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インド人もびっくり

”インド人もびっくり” というフレーズが分かる人はおそらく45歳以上でしょうか。別に特別な意味があるわけでもなく、書いてあるとおりなのですが、もともとは30年も前のS&B社のカレーの宣伝に使われた言葉です。それが何時のまにか面白味があって、且つ意外性を持って驚く様を表現した独自の表現になっています。(”いました”と過去形にすべきか。)この何でもない一言がなぜ受けたのか、理由はよく分かりませんが、”あやしい不思議なインド人でさえ、驚くような意外な事”という意味を”インド人も”、という言葉に込められていると思われます。

では本当にインド人もびっくりするのかどうか、日本のカレーを現地人に試してもらいました。カレーは先日帰国時に買ったレトルトカレー。べジタリアンでなくても牛肉も豚肉も基本的に食べませんので、日本で純粋な野菜カレーを探すのは意外に簡単ではありません。(チキンカレーはありますが、最大公約数を考えると野菜カレーが無難) お昼は例によって”持ち寄り・分け合い” 形式になりますので、明治の野菜カレーを小皿に移して電子レンジで暖めて、”よろしかったらどうぞ” といった具合でみんなで食べます。

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*上の写真の左側、明治”まるごと野菜”の箱の左側が小皿に分けたものです。 他のカレーらしきものは家から持ち寄ったものとか店から届けられたものなどです。右側にはロティー(パン)と焼きそば、奥にペンネも見えます。家から持ってきたものでパスタが登場するのは珍しいです。

さて反応はいかに? ぜんぜんびっくりしなかったですね。むしろあまり反応なし。せいぜい”悪くないです”ぐらいな感想。既に日本のカレーの味を知っている人も居るし、食べない人もいて、心のなかでは”日本のカレーなどカレーとは認めないぞ” ぐらいに思っていたかも知れません。私にとっては、これぞ日本のカレーと思わせるおなじみの味でありましたが。

ところが食事の後、野菜カレーとは書いてあるが、どんな材料が入っているのであろうか?と箱の裏をしげしげと眺めていると、なんと、なんと!”牛肉”と書いてあるではないですか!!ドキンと心臓が鳴るような気がしました。ちょうど先日デリーでは、モスリムが牛を殺した、牛肉を食べたなどといって、リンチ事件が起こったばかりです。またケララ州ではキリスト教徒も多く、牛肉も普通に食べたりするのですが、牛肉を食べるようなやつはインドから出て行け、と方々で非難の声が上がっているほどです。日本語とは言え、あわてて箱を捨てました。もし牛肉(のエキス)が入っていることがバレたら、殺されることはないにしても、事務所に居れないかもしれません。本当です。

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