引越しについてなど何度も書きたくはないのですが、あまりにいい加減な対応なので記録も兼ねて記しておきます。 Good Friday翌日26日(土)は、前日に予定していたけれど来なかった電気器具の設置、インターネットの設置、TVの壁への取り付け、ケーブルTVの設置、部屋の掃除人等が来ることに。さらに余計な電話を取ったことで警察に罰金を払わされることになった、その電話主の家具屋も来ることになっていました。要はどちらも大幅な遅刻という事です。すべて別々の人が来ます。さらに冷蔵庫の担当、洗濯機、TV、家具の担当すべてみんな別です。後でわかったことですが、驚いたことには家具類もベッドや食卓などの担当と、アイロン台や物干しなどのものとは別の担当が届けることになっているのです。なんという非効率さ!!電気器具や家具はすべて同じ店で買ったにも関わらずですよ。改めて日本の効率のよさといいますか、従業員の優秀性というか意識の高さみたいなものを感じました。
朝11時に電気器具のエンジニアーが来るというので、その時間には来ないだろうな、と分かってはいてもその時間になると行かずにはいられないのが日本人の性。どうせなら早めに言って家具が設置される前に掃除でもしていようと、新しいアパートの近くでモップとバケツを買って久しぶりに掃除です。オーナーによると、引渡しのときに掃除はしたというのですが、私の基準からするとキッチンの周りの埃などをいい加減に拭いてあるだけで、とても掃除をしたとはいえないレベルです。はからずもオーナーが言ったように、確かに日本人とは”きれい” の基準が違うようです。キッチンなどはお寿司を直接置けるぐらいをもって、きれいにした、というべきと思うのですが、作業した跡、すなわち木屑や埃などが残っていた方が、”新築っぽくて” 良いと考えているのでは?とさえ思えます。 話はちょっと逸れますが、インド人にとってきれいな水、というのは流れている水をきれい、と考えます。それは濁っていても、流れてさえいればきれいなのだそうです。なるほど、それでガンジス川の汚い水でも顔を洗ったりうがいなんかができるわけですね。
さて、午前中に来たのは冷蔵庫のエンジニアーだけ。しかもダンボールを解体するのは分かっているにもかかわらず、来るなり”カッターナイフはありますか?” さすがに頭に来て、”あんたそんな事は最初から分かっているだろう!!おれは引越しをしてるんだぜ!そんなもんすぐ出てくるわけないだろう。それでもプロか!信じられない” と罵倒しつつも、たまたまキッチンにあった食事用のナイフ(バターを塗るときしか使ってませんが)があったので貸してあげました。やることといったら、ダンボールから冷蔵庫を出して、電源を入れるだけです。こんなんなら自分でやった方が早いのは間違いないですが、万が一動かなかったりした場合に問題になりますので、お願いせざるを得ないわけです。最後に、このエンジニアー(というほどでも無いですが)、バイクで来ていることは分かっていたのですが、”このダンボールや発泡スチロールなど当然持って帰ってくれるだろうな!” とイジメてやると、このアンちゃんは言っていることがわかるらしく ”私は冷蔵庫の納品に来たのです” とインド人らしい抵抗を見せたものの、下にいる守衛にゴミの捨て場所を聞いて、しぶしぶそこまで運んでいきました。
午後には洗濯機のエンジニアーとインターネット設置業者と家具屋(の一部)は来ましたが、上述のように家具類はアイロン台と物干しを納品されただけで、ベッドと食卓(椅子)はとうとう来ず。アイロン台を持ってきた人が、”ベッド等他の家具はまもなく来ますから” と言っていたにもかかわらずです。なんとまあ、いい加減というか連絡の悪さはあきれるばかりです。結局TV設置は日曜日となり、ベッド等もっとも必要なものは月曜日となりました。それも当てになりません。現在のグルガオンのアパートは月曜日(28日)には引き払ってしまいます。もし月曜日にベッドが来なかったら、私はどこに寝ればいいのだ!?
インドに住む日本人奥様方には心を病んで引きこもりになったり、ノイローゼになる人が少なからず居ると聞いていますが、分かるように思いました。恐らく旦那は、仕事ではそれなりの教育を受けた人たちと付き合っていることでしょうから、それほどのことは無いと思いますが、普段インドの普通の人と付き合わざるを得ないとしたら、それは相当つらい状況に追い込まれることに違いありません。