月別アーカイブ: 2016年8月

インドのうどん

乾麺などは保存食品として重宝していますが、そうめんやラーメンはあるものの、うどんはしばらく切らしており、ある日急にうどんが食べたくなりました。                           インドにうどんが売っているとはとても思えず、また自作してみようかと思い立ちました。”また”というのは、5年以上も前になりますが、小麦粉からうどんを作ったことがあります。足で踏みつけたりと少々面倒なところもありますが、材料は小麦粉(薄力粉)と水、食塩だけですので単純です。出来映えも、店で売っているものぐらいのものは出来ました。少なくともスーパーなどで売っている、ゆでて袋に入っているうどんなんかよりずっと立派なうどんです。

昼食時例によって地元民に”薄力粉” はインドで買えるか?と聞いてみようとしたのですが、そもそも薄力粉って英語でどう言うのだろうか。手持ちの和英辞書では出てこず、アルクの英次郎によると、”Weak Flour” あるいは”Soft Flour” と出てきました。漢字そのままですね。もともとは英語を日本語にしたものか?でもさすがに、そう言って分かってくれたのは女性社員だけでした。”要はうどん(Noodle)を作りたいのだけど” と言うと、”ならインドでも売ってますよ、乾麺だけど” ”えー、本当?私はインド人が麺類を食べているところ見たことないけど” ”Noodleは食事ではなくて、おやつかスナックとして食べるんですよ” ”そう? でもうどんというのはちょっと太めの麺で、ラーメンなんかとはちょっと違うんだけど” ”もちろん、Egg Noodleなんかじゃなくて、小麦粉と水だけで作った麺ですよ” というので、じゃ、店で買えるならそれに越したことはないので、今度スーパーで探してみることにしました。

そんなある日、トマトプロジェクトで野菜を仕入れた後、すぐ近くのスーパーで卵などを買っていると、偶然乾麺を見つけました。”Veg Noodle”。製造元はインドパンジャブ州。材料は小麦粉、塩、水とあります。みんなが言っていたのはこのことか?では早速試してみることにしました。値段は350グラムで52ルピー(100円弱)。賞味期限は2016年7月となっていますが、問題なし。(これから察するに、インドのことですから一年以上前に製造されたものと思われます)

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レシピにはゆで時間3分とありましたが、3分では芯がかなり残っていたので、4-5分茹でました。そうめんと、冷や麦の違いが太さだとすれば、冷や麦といったところでしょうか。そう思って食べると日本のものと遜色ないと思います。しかし、うどんと言うにはちょっと。。。 そうめん、冷や麦、うどん、材料がほぼ同じであっても、食感というか味わいはずいぶん違うものです。やっぱりうどんを自作するか?でものし棒もなんとかしないといけないし、10月の一時帰国まで我慢するか。。。

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*のりと七味をかけたのみ。先日の紫蘇の葉があればまた良かったのですが。。。

 

 

紫蘇(しそ)の葉

紫蘇は英語でなんというのだろうか?辞書を引くとPerillaという聞いたこともない単語が出てきます。ところがその英単語を同じ辞書で引いても和訳が出てきません。(ジーニアス英和・和英辞典)辞書に書いてあることですから間違いではないでしょうが、このことからも察するに、紫蘇というのはかなり日本独特な野菜に違いありません。シンガポールにはあっただろうか?もちろんインドでは通常売っていません。                                 最近、土屋さんという日本人女性が、安全野菜の販売を始めました。その名は”トマトプロジェクト”。安全な野菜とは有機野菜だけということではなくて、農薬を使っていないか、あるいは正しい農薬の使い方をして収穫した野菜という意味です。要は日本のスーパーなどで売っている野菜とほぼ同じ安全性というわけです。                                 以前も触れましたが、インドでは字が読めない農民も少なくなく、農薬を適度に薄めて使うことができずに、原液をそのまま使ったり、あるいは農薬に石油が混じっていたりと、野菜の安全性がかなり怪しいです。ですから、多くの野菜は皮をむいて食べる人が多いですが、私などはトマトやナスなどはあの皮の食感が無くなっては、価値半減と考えていますので、洗っただけでそのまま食べられるというのはありがたいことです。

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*トマトプロジェクトの”店頭”。オンラインでも注文できます。ただし、値段はかなり高めです。

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*トマトプロジェクトは、やはり日本人女性が経営する紅茶屋さん(お土産屋さん)の一角を借りて販売しています。このお店の名前はHappy Hunter.

トマトプロジェクトはそういった安全な野菜というだけでなく、日本的な野菜も販売しています。冒頭に書いた紫蘇のほか、ゴボウ、長ネギ、ニラ、三つ葉、エシャロットなどなど。それらはいつもあるというわけではなくて、日によって違います。その日はたまたま紫蘇が出ていましたので、買ってみまたのですが、一枚(一葉)15ルピー(約25円)。”たけーなー” なんてつぶやきながら3枚ほど購入。冷ややっこと一緒に食べてみましたが、やや香りが弱い感があるものの、りっぱな紫蘇でありました。

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*さすがに日本人経営だけあって、たとえ3枚の紫蘇であっても丁寧にビニール袋に入れてくれました。

 

 

 

Rio 2016-その後

先日のRio 2016ではインドにはまだメダルがもたらされていない、と書きましたが、大会13日目にして女子レスリングで銅メダル、バトミントンで銀メダル以上が確定しました。インドでは”号外”というのはないですが、新聞では一面トップの扱いです。二人とも女性ということでこれも話題になっています。

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女子レスリングで銅メダルを獲得したのはSakshi Malikさんという23歳の女性、さらに大きな話題というか期待を集めているのはバトミントンのP.V.Sindhuさんです。その日は日本の奥原選手を破って決勝進出、銀メダル以上を確定させました。私もビールの時間だったのでたまたま見ていたのですが、残念ながら2-0のストレート負けでした。終わったあと二人が握手するところを見るとSindhu選手と奥原選手の身長の違いがあまりに際立っていたので印象的でしたが、それもそのはず奥原選手は156㎝なのに対しSindhu選手は179㎝と23㎝もの違いがあったのです。バトミントンは体重分けとか身長の区別がないですが、やはりほかのスポーツ同様、上背がある方が有利なんでしょうね。彼女はハイデラバッド出身の21歳だそうですが、インド人は一般的に日本人よりやや小さめですから、女性で179㎝の身長はかなりまれだと思います。

翌日決勝が行われ、Sindhu選手は残念ながらスペインのワールドランキングNo.1のMarin選手に敗れ銀メダルとなりました。それでもというか、さらにというか、翌日の新聞でもトップの扱いで大ニュースです。インド女性の銀メダルは初めてということですし。                               ししかし、ニュースのなかでは”次、すなわち東京大会では金メダルを期待する”                なんてコメントや、彼女の両親も”次は絶対金メダルを獲得します” なんて無責任な発言があったりして、Sindhuさんに同情せざるを得ません。          大昔、1964年の東京オリンピックのマラソンで銅メダルを取った円谷幸吉選手が、次回(メキシコ大会)に向けてのあまりの重圧にさいなまれて自殺した事件を知ってますでしょうか?自殺するときに残した遺書があまりに名文で、私もなかば暗唱できるくらいです。                             ま、それはともかくとして、インドも今後こんな優秀な選手が多数発掘されることでしょう。Rio 2016でも、このほか体操(跳馬)のDipa Karmakar選手やテニスのSania Mizra選手(いずれも女性)などは上位入賞を果たしています。

ところでどうでもいいことですが、同新聞にメダルの組成と価値についての記事がありました。子供のころは、金メダルは純金なのか?なんて思ったりしてましたが、当然のことながら・・・                          金メダルの金の含有率は1%ほどで92.5%が銀、6.5%が銅ということで、素材を金額で現すと$564ほどだそうです。銀メダルは92.5%が銀、残りは銅で$330ほど。銅メダルは97%が銅で、スズと亜鉛が混じって$4.7ほどの価値だそうです。参考まで。

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独立記念日にふと思ったこと

私にとって2回目のインド独立記念日がやってまいりました。8月15日ですが、日本の終戦記念日とは直接関係ありません。(一年前のブログにその経緯を記載しています)                                  今年の8月15日は月曜日ですので3連休、Long Weekendです。事務所があるフロアーでは例によって、連休突入前にちょっとしたパーティー開催です。今年は昨年のようなクイズショウはなし。もちろんお酒もなし、単にスナックとお茶の”茶話会” です。しかもすべてベジタリアンメニュー。                                                   そんなスナックを食べながら、あるスタッフから”ところで日本の独立記念日は何時?” と質問され、そんなこと聞かれたこともなかったため、少々ポカンとしながら”サンフランシスコ講和会議の日がそれに相当するのだろうか” などど考えていると、別のスタッフが”日本は植民地になったこと無いよ” と一言。そうです、日本は有史以来植民地になったことが無い数少ない国でした。

世界最大の民主国家インド。仮に独立できないで、英国の植民地のままであったたなら果たしてどうなっていたであろうか?                たら・ればを考えても仕方のないことですが、正直に言って今よりずっとよい国になっていた可能性があります。何をもってよい国というかも問題ですが、すくなくとも外見上は。それは香港と中国本土の違いをみれば、その可能性は否定できないでしょう。インドのような複雑な大国を治めてゆくには、ある程度の強権は必要と思われます。中国も共産党の強権、もっとも今や誰も共産党などと思っていないでしょうが、あのような強権がなかったなら、とっくの昔に崩壊の危機に瀕していたに違いありません。                                                 同じように独立したというわけではないですが、南アフリカも民主化後は良い国になったかも大いに疑問です。恐らく以前よりも治安も悪化し、住みにくい国になっているのではないでしょうか。必ずしも民主化すれば良いってもんでも無いですね。日本でこんなこというと、すぐに右翼だとか言われそうです。でも、国それぞれに状況が違いますので、米国の宗教ともいうべき、自由と民主主義はどの国にも押し付ければよい、というものではないと思うのは右翼の私だけでしょうか?

 

Rio 2016

当然のことながらインドでもリオ・オリンピックは毎日放送されていますが、残念ながらというか、これも当然ですがインドで人気のある種目しか放送されません。それはホッケー、射撃など日本ではとてもマイナーな競技ばかり。クリケットは必ずどこかのチャンネルでやっていますが、これはオリンピックの競技種目ではないでしょう、たぶん。よって、日本人の私には見る気にもなりません。日本にいると柔道や体操、バレーボール、水泳などがメジャーな競技のように感じられますが、インドではもちろんマイナー中のマイナーで、当然ほとんど取り上げられません。

またインドは人口の割りに極端に獲得メダルが少ないという不名誉な実績も誇っています。繰り返しますが、インドのスポーツといえば、クリケットや先日紹介したカバディーが圧倒していますので、当然オリンピック競技で勝てるわけがありません。そもそもプールなどホテル以外では見たことがありません。バトミントン、卓球、ボクシング、ゴルフなどそこそこ盛んではありますが、決して世界レベルではないでしょうし、競技人口も少ないと思います。要はそんな優雅にスポーツなどしている人たちは限られているといいうことでもあります。ほとんどの人は日々食べるのに精一杯なのですから。                                しかし、クリケットだけは別です。大方の人がやったことがあるし、良く知っています。なんでも、世界で一番競技人口が多いのは、サッカーでも野球でもなくてクリケットだとか。インドのお陰です。

先日、ビールを飲みながら見るともなくTVをつけてみると、男子ピストル射撃の中継をしていました。競技者の中にはインド人がいないようですが、きっと有力選手が参加しているのでしょう。その日の上位選手の出身国は、ベトナム、中国、韓国、ロシア、北朝鮮など、なるほどと思わせる国々ばかりです。しかし、USAが居ないのはちょっと不思議でした。日本人もゼロ。                                              それにしても、ピストル射撃(射撃一般も同様)がオリンピックの競技になるとはいかがなものかと思います。ピストルの目的は人を殺すことです。人も殺せるけど、料理にも使える包丁とは違います。いわば人殺しの技術を競うわけです。ただ立ったまま引き金を引いて、パンと音がして、的の中心部に当たったかどうかだけです。見ていても面白くもなんともありません。スポーツらしい”躍動感” というものが全くないのです。

さて、今日はRIO2016が始まって9日目。今のところ64か国が何らかのメダルを獲得していますが、いまだインドにはメダルがもたらされていません。米国競泳選手のPhelps選手は一人で27個ものメダルを獲得していますが、インドは過去全部合わせても26個しかメダルを獲得していないそうです。不公平とは言いませんが、なんともすさまじい差としか言いようがありません。

 

一人の高校生だけが使う駅

ランチ時間にあるスタッフから、”先日TVで見たのだけど、北海道?のある高校生は、学校に通うには鉄道が唯一の方法で、その高校生が卒業すると同時にその駅(路線?)は廃止になる予定、という話があったけど知っているか?” ”残念だけど知らないな” ”本当の話だろうか?” ”北海道にはそんな所もあるかも。きっと本当の話だと思うよ” そうすると別のスタッフが” 日本はいい政府だね” と一言。インドは”国有鉄道”なので、そういう発言になったと思いますが、国有であろうとなかろうとなかなか良い話ではないか。

早速Googleで検索してみると確かに載ってました。                             ”たった一人の利用者女子高生とJR北海道上白滝駅のドラマチックな関係に心温まる” という題で紹介されています。唯一の利用者は原田華奈さんという高校三年生。今年の3月までの3年間ほぼ一人でこの上白滝駅を利用したいたようです。こんな話題を取り上げたインドのTV局はなにが言いたかったのだろうか?教育の重要性を重んじる日本人を紹介したかったのか?それもあったかも知れませんが、きっと日本のサイトにあるように、”ちょっと心あたたまる話” として紹介されたのでしょう。

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*JR北海道上白滝駅と原田華奈さんの通学風景

それにつけても教育は本当に重要です。                              私もインドに一年ほどしか住んでいませんが、インドで最優先すべきはなんと言っても若者の教育だと思われます。せめて10年間の”義務教育” は本当に強制して受けさせることが長い目で見ると疑いなしにインドの国益に叶っていると思われます。火星などにロケットを飛ばす予算があるなら、世界で第4位とも言われる軍事力を持つくらいなら。パキスタンなどインドに攻め込むとはとても思えません。しかし、教育の成果が出るのは20年30年後ですから、政治家はもっとも手を付けたがらない問題でもあります。そういう意味では、シンガポールのリー・クワンユーのようなある程度の独裁というか安定した長期政権というのは必要なことかも知れません。                                                     たとえば、インドに居て英語もわからないとなると、もう仕事の選択肢はかなり狭まり、低賃金の単純労働しかないということになってしまいます。そして歳を取るごとにそこから抜け出すのはほとんど不可能になります。                                               道路にごみを棄ててはいけない、用便はトイレですべし、などというような”常識” は本来家庭教育ですべきことですが、それをインドの家庭に望むのは難しいですので、そんなことも学校で教えるしかないでしょう。                                              もちろんインドでも教育があるかないかは、就職するときも結婚するときも最も重要な指標として考えられているし、誰も教育の重要性はそれなりに認識していることと思われますが、それを実行できない家庭があまりに多いという事であります。

ホームパーティー

大学の同窓会、通常はどこかのレストランでやっているのですが、今回はあるメンバーの自宅でホームパーティーをすることになりました。場所はHauz Khasと言ってデリーの代官山とも青山とも言われている、現地では憧れの場所でもあるのですが、恐らく日本人の目には他の場所と区別がつかないでしょう。雑然さと汚さは他の地域とほとんど変わりなく、ただおしゃれなお店が多少多めにあるといった程度ですので、現地に一年以上住む私にも違いはあまり良くわかりません。                                                そういう一等地なのですが、道は狭くまた例によって道を聞いても適当な教え方をされるので、運転手のGovindもずいぶん迷ってしまい、定刻に10分ほど遅れて到着。それでも私が一番乗りでした。他の人も日本人なので時間にルーズなわけでは決してないのですが、やはり迷ってしまったようです。                                        会費は一人たったの500ルピー(約900円)でビールと料理込み。その他飲みたいお酒は各自持ち寄りで、参加者10人ほどでしたが、ワイン、日本酒、ウィスキーなど10本以上が持ち寄られました。                                                 驚いたのはその日出されたお料理です。予想されたことながら日本料理のオンパレードなのですが、それがすべてインド人メイド(男ですからサーバントというべきでしょうか)の作品と聞いてびっくりです。大根とえびの煮付け、インゲンの胡麻和え、酢豚、ゴーヤチャンプル、鳥のから揚げ、なすの煮浸し、酢の物など他にもあったとおもいますが、最後には五目御飯。味も見栄えもすばらしく、インドの材料でしかもインド人が作ったものとはとても思えませんでした。                                  このサーバントは、メンバーのご主人が独身のころからの付き合いで、彼がじっくり和食の作り方を教えるなど、かれこれ15年以上仕えてきているそうです。なるほど、そこまでの付き合いなら不思議ではないかも知れません。彼は住み込みではなく通いのサーバントで、料理などが一通り準備できると、その日は一旦自宅に帰り、翌朝後片付けに来てくれるそうです。ホームパーティーの時のホストはそれはそれは大変だと思いますが、そんなお手伝いさんがいたらかなり楽になるでしょうね。                                                                                 その日は飲むのと食べるのに一生懸命で、料理そのものの写真は撮りそこねてしまいました。下の写真は帰る間際にテーブルのあたりを撮ったもので、料理そのものはあまり写っていませんが、雰囲気ぐらいは伝わるかも知れません。

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日本人は嘘をつかない民族?

これまで何度かインド人の言うことが信用できない事例を挙げてきました。知らないことをさも知っているかの如く、真顔でいい加減なことを”教えて” くれます。店でもタクシーでも彼らには”知らない” という言葉は存在しないかのようです。同じ質問に対し、答えた2人が正反対の方向を指してくれたこともあります。最初はよく騙されましたが、今は学習して彼らの言うことはまず疑ってかかるようになりました。というか、なるべく彼らを頼らないようにしている、というほうが正確かもしれません。

この辺の心理はよくわかりませんが、あるインド通の日本人に言わせると、相手に対してがっかりさせたくないのだ、とか。一般のインド人が相手の事をおもんばかって??それはないだろう。相手の立場を考える文化はあるとは思えません。そもそも嘘を教えられた方は、結局は2倍も3倍も後でがっかりするではないか!                                                 将来のことより、今その場でのことが大切なんだ、と言われるとそれはあるかもしれません。インド人は計画することが大変苦手で、いわゆるその場凌ぎが”得意” です。そんなその場凌ぎは結局はよい結果はもたらさないことが多いのですが、彼らにしてみれば”将来など誰にも分からないのだから、そんなにまじめに考えてもも仕方がないではないか?” という論法になります。             ま、この辺は嘘をつく、あるいは人を騙す、というより知らないことを知っているかの如く振る舞う、といった程度のことですが、いろんな意味でインド人が信用できるか?と聞かれれば、率直なところ??と言わざるを得ません。もちろん人によりますが。

一方インドでは、日本人はウソをつかない民族と信じられています。本当かどうかはともかく、まあまあ当たらずとも遠からず、と言ったところでしょうか。ですから仕事上で、私を含めた日本人の言うこと、約束には重みがあります。実際には実害のない嘘は言っているのですが、嘘も方便、実害がなければ双方問題なしです。                                    しかし、日本人の自分が言うのもなんですが、日本人は実に生真面目で誠実だと思います。恐らくこの点ではどの国民と比べても優れていると思われます。               それにしても”ウソをつかない民族” というのはちょっと言い過ぎの感がありますが そんな”神話” がインドでは信じられているというのはありがたいことです。

さてこんなことを書いていたら、日本人についての面白い記事を見つけましたので、以下参考まで。

http://www.mag2.com/p/news/213887?utm_medium=email&utm_source=mag_W000000201_fri&utm_campaign=mag_9999_0805&l=tbq0dc9647