月別アーカイブ: 2016年1月

本免許

過日投稿した”運転免許書取得” で取得できたものは実は仮免許でした。”合格” してから3週間ほどして仮免許(Learner License)取得を照明する書類が一枚郵送されて来ましたが、6ヶ月以内に”本免許”を取得するように” との指示が書いてありました。仮免許でも運転できるのですが、有効期限が半年間ですので、早いうちに”本免許” を取得すべく再度FROのある事務所に出向きました。そこでやることは実技の試験です。

いつものようにGovindちゃんと運転免許交付所に9:00に行くと、なんと事務所が閉まっています。あたりの人に聞く所によると、今日は所内で”選挙” があるので、事務所は閉まっているとか。所内の選挙ってなんだ?Govindちゃんい聞いても良くわからなかったですが、後で事務所のスタッフに聞いたところでは、マネージャーなどを内部で選らんでいるのではないか、とのことでした。また出直しか?と帰りかけると、とても職員には見えない怪しい男が寄ってきて、Govindちゃんに熱心に話しかけています。ヒンズー語なので全く分かりませんが、後で聞くと、”事務所は閉まっていても、運転試験は実施している。1,000ルピー(約2,000円)をもらえれば無条件で実技試験をパスするようにしてあげるがどうか?との誘いだったとのことです。Govindによると、500ルピーはその男の懐に、残りの500ルピーは試験官に渡ると思う、との事でした。過去30年間無事故の私が、実技で落とされるわけないだろ!でも本当に試験は実施されているのか?

IMG_0933

その場所は、事務所脇の道を挟んで反対側の空き地でありました。舗装もされていない、砂埃だらけの荒地です。試験場そのものの広さはテニスコート4面分ぐらいでしょうか。Driving Test Trackと書かれたしょぼい看板の前には、既に数台の車が列を作っています。なんと実技試験は自分の車で受験するのが基本だそうです。自分の車を持って無い人は?試験場が車を提供してくれるのですが、整備されてないひどい車なので、普通は使い慣れた自分の車を使うのだそうです。しかも本来はLearnerのL字をつけなくてはいけません。Dovindちゃんが気を聞かして、来る途中で赤テープを買って、急遽L字を付けてくれました。でも実際にそんなものを付けた車はほとんどありませんでしたが。

IMG_0931R

20人ほどの受験者を前に、試験官が試験内容の説明をしてくれます。ヒンズー語なのでさっぱり分かりませんが、やるべきこととコースを説明しているらしいのは分かります。私が最初ではないので、他の人のやるようにやればいいのだろう、と気軽に構えていると、親切にも最後に私だけに英語で説明してくれました。了解!確かに簡単そうです。基本的には5mx5mほどのスペースにH字型の道路があり、H字の左上に止めた車を、障害物に触らないようにバックで右下の隅に移動させた後、前進して今度はH字の右上から左下までバックで移動させます。これは30年のベテランにはなんともないですが、初心者にはちょっと難しいかも。その後8の字運転しておしまい。後で聞いたことですが、その日は10人ほど障害物に接触し、落第だったとか。ちなみに本免許の有効期限は15年だそうです。3年もあれば十分なんですけど。

IMG_0936R IMG_0935R

*左がH字のコース。右が8の字コース。

合格しても事務所は閉まっているいたので、翌日”実技試験合格証” を事務所に提出することにしました。書類を提出するだけなので、Govindちゃんに頼もうかと思いましたが、何があるかわからないので本人の私も同行。                                                     例によって9:15分ぐらいからおっとり仕事を始めた職員によると、”あなたのインドビザは4月で切れるので、免許を発行しても3ヶ月ほどの有効期間になるがそれでいいのか?” ”え!?そんな事初めて聞いたぞ!15年じゃなかったのか?” 少なくともシンガポールでは運転免許とビザはリンクしていませんでしたが、インドではビザの有効期限に制限されるようです。でも、これも係り官によって言うことが違うのでは?思われましたが、提出するべき”窓口”にはその係り官しかいません。要は現在の仮免許は半年ほど有効なので、ビザを更新してのち、本免許を申請すればよいのでは?という親切ともいえるアドバイスなのです。その事務官の言っていることの真偽も疑わしいし、この先もし引越しでもしてしまったら余計にややこしくなるので、たとえ3ヶ月だけでも本免許を取得しておくことが得策と判断し、提出する事に決めました。なんでもありのインドですから、そのままずっと有効である可能性もあるし。

単に書類を提出するだけだと思いきや、そこはインド。これでもかこれでもかという手続きが待っていました。まずは”Affidavit取得” の手続き。Affidavitというのは”宣誓供述書” のことなのですが、ここでは一連の書類が正しいものであるという証明を取ることです。ちゃんとそういうコーナーが隣の建物にありました。広いあずまやのなかに、PCとプリンターをそなえた机が10個以上あります。

IMG_0937

*受付のところ。150ルピー支払う。

IMG_0940

*証明書を発行してくれるおじさん。(左から2人目)

受付で150ルピー払うと、そのなかの一人に案内され、”ここでAffidavitを取得するように” ということです。どういう身分の人かはわかりませんが、彼にとって我々はその日の最初の客だったようで、まずは線香を取り出して火をつけ、お祈りをささげることから始まりました。”どうでもいいから早くやってくれよ” と言いたかったですが、仕方なし。Govindちゃんに”チャイでも飲んで待ちますか?” と久しぶりに甘い紅茶でイライラ感を緩和。

IMG_0938

*まずは線香を焚いてお祈りから。

IMG_0942

*脇にチャイの店がちゃんとあります。2杯で15ルピー。

この”証明者” の仕事は書類を見て、”これらは正しい内容です” と定型の書類にプリントアウトするだけです。本当に正しいかどうかのチェックはなにもありません。ざっと見るだけです。必要でもない仕事をして料金を取り、ワークシェアをしているとしか思えません。待つこと30分ほど。敷地内にある売店で指定のファイルを買って、その中に書類一式を包み、またもとの事務所に提出に帰りましたが、そこは既に長蛇の列。どういう順番なのかも分からないような人ごみのなかで20分ほど並んでやっと提出できたものの、”575ルピー払え” とのこと。他の人は150ルピー払っているように見えましたが、とにかく早く終わらせたいので、600ルピーを出すと20ルピーのお釣り。5ルピー(10円)足りないけど、もう文句を言う気力も失せて、そのままなんとか提出完了。”2月28日に本免許を取りに来なさい” え!また来なくちゃならないのか!?                                     Govindちゃんによると、575ルピー要求されたのは、きっと有効期限を1年にしてくれたのだと思う、と意外なコメント。本当だろうか。だったら最初から言えよ!Govindちゃんは脇から係り官とちょっと話していたので、なんとなくそんな感触があるのかも知れません。いずれにしても2月28日に判明します。お疲れさまでした。

 

 

 

巨人の星

巨人の星というアニメを知っている人は40~50歳代以上でしょうか?私も子供のころには外で遊んでいても、この巨人の星を見るために家に6時前には帰ったものです。(もちろん当時はビデオなんて無し) それが今インドでリメークされて放送されていると言う話を聞いたことがありますか?タイトルは”スーラジ・ザ・ライジングスター”といいます。巨人の星の単なる吹き替えではなくて、原画そのものがインドで作り変えられています。ストリーはほぼ巨人の星の通りのようですが、野球ではなくて、インドで最もポピュラーなスポーツ、クリケットに置き換えられています。

96958A90889DE7E7E0EAE5E6E2E2E0E3E2E7E0E2E3E1E2E2E2E2E2E2-DSXZZO5533136022052013000000-PN1-150

主人公はスーラジというスラムに住む若者で、お父さんの星一徹やお姉さんの明子さんに相当する人物もいます。花形満や伴忠太なども。懐かしいですね。花形満はインドの財閥の御曹司。伴忠太はサッカー選手だったのが、スーラジと出会うことでクリケットに転向します。巨人の星では柔道だったか。大リーグ養成ギブスは、ばねではなくて、自転車のチューブを使ったり、星一徹お決まりのちゃぶ台ひっくり返しは、食べ物は載せないで水の入ったコップだけだったり。それぞれ、ばねを体につけるなどは虐待を連想させるし、食べ物が載ったちゃぶ台をひっくり返すのは、子供たちに食べ物を大事にしない印象を与えかねない、というのが理由とか。確かに、今の日本で同じものを放送したら、そんな批判が出てくるかもしれません。でも当時の日本は”虐待” なんてほとんど聞いたことがなかったし、空想のストーリーにそんなに真剣になる人も居なかったのだろう、という気がします。

さてこのスーラジ・ザ・ライジングスターのことを事務所のスタッフに聞いてみましたが、誰も知りません。もっともみんなアニメを見るような年齢ではないし、女性社員は子供がいてもまだ小さすぎたり。でも、ドラえもん、しんちゃん(クレヨンしんちゃん)、忍者ハットリくんはみんな知っていました。さすがですね。インターネットで調べてみると、このインド版巨人の星は2013年に放映がはじまりましたが、視聴率0.2%とのことで成功とは言い難かったようです。インドでは巨人の星みたいなスポーツ根性ものって受けないのかも知れません。インド人と根性ものなんてどう考えても合わない気がします。良く働く方ではあると思いますが、良く言えば論理的思考を好むといいましょうか、精神論を前面に出すような人たちではありませんね、良くも悪くも。

リパブリックデー

今日1月26日はリパブリックデーでインドは休日です。リパブリックデーは”共和国憲法発布記念日” ということで日本でいう憲法記念日となりますか。インドではこのリパブリックデーと8月15日の独立記念日、及び10月2日のマハトマ・ガンジーの誕生日が全インド共通の祝日になります。あとは州ごとに年7日以上の祭日を設けるように義務づけられており、合計10日は国民の祝日で休みとなります。例によってこの日は”ドライデー” でお酒が買えないし、店でも飲めません。もちろん準備は怠り無く、ビール等のストックはちゃんと確保しております。

今年はなぜかフランス大統領のフランソワ・オランド大統領がこれ日に合わせて来印中。戦闘機などの大型”商談” でもあるのか? そういえば去年は米国のオバマ大統領が参列し、その前の年は安部首相が参加していたと思います。毎年一国の元首を特別ゲストとして招待しているのかも知れません。                                  昨日25日は、オランド大統領とモディ首相が、私の住むグルガオンを訪問するとかで、アドミのSさんより、”道路が封鎖されるので5時前に帰ったほうがいいですよ” とのアドバイス。事務所は相変わらず寒いし、家で仕事をしても同じようなものなので(家には暖房あり)、これ幸いと素直に4時過ぎ退社。途中までは順調だったのですが、グルガオン近くになると5時前というのに渋滞が半端ではありません。警察も道路に沿って20m毎に立っています。さすがにフランスの大統領が来るともなると大変な影響です。ところがフタをあけてみると2人はメトロでグルガオンまで来たそうな。エミッションガス削減の宣伝のためでもあるらしいですが、テロの危険を避けるためにも要人の行動予定は直前まで明らかにされません。午後を半休にした学校も多く、迷惑なようなありがたいような。

photo2

リパブリックデーには、大統領官邸からインド門にかけての軍事パレードや各州からの山車が有名です。せっかくだから現場に行ってみようかと思ったのですが、わざわざ混雑したところに行くのも気がすすまないし、寒そうだし、会社のスタッフからは”テロがあり得るので止めた方が良い”とアドバイスしてくれる人もいて、”DD News”というTVチャンネルで見ることを薦めてくれました。DD Newsを見てみると、北朝鮮の軍事パレードを思いださせるような一糸乱れぬ軍事パレード。しかも男も女の兵士も、Amritsar(パキスタンとの国境)で見たような選りすぐりの体格と容姿をした兵士ばかりです。ラクダ部隊などもいて、インドらしさを見せてくれます。しかし放送そのものは一部英語であるものの基本的にはヒンズー語で、何を言っているのかさっぱり分かりません。英語もすべて分かるわけではもちろんないですが、全く分からないというのはつまらないことこの上なく、20分も見ておしまい。

私の住むアパートでもこの日のお祝いにちょっとした催し物が開かれています。11月のディワリのお祭りほどではありませんが。

IMG_0926

*アパートの中庭にて軍人風コスチュームを着たスタッフ。

IMG_0927

*売店。おもにスイーツ類。

IMG_0930

*麻生袋を履いたうさぎ跳びレース。今日は久しぶりに青空も見えました。

 

冬将軍到来

今日1月22日の最低気温は4度。もちろんプラスですが、この冬の最低気温。朝起きて便器に座ると(私は家にいるときは小でも便座を使います)便座の冷たさが大腿部に沁みました。この感覚は久しぶりです。冬の山小屋や、なぜか会社の保養所を思い出しました。     (ひょっとしたら会社の保養所の便座はヒーターが付いていたかも)                       デリーの風物詩である霧も今日はとても濃く立ちこめています。これでも地元民に言わせると序の口とか。確かに車はハザードを点けながらも普通に走っていますし、事務所への遅刻者も特に無し。                                                外気が2-3度以下になると雨は雪になると言われています。雨は望むべくもないですが、あと一歩で雪が降る気温かと思うと、デリーは実に厳しい環境です。夏は45度を超え、冬は5度以下。その差40度以上。もっとも東京でも、最近のヒートアイランドの影響でそれに近いものがありますが。

IMG_0857 IMG_0863 IMG_0867

デリーの冬は通常12月中旬から1月の中旬まで。先週までとても暖かく、最低気温10度を切った日はまれでした。このまま冬が終わるのかと思いきや、今週はじめから冬将軍の到来です。渋滞を避けるため家を早めに出るので、大体私が最初に事務所に到着しますが、寒々とした事務所にはエアコンも入っていません。しばらくPCと向かい合っていると、寒さに手がかじかんできてキーボードがうまく打てません。シンガポール事務所から横滑りということで寒さには弱くなったか、あるいは単に歳を取ったのか。エアコン(ヒーター)を入れてもらおうとアドミスタッフにお願いすると、ヒーターは入らないとのこと。正確にはエアコンではなくて単なるクーラーのみだったのです。この事務所は賃料はインドのなかでは極めて高額ですが、エアコンが入っていなかったとは!仕方なく時々手もみをしながら仕事続行です。そのアドミスタッフは”電気ヒーターでも買いましょうか?” と言ってくれましたが、私だけというわけにも行かないし、この寒さも長くはないでしょうから、”まあいいです” とご遠慮申しあげた次第です。                                             会社のスタッフに、家で暖房はどうしているの?と聞いてみると、みんなニヤッとしたり、ポカンとしています。寒かったら着込むだけ、あるいは厚手の布(キルトのようなものらしい)をかぶるということのようです。一時のことですからね。この時期は布(ショールというのでしょうか)を頭から被っている人が目立ちます。事務所でも、特に女性は、上着を着たままで仕事をしております。

ところでどうして”冬将軍” というのでしょうか?広辞苑で調べてみると、昔モスクワに突入したナポレオンが厳寒と雪に悩まされて敗北した史実にちなんで、冬の厳しさを擬人化しているものだそうです。するとデリーの冬は雪も無いし、マイナス温度になるわけでもないので、冬将軍という言い方は似つかわしくないですね。

新聞記事より

今日は新聞記事を3つ紹介します。どちらも良い話ではないどころか恐ろしい話と言えますが、インドならではの”事件”です。

1つ目はカースト制にまつわる事件。                                     インドの南、カルナタカ州の農村で、Rupaという19歳の娘がインターカースト、すなわちカーストの違う男と結婚することに腹を立てた父親が、その結婚を阻止するべく寝ているRupaの腹部をバール(かなてこ)で突き刺したところ、まちがって一緒に寝ていた妹のSmitha(16歳)の胃袋を突き刺してしまいました。、Smithaは現在生死をさまよっているとの話です。その父親は村人や親戚などの説得により一旦はあきらめたというか、結婚を認めたようですが、違うカースト同士の結婚(たぶん自分のカーストが上位だったのでしょう)がどうしても耐えられず、殺してまでその結婚を阻止しようとしたわけです。なんとも言葉を失う悲劇です。

IMG_0846

2つめは、交通事故死者が1.42Lakh(142,000人)を超えたという記事です。          その記事の中に他の事故や乗り物の場合と比べたデータが載っています。昨年もこの交通事故死についての話題に触れたことがありますが、その時は13万人ほどと書きました。実際はその倍くらいいるのでは?というコメントをしましたが、それはともかく興味深いのは他の事故での犠牲者とも比べたところです。自然災害や火事での犠牲者はそれぞれ2万人前後ですので、交通事故はその7倍。さらに他の事例を見ると、電車での事故死が25,006人、飛行機も15人となっています。なんと電車で毎年25,000人も死んでいるのか!?飛行機も15人!私は通常電車を使うことはめったにないですが、日本で25,000人も電車事故で死ぬなんてことは考えられませんが、人口の違いを考えて仮に1/10の2,500人としても、驚くべき数値です。もちろん15人の飛行機事故も。飛行機は毎週とは言わないまでも月に2回は乗ってますので、このままだといつかは事故に遭遇しそうな気になります。もっとも日本でもおよそ30年前の日航機事故では500人ぐらい犠牲になりましたので、均せば年15人ぐらいの死者ということにもなるのかも知れません。(500人を30で割ったら16.6でした)                                                ちなみに世界平均での飛行機事故に遭遇する確率は、毎日乗って40年間ほど続けると一回事故に会う計算になるとか。実際には飛行機というのはかなり安全な乗り物と思われますが、このインドの年15人は高いのか低いのか?

IMG_0853R

同記事では、インドでAIDSで死亡する人は13万人ほどという記述もあります。これは交通事故死よりはやや少ないですが、こちらも他国と比べて多いのか少ないのか分かりません。

3つ目はさらに恐ろしい、信じられない話です。                             UP(ウッタルプラデッシュ)州のある産婦人科病院で、逆子で生まれようとした赤ちゃんの足にロープを縛り、ロープを引っ張って引き出そうとしたところ、首からちぎれて頭だけ母親の体に残ってしまったという事件です。こうして書いていても身の毛がよだつようです。それなりの事情はあったのでしょうが、インド人は”ジュガード”といって、その場しのぎの対応策をよく取りますので、分かるような気もします。もちろんその産婦人科医師と付き添った看護婦は警察の取り調べを受けて、しかるべき処置をされるということですが。ああ恐ろしい。

IMG_0479

 

奇数・偶数ナンバー規制導入

今や北京と並んでニューデリーの大気汚染は深刻です。北京より酷いと言う噂もありますが、本当のところは良くわかりません。それぞれ測定方法と基準が違うようですが、とにかく深刻な状態であることは間違いありません。これが水とかであれば、ミネラルウォーターを飲むなどして防ぎようがありますが、空気では吸わないわけにいかないので困ったものです。せいぜいマスクをするしかありません。

IMG_0460

*PM2.5対応マスク。工事現場なんかで使われるものです。こんなマスクをつけてテニスなどをしている風景はちょっと異様です。

さすがのデリー政府も何とかせざるを得なくなり、北京をまねてデリーでも車のナンバー規制が試験的に導入されました。1月1日から15日まで、奇数の日は奇数のナンバー(ナンバーの最後の数字で判断)、偶数の日には偶数のナンバーのみがデリー市内を走れるというわけです。罰金は2,000ルピー(約4,000円)小職の社用車のナンバーは2740ですから、偶数です。1月4日はOKですが、5日は入れません。でも規制は午前8時~夜8時まで。よって朝8時までに事務所に着ければ問題ないのですが、問題は帰りです。午後8時を過ぎて帰れば問題ないのですが、7時を過ぎ、時間が遅くなればなるほど渋滞が尋常ではなくなってきます。通常1時間かかっているところが3時間もかかったりします。そんな無駄なことはしたくないので、2,000ルピーの罰金を覚悟で8時前に出ることにしました。幸い冬なので5時半を過ぎると暗くなりナンバーは見えない(判読できない)であろうという目論見です。       これまで、3日間ほど”強行突破” を図っていますが、いまのところセーフです。1月15日まではまだ2回ほど奇数日がありますが、この分だとなんとか免れそうです。もっともニューデリーの大気汚染に”貢献” しているという罪悪感もないわけではないですが、車の排気ガスが大気汚染に占める割合は実際10%以下とも言われており、これまでこの奇数・偶数規制導入結果(本日1月13日まで)が良い傾向を示しているかどうかはなかなかはっきりしません。

霧のニューデリー

霧のロンドン、大分古いけど霧の摩周湖などと言えば、それぞれ絵になったり、歌になったりしますが、”霧のニューデリー” と言ってもピンとこないでしょう。でも霧に包まれたニューデリーは冬の風物詩です。12月ごろから1月中旬にかけて、濃さにちがいがあってもほとんど毎日のように霧に包まれます。酷い日には2m先も見えなくなり、車も電車もストップしたりのろのろ運転になって、もともと混沌としているニューデリーの交通事情がマヒしたようになります。もちろん事故も増えます。しかし、今年は超暖冬のせいか、霧の日がそれほど多くはありません。ま、現地で生活する人間とすればありがたいことではありますが。

IMG_0849 IMG_0850

*霧に覆われたいつもの通勤路。

過日のゴルフなどは、下の写真のように2mとは言わないまでも20m先を見るのがやっとで、こんな状態でやったこともない私としては”これでもやるんですかー?” と聞くと、”大丈夫ですよ、そのうち晴れますから”。しかしボールが見えないでゴルフが出来るのか??案の定、第一発目からロスト。一人ひとりについているキャディーが良く見ていてくれるのですが、正しい方向に行ったボールならまだしも、逸れてしまったものは距離も測りかね、藪の中に突入。落ちたであろうあたりの藪をの中をひと目見ただけで即あきらめ。見つかるはずありません。しかし、上手でコースを良く知っている人は、大体いつもと同じような場所に転がっていますので、確かに見つかっていました。8時ごろスタートして、9時半ごろまで霧がかかっていたでしょうか。通常でもブラインドホールってのもありますが、五里霧中、闇夜で刀を振り回しているような状態で、結果は言うまでもなし。ところが後半は霧もなし、暖まってきたこともあり、俄然やる気ができてて、これまでに無いような結果が出たということもありました。この辺も精神のスポーツと言われるゆえんでしょうか。

IMG_0540 IMG_0538

*霧に包まれた早朝のゴルフ場。

アムリトサール(Amritsar)への旅

パキスタン国境に近いアムリトサールへ行ってきました。アムリトサールはシーク教の総本山”黄金寺院” で有名ですが、私は黄金寺院よりも、パキスタンとの国境で毎日行われるという、両国軍による”エールの交換” あるいは”旗下げ式”とでもいいましょうか、そんなセレモニーを一度見てみたいと思っていたところでした。アムリトサールはデリーから国道1号線を400Kmほど北に行ったところで、車で行くとおよそ10時間ほどかかります。一人なら飛行機で行くところですが、たまたま日本から友人夫婦が訪ねて来てくれて3人でしたので、2泊3日の車の旅です。

下のYuo Tubeはそのセレモニーを紹介したものです。(私が撮ったものではありません)

 

当然インド側から撮っていまして、カーキ色の軍服がインド軍で、黒い方がパキスタン側です。ビデオの中では分かりにくいですが、どちらの軍人も2m近くの上背があり、体格的には選りすぐりの人たちなのでしょう。上のビデオの中では最後の方にちょっと見えますが、女性兵士2人の行進が殊更に格好良かったですね。しかし毎日この同じ儀式をしているというのですから、仕事とは言えご苦労なことです。2mもの体格があり、足が頭に付くくらいまであがらなければならないと言う条件だろうし、女性兵士も特別美人にみえましたので、きっと毎日同じ人たちに違いありません。

IMG_0808

*外国人にはパキスタン近くに専用の席が設けられています。パキスタン側に”インドはこんなに外国人が来ているのだぞ!” と見せつけるためとか。

IMG_0818

*ゲートの向こう側はパキスタンですが、その日はパキスタン側の方が人が多かったように見えました。

IMG_0778

*アムリトサール中心部にある黄金寺院。信徒以外はオレンジのスカーフをかぶります。

IMG_0780

*寺院の周りにある池で泳ぐシーク教徒たち。泳ぐときもターバンは取りませんので、本当に泳ぐわけには行きません。結構寒いです。

IMG_0824

*翌朝早朝、現金が必要になってATMに入ろうとすると、中で父子が起きて身支度をしていました。誰でも入れて、寒さを凌ぐのには確かにいい場所かもしれません。もちろん普通に現金は下ろせました。

 

 

 

乾季

デリーでは9月にモンスーンシーズン(雨季)が終わり、その後今日2016年1月9日まで一滴たりとも雨を見ていません。4ヶ月ほども雨が全く無しで、木々の葉っぱは砂埃が”堆積”し薄茶色になっています。                                         過日のテニス同好会では、ボールが木の枝に引っかかったので、落とそうとその木を揺らしたところ、ボールの代わりに細かい砂が雨のように降って来たので、あわてて木の下から逃げだしました。                                                   そんなに長く雨無しで、どうしてアパートの中庭の芝生が緑を保っているのかが不思議でした。通勤時も、車のなかから麦畑や菜の花畑が見えますが、それらも不思議と青々と元気に育っています。                                             ある日、たまたま日中にアパートに帰る日があり、中庭を歩いてゆくと、何のことはない、芝生に水を撒いていました。当然ですね。植物が4ヶ月も雨なしで生きてゆけるはずがありません。

IMG_0681RIMG_0767R

菜の花畑も、麦畑も、実は地下水をくみ上げて、スプリンクラーで毎日のように水をまいているとのことでした。写真では分かりにくいかも知れませんが、どうりで菜の花も麦も色鮮やかで、乾季のインドの風景ではありません。まるで早春の房総半島のようです。それにしても街にある木々は、砂をかぶって汚いけれども元気に生きています。根っこが長く、地中深くの水を吸い上げられるようになっているのでしょか?

菜の花畑の一角には牛糞も干してあります。この気候ではさぞ早く乾燥することでしょう。小学校のころだったか、インドでは牛糞を燃料として使っている、と習った覚えがありますが、今でも使っているようです。会社のスタッフに聞いたところでは、農村部ではまだまだ燃料として重宝されており、火力はそれほどではないものの、長い時間くすぶり続け、炊事や焼き物(土器)の製作などにつかわれるそうです。この牛糞燃料を作るのは女性の仕事で、”新鮮な”牛糞を集めてきて、丸く円盤のように整形し乾燥させます。乾燥しているとはいえ、ウンチをつかんだその手で炊事をする事になるわけですが、牛は神聖な動物ですから、その糞も当然神聖なものであり、汚いなどという感覚はまったくないようです。

IMG_0679R