女のお話でした。

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