月別アーカイブ: 2018年1月

新聞記事より

今回も例によって最近の新聞記事から。

1.靴下が臭くて逮捕!?

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27歳のバス運転手が靴下を脱いで悪臭を放ち逮捕されたという信じられない話です。   運転手が脱いだ靴下の悪臭のおかげで、乗客が気持ち悪くなり、”捨てるか袋に仕舞ってくれ” というリクエストを運転手が拒んだため、小競り合いになって運転手が逮捕されたという馬鹿げた話です。いったい何日間同じ靴下を履き続けたのでしょうか?           ちなみに右隣の記事は先日ミスワールドに輝いたムンバイのインド人女性の記事です。街ではこんな人はまず見ません。でもなにせ13億人近くもおりますからね。

2.カーストは結婚しても変わらない、という最高裁判所の判断

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インドではカーストは存在しないという建前になっていますが、下層カーストは学校の入学でも就職に際しても優遇されるという、ある意味矛盾した政策を採っています。        この記事は下のカーストの人と結婚したからといっても、生まれたときに所属するカーストから変わることは無い(下にならない)という判断を示しています。カーストは存在しないどころか、助長させるが如くの最高裁判所の判断。日本人などは口を挟む余地のないところですが、未だしっかり定着しています。

3.宗教と離婚

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インドではまだ離婚はタブーとされています。上の記事は宗教ごとの離婚及び”別居”の率を示しています。マジョリティーであるヒンズー教徒は女性で2.2%、男性で1.4%ととても低い値です。一番高いのは仏教徒。それでも5%前後です。イスラム教徒は、男性側から”タラック、タラック、タラック”と3回言えば離婚できるという宗教上の”きまり(慣習)”がありますが、それでも5%ほどです。(最近この3回”タラック”は女性権利擁護から違法となりました) 記事では離婚と別居を別に扱っています。離婚となると子供の進学等で不利になることがあるので、法律上は離婚せずに別居を選ぶことも多いとか。                   ところでインドでは離婚となると、裁判所が介入してきて”離婚を思いとどませる努力” をするそうです。この国では政治的なことにも裁判所がかなり介入してきて、政府の判断より裁判所の判断が優先されるようです。

矛盾した表示の信号

交通マナーなど無いに等しいインドの交通事情ですが、それを助長するようなインフラの貧弱さもあります。                                              先日、たまたまいつもと違う道を使ってアパートに帰ろうとしていたときのこと。信号機が停止線(と思われるあたり)の上と、交差点の中心あたりの2箇所に設置されているのですが、停止線の上の信号機は青い矢印で”進め”の合図、一方交差点の中の信号は赤で”止まれ”と矛盾した表示をしています。いったいどっちが正しいのだ?                             大きな交差点でもあり、ドライバー達は一応信号を守っているのですが、先頭の列はわれ先にと出るものですから、停止線のあたりをはるかに越えています。よって上の信号が見えず、中にある赤信号に従って止まっています。一方後ろのほうに止まっている車は上の信号、すなわち”進め”が見えるものですから、”なぜ止まってんだよ!早く行け!!”とばかりにクラクションの大洪水です。確かにこんな場合にクラクションを鳴らすのは、まあ仕方ないとは思いますが、その音の不快感ときたらたまりません。                     しばらくすると交差点内の信号も青に変わって、流れ始めたのですが、それがほんの一瞬でした。あきらかに信号のコンビネーションが狂っています。

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*上にある信号は矢印で進め、中の信号(右奥)は赤です??前列の車はわれ先にと前に出ているため上の信号が見えません。

インドでは信号が壊れて消えているのは普通のことですし、点灯していてもこんな状態ですから、みんな信号を守らないのも仕方ないのかもしれません。市バスの運転手でさえ信号無視しますからあきれ返ってしまいます。(一年ほど前に信号無視でつかまり、罰金を取られた私はなんて不運だったのた!)こんな状態ですから、年間15万人、毎日400人もの交通事故での死者がでるのも納得と言うほかありません。日本は最悪のころ年間3万人とか言われた時期もありましたが、今は1万人を大きく下回っているとか。さすが”改善”の国です。

 

ハイソな人々

もうあまり使われなくなった言葉かも知れませんが ”ハイソ”とはHigh Society、すなわち”社会的地位の高い階層” ということでしょう。 インドにも、いやインドだからこそハイソの人々はたくさんいて、庶民とはかけ離れた社会を形成しているようです。                                          たまたまですが、以前紹介した事務所のオーナーであるGupta氏から、”父親没後10周年追悼記念パーティーを開くので” と招待状をいただきました。父親の死後10周年パーティーってなんだ?とは思いましたが、ちょうどその日(1月21日)は予定もなかったし、インドのパーティーにしては珍しくお酒も出すということなので、興味本位で参加してみることにしました。

時間は13:00からのランチパーティー。ということは、これまでの経験からすると、始まるのはせいぜい15:00ぐらいか? 事務所のスタッフに相談してみると、”いや、遅くとも14:00ぐらいには行ったほうがいいでしょう、ランチパーティーだし”  ”服装もスマートカジュアルでOK、ネクタイも要らないし、お祝いのようなものも要らないですよ”。 会場はデリー市内とはいえ、タクシーで1時間近くかかりそうなので早めに出かけました。                                    (タクシーが)迷いに迷って13:30ごろなんとか会場入り口に到着しました。その入り口にはパーティーの案内看板が掲げられており、通りの名前はなんとGuptaさんのお父さんの名前が付けられています。その通りの入り口からわずか200mほどで会場に着くのですが、電動のシャトルカーが来客を運んでいます。長いことタクシーに乗っていたので歩きたかったのですが、 ”これに乗れ” みたいに指示されて、どこかの貴婦人風の女性とその旦那と思われる人と相乗りで、あっと言う間に到着。                                                   会場はGuptaさんのお父さんの家で、Guptaさんもそこで生まれたそうですが、今は弟さんが住んでられるとか。Guptaさん自身は事業家として大成功していますが、弟さんも事業をする傍ら政治家とも深い繋がりを保っているそうです。そもそもその日の主人公であるGuptaさんのお父さんは、元首相のインディラ・ガンジーさんとも親交があったなど、かなりの有力者だったようです。                                         一番印象的だったのは、参加者が見るからにハイソの人々であったことです。普段町で見かけるインド人とはまったく違います。カーストも高いのかも知れませんが、いかにも裕福で社会的地位も高そうな人たちばかりです。私は日本人でもあり(たぶん私のみ)、場違いな感じもしましたが、逆にカーストもなにもないので気楽といえば気楽です。ビールを始め、ワイン、ウイスキーなどあらゆるお酒と料理(もちろんインド料理のみ)が用意され、生バンドこそなかったですが、あのロバートレッドフォード主演の映画、”華麗なギャッツビー” をほうふつとさせる風景でありました。インドの金持ちは半端ではない、とも言われますので、上には上があって、また別格の社会を形成している階層もあまたあることでしょう。なかなか得がたい、それなりに面白い経験でありました。

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*右上の写真がGupta氏の父親の写真。Guptaさんに良く似てます。

 

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*プールこそなかったですが、大変な邸宅です。これは側面の写真になります。

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*奥のほうにコックが3人見えますが、これはほんの一部で、全部でコックは10人はいたでしょうか。もちろんウェイターは別でやはり10人ほど。インドでは残念ながらウエイトレスはまず見かけません。

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*女性席というわけではありませんが、自然と女性が集まっていました。

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*裏庭というか中庭のテーブル。参加者は全部で200人ぐらいでしょうか。

 

 

 

 

Pizza Hut

普段のランチは近くのレストランというか食堂というか小さな店から適当なメニューを配達してもらいます。200ルピー以上であれば、無料で配達してくれますので、欧米人が首を傾げるといわれる日本の出前と同じです。                                週5日のうち、インド系(カレー系)が2-3日ぐらい、後の2-3日はピザとか中華系あるいは和食系のときもあります。事務所で食べるときは一緒に食べる人たちと(当然の如く)シェアーしますので、インド系かピザか中国系になります。(インド人は和食はまず食べない)                                                  というわけでピザは毎週のように食べていることになります。DominoPizzaもあるいは地元のブランドもありますが、PizzaHutは私の電話番号と事務所の住所が登録されているので、ピザのときには100%PizzaHutになってしまいます。(他の店にすると最初から説明しなくてはならない) しかしこれがまたご多分に漏れず、客のことはほとんど考えない”文化”にはほとほとあきれてしまいます。

まず電話をすると、受けた人は毎回私の電話番号と事務所の住所、名前を長々と繰り返します。自動録音テープではありません。”もう登録されているんだから名前のみの確認でいいだろう!” と思うのですが、まあそれはPizzaHut側の決まりなのでしょう。それから”今日は何にいたしましょうか?”と注文を聞いてくるのですが、注文したあとも、”xxはいかがですか?xxを付けると20%割引になります云々”としつこく勧誘してきます。ま、これもマニュアル通りなのでしょうが、その後注文したものを再確認して、値段と税金等を詳しく説明してくれます。親切といえば親切なのですが、その日は忙しかったし、値段も分かっているので最後まで聞かずに”OK, OK”と言って切ってしまったら、30分どころか1時間経っても配達されてきません。これはおかしいぞ、と再度こちらから電話してみると、                      ”最後まで聞かずに電話が切られたので、キャンセルかと思いました”              ”おいおい、そんなはずないだろ!そう思ったならそちらから掛けなおして確認するぐらいしてくれたっていいだろう!!”                                         まあ、食べるところはPizzaHutばかりではありませんので、大きな問題はないのですが、なんと不親切な、とあきれる私が間違っているのでしょうか?

先週は同じようにミディアムサイズのピザとペプシを頼んで税込み490ルピー(800円ぐらい)と今度は最後まで聞いて注文したのですが、配達ボーイに500ルピーを出したら、”おつりがありません” と言います。                                       ”おいおい、490ルピーだったら客は500で払うことは容易に予想できるだろう。10ルピーぐらい用意して来いよ”  なんでもなければ10ルピーくらいあげてもいいのですが、その日は30分以内どころか50分もかかったし、この準備の悪さに腹が立ったので、”後で10ルピー持って来い” と申し渡しました。店からは歩いて5-6分のところなのですが、案の定待てど暮らせど来ません。まずます頭にきて、事務所の掃除やこまごまとしたことを仕事としているManojiという契約社員に”PizzaHutに電話しておつりを持って来させてくれ”と頼むと1時間ほどしてから私の携帯に直接電話がありました。                                       ”なにかご不満があると聞きましたが?”                                ”あたりまえだ。490ルピーで客は500ルピーを出すことは誰でも予想できるだろう。信じられないよ。しかも、今日の配達は50分もかかったよ”                          ”わかりました。いまからおつり10ルピー持って行かせます”                       しかしこんな場合でも決して”申し訳ありませんでした”という言葉はありません。きっと10ルピーぐらいでうるさい客だ、ぐらいに思っているに違いありません。               どちらの場合も、相手のことはほとんど考えていないという、日本とは間逆な対応にほとほと疲れます。もう2年以上もインドに居て、わかっていることではありますけどね。