月別アーカイブ: 2016年12月

新聞記事より

1.映画館では上映前に必ず国歌を流し、演奏中には起立のこと

最近出来た決まりなのですが、映画館では上映の前に必ずインド国歌を流し、客は全員起立して聞かなければなりません。違反すると3年以内の拘束か罰金もしくは両方となっています。今月ケララ州で映画祭があったのですが、そこで起立しなかった人が何人かいて、逮捕されました。まもなく釈放されましたが、彼らは、”起立したら席が取られてしまうと思った” 言い訳しているそうです。でも、インドでは本当に起こりそうなことなので、思わず笑ってしまいました。                                                      一方これもインドらしいことなのですが、車椅子に乗っている客が国歌演奏中に、当然のことながら立てなかったことに対しても、周りから非難の言葉が浴びせられたとか。相手の立場になって考えるというのがとても苦手な国民性、と言っては少々言いすぎかもしれませんが、なんとなく分かる気がします。                                                       ただ、これらの決まりはインド特有のことではなくて、日本でも卒業式の?君が代演奏中に起立しなかったので処分されたとか、米国でも普通に行われている慣習のようです。ただ、映画上映の前に必ず、というのが面白いところです。

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2.毎年400人も象に殺されるインド

以前、直接・間接にかかわらず動物が原因で人が殺されるのは、サメでも毒蛇でもなく蚊が圧倒的、という話を書いたことがありますが、インドでは象によって殺される人数が、なんと毎年400人を越えるそうです。トラにもかなり殺されていますが、数では象の場合の十分の一にもならないそうです。象に乗ったり、仕事をさせたりと、人間に危害を加えそうには見えない象ですが、分母が多いとはいえ、ちょっと驚きです。

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3.空からうんち?

インドのエアラインが、着陸後トイレが空だったりしたら、50,000ルピー(約80,00円)の罰金を科すという記事です。トイレが空ということは、飛行中に汚物を空から捨てたとみなされるということのようです。                 いくらインドとは言え、そんなことが本当にあるんでしょうか?そもそも飛行機のトイレって、空から爆弾を落とすように、好きな時に捨てられるような構造になっているんだろか。汚物は、薬品の入った水で流し、上空で凍ってしまうので、”ブルーアイス” と呼ばれるそうですが、であれば余計に”落とす” ことは困難では?などと思ったりするのですが、この話はTVのニュースでもやっており、空港近くの住民は(スラムが多い)、”たまに家のまわりに時々汚物が散乱していて困る。ただそれが飛行機から落ちてきたものかを証明できないが” などというインタビューを流しておりました。まあ百歩譲って、海の中に捨てたというならともかく、空港の近くの人が住んでいるところに捨てる? にわかには信じがたい話ですが、こうして正式に罰金を科すという規制ができたということは、根も葉もない話ではないんでしょうね。驚くどころかあきれるのも通り越してますね。

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ごみをあさるのは誰?

現在のアパートに引越してから9 ヶ月になろうとしていますが、毎週金曜日の朝ドアの外(正確には階段の踊り場)に出したゴミ袋が、夕方家に帰ると必ずと言っていいほど散らかっていました。カラスが散らかしたとも思えず、犬や猫が入り込んだとも考えにくかったのですが、ゴミ袋は必ずしも口をしっかり閉めて捨てるのでもありませんので、通りがかった人が暗闇で蹴飛ばしたりしたら、容易に散らかってしまいます。 インドではゴミの分別などはもちろん必要ありません。”誰の仕業かわからないけど、気をつけて欲しいよな” ぐらいで、 翌日には階段などアパートの共用部分の掃除人が片付けてくれますので、見て見ないふりというか、なるべく気にしないようにしていました。

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*左が朝ゴミを出したとき、右が夕方の状態です。この日は特に散らかり方がひどかったです。

先日、テニス同好会の日本人とそんな話しをしていたところ、”それはゴミのなかんに金目のものがないか誰かが漁っているんですよ” とのコメント。私のアパートからのゴミは生ゴミを別にすれば、ビールの空き缶や牛乳の空き箱、卵のトレーなどです。こんなものがお金になるのか?早速会社のスタッフに聞いてみると、ビールの空き瓶は一本1ルピー(約1.6円)ほどで引き取ってもらえるけど、空き缶や卵のトレーはただのゴミだと言います。でも別の袋にまとめたビールの空き缶は、きれいになくなっているし、きっと何がしかのお金になるに違いないと、同じ質問をGovindちゃんにしてみると、                      ”Yes, Sir!ビールの空き缶も1ルピーで売れます。ビール瓶のふたやシャンプーの空き容器もKg単位で売れます” さすがGovindちゃん、庶民以下の人々の生活をよく知っています。  同時に、掃除人が空のダンボール箱(ビールの入っていた箱)や、卵のトレイなんかを捨てないで、いつまでも部屋に残していた理由がわかりました。売れるものを勝手に捨ててはいけない、と考えていたのです。

それにしても生ゴミまで開けなくても良いおもうのですが、でもまあ開けてみないとわからないですからね。あるいはこのゴミが日本人からのものと知っていて、結構お金になるものを知らないで捨てているかも、という期待してのものか? 誰が持ってゆくのか知りませんが、ビールの空き缶は一週間に10本以上は出しますので、10ルピーは確実です。20ルピーあれば露店で食事することもできますので、最低線で生活している人にとっては悪くないかも。これからは持って帰りやすいように(散らかされないように)金目のものと、それ以外のものを分別して捨ててあげようか。。。                                        こうして考えると、インドでは分別ゴミ収集はやっていないけど、結果的には分別ゴミ収集に近いことになりそうです。ただ分別する人とゴミを捨てる人が別、ということです。           私はとても驚いたのですが、あのシンガポールでも分別ごみ収集は全くやっていませんでした。噂では、捨てられたゴミを人力で仕分けしており、その方がトータルとしては安く上がるとか。そしてそんな仕事に従事しているのが、インドからの出稼ぎ労働者という話しでしたが、にわかに本当の話しに思えてきました。

めがねの購入

目の悪い人はめがねをある程度定期的に買い替えなければなりません。人によってはファッション感覚でしょっちゅう変える人もいるでしょう。目の悪いひとは経済的にもかなりの損失です。                         現在使っているめがねは5-6年前のもので、フレームもレンズも傷が付いたりしてもう買い替え時なのですが、メガネみたいな半医療製品とも言えるものをインドで購入して大丈夫なのだろうか? インドでもメガネかけているいる人は珍しくないし、メガネなんてそうハイテク製品とも思えないし、問題ないであろう。思い切ってインドで新調することにしました。                                 やはり社員情報で、”Lens Kart” という店がよろしいのでは? という推薦があったので、先日布団と電気ヒーターを購入したGIP(Great Indian Place)に行ってみました。ほんとにGIPには何でもあるのです。

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写真のように、店構えは日本のメガネ屋とほとんど同じです。現在スペアーで持っている一番度数の合ったメガネを見せて、”これと同じ度数のもの欲しいのだけど” というと、ちゃんとしたレンズの検査機械があって、即データが取れたようなのですが、”遠近両用なんだけど大丈夫?” と聞くと、”No Problem!” とインドでは最も信用のおけないセリフが。インド人がこのフレーズを二度繰り返して言ったときにはそれは嘘をついてる、というのが日本人の間では定説になっています。でも今日は一回だけだからいいか。。。一応検査コーナーで、目のチェックもしてくれました。検査も日本のものと同じように、仮のメガネを掛けて、レンズをいくつか入れ替えて、”どちらが見やすいですかー?” ってな感じでチェックしてくれました。                   img_1604

*店の奥にある、検査室。大小のアルファベットを読むだけです。

いろいろ迷っているのも面倒なので、フレームも1-2個見ただけで即決定。ほんの30分ほどですべて終了しました。お値段は10,243ルピー(約16,000円ぐらい)会社で聞いていたおおよその価格よりかなり高めで、今やなんでも安くなった日本と変わらないのでは?                               制作に一週間ほどかかるということで、この辺も日本と同じようなものですが、果たして満足のゆくものが出来てくるだろうか?

Fish Market再び

昼食時、ある社員から”今の時期、フィッシュマーケットに行くと鮭が売っている” との情報がありました。でも前回の(6月?)ハエだらけの印象が強く、その後もう一度行ってみようという気持ちにはなれませんでした。しかし12月ともなるとハエもそういないでしょうし、鮭の塩焼きが食べられるなら、と期待を膨らませて再訪してみました。

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*右上段にある魚が鮭です。やや小ぶりですが、鮭には違いなさそうです。

場所も様子も一年前のままですがやはりハエはほとんどいないし、気温が低いだけでもちょっと清潔に感じられます。入ってすぐの店で、                             ” サーモンある?” と聞くと、”もちろん。インド洋のサーモンだよ”               とやや小ぶりの鮭を見せてくれました。                                ”ほうほう、ほんとに売ってるんだ” などと思いながら眺めていると、            ”こっちもサーモンあるぞ!” と反対側から声をかけてきます。                ”彼は同じ店の人?” と聞くと、                                    ”いや、あっちはパキスタン人さ。こちらはインド人”                        私にとってはどちらでもいいけど、鮭に違いはなさそうなので、                 ”じゃ、この頭の部分から2cmぐらいずつスライスして、4切れほどくれ” と言うと、      ”一匹買ってくれ、さもなければ切った残りがあるからそちらでどうだ?”                           ”いや、一匹は買えないけど、(頭に近い部分が欲しかったので、指で指し示しながら)ここから2cmぐらいの厚みで4切れぐらい切るのは簡単じゃないか!?”                                            ”いや、一匹でなければダメだ。さもなければこちらの切れ端のスライスにしてくれ”         ま、今日は試しだし、尻尾の方に近いけれど妥協することにしました。ちゃんと鱗をそぎ落としてくれて、5切れで200ルピー(約350円)。本当は値切るのが普通なのでしょうが、面倒なので素直にそのままお支払い。

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さて、帰宅後よく水洗いして、一塩して一晩冷蔵庫に。翌朝は、インドで初めての鮭塩焼き定食です。                                                 ところが、お味はまったく期待はずれ。鮮やかなピンク色で、油が乗っていつつ肉が一枚一枚きれいに剥がれるようなものを期待していたのですが、上の写真のように白身で、油っけがほとんどなくかなり淡白。むしろタラかなんかに近いような感じでした。まさかマスではないでしょうが、かなりがっかり。インドの鮭とはこんなものなのか。北海道産とはタスマニア産とは比うるべくも無し。鍋物なんかに入れてしまうか、オリーブオイルなんかで揚げて食べるといいかも知れません。でも一人で鍋する気にもならないし。インドでは日本やシドニーで売っているような鮭は取れないのか!?

スペイン旅行その2

2日目はいよいよアルハンブラ宮殿。                                 まずは朝ごはん。やはり近くのレストランでチュロスという揚げパンを食しました。日本の高速度道路の売店なんかでも売ってますが、趣は大分違い、ホットチョコレートを付けて食べます。どちらもそんなに甘くないので、朝ごはんには適当かもしれません。

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*1人前3本。右がホットチョコレート。左はバレンシアオレンジ。これもGood!

朝食後はスーパーというか、日本でいうデパ地下でスペイン食材の購入。ワイン、チーズ、イベリコハム、ソーセージ、タラの塩漬け、魚介類の缶詰などを調達。グラナダはデリーと違って、魚介類が豊富でうれしくなります。                                         娘はその後授業があるので、アルハンブラは私一人で見学。近くのバス停からほんの15分ほどです。歩いても40分もかからないでしょう。入場料は17ユーロ。インドみたいに外国人は何倍も高い、などということはありません。                            遠くから見ていたときは、”さてどのように歩けばよいか?” などと考えていましたが、そこはちゃんと”順路” が示されていました。3時間もかかるかと思われましたが、順路を素直に進むと2時間ぐらいで宮殿を一廻りできます。歩いている間中、ギターの名曲”アルハンブラ宮殿の思い出” が頭の中で壊れたレコードのように繰り返し繰り返し流れてきます。  まるで宮殿の中から聞こえてくるようでもありました。                                                                         読者の方も久しぶりに?是非宮殿の写真をみながら視聴してみてください。                             絵(写真)を見ながらの音楽というのはとても良く聞こえます。ましてや映画のような動画がバックだとさらに印象深いものになりますね。 このYoutubeは動画ではありませんが。                 https://www.youtube.com/watch?v=4AbiP1o4QQY

3時半ごろからスタートしたのですが、薄暗くなる6時ごろにはほぼ全順路を終えておりました。夜はライトアップされ、それがまた綺麗らしいのですが、6時ではまだ結構明るく、ライトアップと言うには不十分です。しかし中の係員から”時間だから出て” と追い立てられ、その日のアルハンブラはおしまい。

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*宮殿内の一部、城塞側から宮殿を望む。

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*宮殿内の庭園の一つ。水がふんだんに使われています。グラナダでは水道の水がそのまま飲めます。

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*宮殿からアパートのあるアルバイシン地区を望む。

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*6時ごろ。ライトアップは始まっていますが、写真ではまだわかりません。

さて、その夜は楽しみにしていた”バル” という日本でいう飲み屋に案内してもらいました。飲み屋というよりパブという感じです。その店では、飲み物を注文すると自動的におつまみが一皿付いてくるという面白いシステム。それもコロッケ2つか3つです。肉コロッケ、魚コロッケ、チーズコロッケなど。小さなクリームコロッケと言ったところですが、こんなものをビールやワイン1グラス毎に付けていたら、すぐにお腹が一杯になり、お酒を飲む気が無くなってしまうのでは?などと余計な心配をしてしまいます。そういえばドイツなんかではビールは食べてから飲む、なんて話を聞いたことがありますが、私の基準からすると”それではビールがおいしくないだろう” と思うのですが。

グラナダ空港では、地元の有名な”PIONONOS”というお菓子をお土産に買ってみました。外見は、たこ焼きみたいな、ホタテの貝柱みたいなのですが、味はGOOD. バウムクーヘンにシロップを掛けたような感じです。ところがインド人にはまたしても受けず。理由はやはりその食感にあり。味はOKとのことですが、とろっとした食感がダメみたいです。

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実質たった2日間のスペインへの旅でしたが、グラナダの観光だけならちょうど良いくらいかも知れません。ほかに見るべきものもさほどなさそうだし、また娘も忙しいだろうから、”いつまで居るの?” などと聞かれたりするのもちょっと寂しいし、などと変に気を使ったりして。

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*早朝デリー着陸直前に外を見ると、デリー冬の風物詩、霧で真っ白でした。飛行機の翼の端がすでにガスってますので、視界30mといったところです。

スペインへの旅その1

娘がスペインに留学しており、スペインはまだ行ったこともないし、娘がいるうちにと、3泊3日といった旅程で出かけてきました。                                            街はグラナダというところです。そう、あの有名なアルハンブラ宮殿のある街です。もともとはグラナダからやや西へ150Kmほど行ったマラガという街で10月までホームステイしていたたのですが、2ヶ月だけグラナダに滞在するというので、スペインと言えばアルハンブラに行きたいと思っていた私にとってはちょうど好都合です。                              これまで使ったことはないけれど、最近良く宣伝しているカタールエアーでマドリッドへ。そこからはイベリア航空に乗り換えて1時間ほどでグラナダです。娘の住む地区はアルバイシン地区といって、日本で言えば京都のような、そこに行くこと自体が観光になるような地区です。

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*娘のアパートのあるあたり。こんな狭い道でも車が通ります。

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*アパートからすぐ近くのレストラン。石畳の道が風情があります。

今回の目玉はアルハンブラ宮殿と本場のフラメンコを見ること。そしてスペインのビールとワインと料理を楽しむこと。もちろんそれらは娘に会うことの”ついで”あるのは言うまでもありませんが。                                            初日は日曜日でしたので、アパートの近くには国内からのも含めて観光客がいっぱい。お昼は近くのレストランで早速パエリアに挑戦。注文は最低2人前からというので問題なし。お味は誠に結構。特にしばらく魚介類を食べていませんでしたので、海老やイカのおいしいこと。ただ、日本人の私としては、”アルデンテ?” のお米はいまいち好きになれません。多少なりとも芯の残るお米はやはり失敗作と言いたくなります。その他には、単純な料理なのですがメチャおいしかったのがスペインのしし唐のオリーブオイル揚げ。その店のお勧めとかで、いくらでも食べられそうです。ビールのおつまみにも最高。ビールの銘柄はアルハンブラ。これも文句なし。そんなわけで、真昼間にしては少々飲みすぎて長旅の疲れもあり、その午後は早速”シエスタ” で夜の準備。

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*2人で食べても半分も食べられません。

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*左上のお皿がしし唐のオリーブオイル揚げ。絶品です。

その日の夜の部は、定番フラメンコ。こちらも住むところ自体が観光地だけあって、アパートの近くにフラメンコを見せる店がいくらでもあります。でも、食事や酒を出すところと出さないところがあるとか。もちろん私にとっては酒が無くてなんの楽しき!?                           スペインも夜の食事は遅く、9時ごろが普通とのこと。でも7時からの予約でも結構お客が入ってました。きっと有名な店なのでしょう。         やはりまずはビールから。銘柄はむしろフィリピンで有名と思われるサンミゲルビール。もちろん元々はスペインのブランドです。銘柄とかぶどうの種類はよくわかりませんでしたが、ワインもGood。おつまみは多少焦げるまで焼いたチーズが絶品。もうチーズとバケットを赤ワインがあれば幸せ。

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*右上の黒いフライパンに載っているものがチーズの焼いたものです。パンにつけてもそのままでも最高です。

フラメンコも迫力満点。私には良し悪しはわかりませんが、その日のダンサー、特に若い男性ダンサーはたまたま有名人だったとか。でも、長い髪の毛を振り乱し、汗だくになって踊るものですから、その汗がおつまみやお酒に飛んで来ないかちょっと心配でした。ステージのすぐ周りの席には結構飛んでましたね。照明のぐらいで私の位置からはよく見えました。幸いなことに私たちの席までは届かなかったと思いますが。

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*こちらは女性のダンサーです。日本はなぜかスペインに次いでフラメンコが盛んなのだそうです。

 

冬支度

さすがのデリーも12月にもなると最低気温は10度ほど、最高気温も25度ぐらいです。それでも東京よりも温暖で、今はデリーの一番良い季節と言えるかも知れませんが、これからもうちょっと寒くなって、最低が5度を切るぐらいにもなります。                                                                                              前に居たグルガオンのサービスアパートでは、ヒーター(兼クーラー、すなわちエアコン)や布団も付いていましたので、冬でもなんら問題なかったのですが、デリーのアパートではエアコンは冷房のみ、入居時に買ったベッドの他には自分の持ち物、すなわちタオルケットと毛布それぞれ一枚づつしかありませんので、まともな掛け布団が必要です。そして何らかの暖房器具も。

というわけで冬支度のため、掛け布団と暖房器具の購入に出かけてきました。店は社員のお勧めするいつもの” GIP(Great Indian Place)” というモールです。たしかになんでもあります。 4月に投稿しましたように、家具類も同じところで買い、その配達とセットアップに大変な苦労をしましたが、今回は買ったらそのまま持って帰るので配達などの心配は要りません。                        掛け布団は英語でなんというか?”Futon” と言っても通じるかも知れませんが、インドの人は”Quilt” といっているようです。辞書で引いてみると、掛け布団はやはりQuilt、敷布団は(Japanese)Mattressと出てきます。GIPでQuiltといったらすぐに通じましたが、欲しかった羽毛のQuiltは無くて、中空の化学繊維が入ったQuiltだと説明してくれました。お値段2,500ルピー(約4,000円)は高いのか、安いのか見当もつきません。なにせフトンやタオルなどは買うものではなくて、引き出物なんかでもらうものと思ってますので。多くの日本人はそんな感じではないでしょうか。                                              それまで毛布一枚とタオルケットのみでしたので、さすがに保温不足だったらしく、毛布をシーツの下に敷き、買ったばかりの布団で寝てみると極めて快適、睡眠時間が伸びたかも知れません。                                    暖房器具は、400Wの電熱棒が2本付いているインド製の簡単な電気ヒーター。日本にあるものとほぼ同じものです。ハイテクでもありませんので、インド製でもまったく問題ないでしょう。これで今年の冬支度終了。