このところ日中は45度を越すような日々が続いており、夜はエアコンがなくては眠れません。なにせ最低温度が30度を越え、熱帯夜どころではありません。でも日本の夏に比べると乾燥しているので、温度そのものだけでは比べられないところがありますが、いずれにしてもデリーはただいま酷暑期であります。 今週電力会社(BSES)より電気代の請求書が届き、6,500ルピー(約1万円)が請求されました。夜はずっとエアコンを使っておりますので、日本の感覚からすると妥当な金額かなとは思う一方、ちょと高い気がして、先回の請求書を見るとたったの960ルピー。 エアコンを使い始めたとしても、一気に約7倍は納得がいかない気がして、昼食時に他の人の電気代を聞いてみたところ、 ”一人暮らしで6,500は高すぎ!ウチは6人家族で、2台のエアコンを使っているのに、そのくらいですよ” ”間違いがないかBSESに確認した方がいいですよ” ということだったので、事務所のアドミスタッフにBSESに電話して確認してもらうことにしました。
請求書は以下のようにヒンズー語ではないものの、保険証の詳細説明のようにとても読む気にならないほど細かく、わざと分かり難くしているとしか思えないほど、どこをどう見れば6,500ルピーが計算されるのか、さっぱり分かりません。
結局は、今回の請求書は4月の分も含まれていること、またインドではある一定の使用量を超えると割引が適用されないなどのことが分かり、6,500ルピーは間違いないとのこと。 支払い記録を見ると確かに4月の支払いがされていないのですが、請求書をもらっていないのですから支払いようがありません。きっとハウスガードが見落としたか忘れたのでしょう。
そういえば先日の新聞に”860,000ルピーの電気代請求をもらい、ショックで自殺”なんて記事がありました。 もちろん請求金額が間違っていたのですが(メーターの桁の読み違い)、この住人は野菜の行商人で貧しく、とても払えない金額に絶望して天井から首をつって死んでしまったそうです。電気代ごときでと言ってはなんですが、よくも調べないで死んでしまうことはないとおもうのですが、そもそもメーターを読み取った人も、請求される方も”ありえない数値” であるとは思わなかったのだろうか。