ほぼ定番となった感がありますが、今日も新聞記事から興味深いものをかいつまんで紹介いたします。
1.多くのインド人の居住スペースは牢獄より狭い。
農村部に住む80%の住民一人当たりの居住スペースはおよそ94平方フィート(約9平方メートル)しかなく、牢獄の96平方フィートより狭いというショッキングな記事です。もっとも牢獄は”推奨される面積”とありますので、実際には96ないところも多いでしょう。しかし9平米といえば3mX3mほどしかないわけで、トイレは無いにしても、キッチンなど共有の場所を入れての話ですから、ほとんど寝るだけのスペース、という感じだと思います。東京の平均的なサラリーマンの家が30坪(99平方メートル)で4人家族とすると、一人のスペースは24.75平方メートルになりますので、日本の家は狭いとは言えまだまだましです。
2.百万長者が出てゆく国とその受け入れ国ベスト5
お金持ち(百万長者)が自分の国を捨てて出てゆく人が多い国ベスト5と、その移住先ベスト5を示しています。 お金持ちが出てゆく国ベスト5は1.フランス:12,000人 2.中国:9,000人 3.ブラジル:8,000人 5.インド・トルコ:各6,000人。 受け入れ先は1.オーストラリア:11,000人、2.USA:10,000人、3.カナダ:8000人、4.UAE:5,000人、5.ニュージーランド:4,000人となっています。移住の主な理由は1.教育のため 2. 安全確保 3.医療 4.気候 5.衛生面の順になっています。意外なのはフランスを捨てる金持ちが12,000人とトップとなっていることですが、税金などが理由なのでしょうか。国を出る理由のうち、フランスならどれも問題ないように思われますが。
3.公共トイレが物置や住居に
またまたトイレの話で恐縮ですが、公共トイレが勝手に占拠され倉庫や豚の住み家、はたまたインド人の家族が住んでしまっているという話です。上の写真は6つの事例が載っていますが、左上から右へ順番に1.入り口が占拠されロックアウトされている 2.野菜倉庫に使われている 3.ヒンズー教のお祈りの場所になっている 4.ある家族に占拠されている 5.豚の住みかとなっている 6.駐車場として使われている。 この前の投稿でも書きましたが、狭くて暗い”トイレ” などは使うものではない、という人が多いためでしょうか、驚くべきことにそれを咎める人もいないようです。行政もなにもしないのでしょうか。インドの交通事情はメチャクチャなのですが、そんな公共性の無さを考えるとこんなこともあり得るかも知れません。さすがはインド。