月別アーカイブ: 2018年5月

電気代が一気に7倍に!?

このところ日中は45度を越すような日々が続いており、夜はエアコンがなくては眠れません。なにせ最低温度が30度を越え、熱帯夜どころではありません。でも日本の夏に比べると乾燥しているので、温度そのものだけでは比べられないところがありますが、いずれにしてもデリーはただいま酷暑期であります。                                今週電力会社(BSES)より電気代の請求書が届き、6,500ルピー(約1万円)が請求されました。夜はずっとエアコンを使っておりますので、日本の感覚からすると妥当な金額かなとは思う一方、ちょと高い気がして、先回の請求書を見るとたったの960ルピー。            エアコンを使い始めたとしても、一気に約7倍は納得がいかない気がして、昼食時に他の人の電気代を聞いてみたところ、                                    ”一人暮らしで6,500は高すぎ!ウチは6人家族で、2台のエアコンを使っているのに、そのくらいですよ”                                                ”間違いがないかBSESに確認した方がいいですよ” ということだったので、事務所のアドミスタッフにBSESに電話して確認してもらうことにしました。

請求書は以下のようにヒンズー語ではないものの、保険証の詳細説明のようにとても読む気にならないほど細かく、わざと分かり難くしているとしか思えないほど、どこをどう見れば6,500ルピーが計算されるのか、さっぱり分かりません。

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結局は、今回の請求書は4月の分も含まれていること、またインドではある一定の使用量を超えると割引が適用されないなどのことが分かり、6,500ルピーは間違いないとのこと。  支払い記録を見ると確かに4月の支払いがされていないのですが、請求書をもらっていないのですから支払いようがありません。きっとハウスガードが見落としたか忘れたのでしょう。

そういえば先日の新聞に”860,000ルピーの電気代請求をもらい、ショックで自殺”なんて記事がありました。                                              もちろん請求金額が間違っていたのですが(メーターの桁の読み違い)、この住人は野菜の行商人で貧しく、とても払えない金額に絶望して天井から首をつって死んでしまったそうです。電気代ごときでと言ってはなんですが、よくも調べないで死んでしまうことはないとおもうのですが、そもそもメーターを読み取った人も、請求される方も”ありえない数値” であるとは思わなかったのだろうか。

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携帯を失くす

今年も例によってGWは日本で過ごすべく、4月28日(土)の早朝、といっても深夜といったほうが正確でしょう、28日に日付けが変わったすぐの1:20のフライトで、待ちに待った日本へ。家を出たのは27日の22:30ごろ。すこしビールも飲んでほろ酔いでOlaタクシー(Uberと同じ)を呼び、空港への移動中にはちょっとまどろんでしまいました。               チェックインの後、搭乗口で一息ついて、携帯でメールでもチェックしようとバッグをみると携帯が見当たりません。ズボンのポケットにも、背負っているバッグにもありません。無くしてしまったのはまちがいなさそうです。ではどこで?? 家に置き忘れたか。Olaタクシーは携帯で呼ぶわけだから、携帯は持って出たのは間違いなし。チェックインのときパスポートを取り出すときに落としたか?あるいはOlaタクシーの中で落としたか。後者の可能性が高いけど、ここはインド。即刻諦めざるを得ないと覚悟しました。公衆電話もないですから、自分の携帯に電話もできません。誰か見知らぬ人の携帯を借りて電話してみる?仮にできたとしても、戻ってくる可能性はほとんどないだろうな。                                  携帯には自分に必要なあらゆる情報が入っているといってもいいくらい手放せなくなってしまった携帯電話。GWは日本で、などという甘い考えにバチがあたったか・・・落ち込んだGWになるだろうけど、出発時刻は近づいてくるし、インドを離れないわけにはいきません。

日本に帰って、まずは事情をメールで事務所に報告。データが回復できるならこれまでと同じiPhoneがいいけど、出来ないならもっと安い簡単なのでいいよ、などと次はどんな機種を買うべきかと、失くしたものを探し出す気のかけらもないメールを出しました。土曜日にもかかわらずたまたま事務所にアドミスタッフがいてすぐに返事がありました。                                  ”おそらくOlaタクシーのなかでなくしたと思われるなら、至急探してみる”            ありがたい話ですが、戻ってくる可能性はまずないでしょう。日本なら99%安心ですが。                                                      ところがその日の夜になって(インドでは夕方)、”携帯が見つかりました” というメールが入りました。”でもそれがどうして私のものと言えるのだ?” ”Ola運転手の時間と場所(乗った区間)が正確に一致するんですよ。明日運転手のGovindちゃんに取りにいってもらいます”  ありがたい情報ですが、それでもなかば半信半疑でした。

翌日は日曜日ですが、Govindちゃんは朝からOla運転手の自宅に行ってその携帯を取りに行ってくれました。確認方法はなんのことなし。Govindがその携帯に電話して、私のものであることを証明したわけです。きっと前日も同じことをして確かめていたのでしょう。      その運転手の言うには、空港からの帰りに別の客を乗せたけど、たまたま助手席に乗ったとのこと。その客が最後で家に帰って後ろの席を見ると携帯が落ちていたそうです。その最後の客が仮に後ろの席に座っていたら、まず返ってこなかったでありましょう。 運転手も正直者のようだし、幸運が重なりました。                                       お先真っ暗になったGW、一気にばら色に変わり、気を良くした翌翌日のゴルフでは自己ベストが出たのでありました。めでたしめでたし。