月別アーカイブ: 2015年11月

結婚式にご招待ーその2

駐車場でチビチビやっていると、分乗してきた片方のグループが、”(新郎の)父親に会って、ご祝儀を渡したから帰る” と言ってきました。来るのに3時間もかかったのですからきっと帰りも大変です。10時を廻ったとは言え、”夜店”はまだどこも営業中だし、あちこちからまだ花火の音なども聞こえてきます。あとには私も含めて比較的家が近い人たちだけ3人ほどが残りました。

11時を過ぎたころでしょうか、ようやく新郎が白い馬に乗ってドンちゃん騒ぎする親族に囲まれて会場に近づいてきました。白馬に乗ってくるっていうのがちょっと笑っちゃいますが、白馬と照明係(ちょうちんを連ねたようなもの)と5-6人の”楽隊”とがセットでレンタルされています。最近の豪華版では、白馬に引かれた馬車で到着するのもはやってきているそうです。こうして街のなかをドンちゃん騒ぎで踊りながらく来るわけですから時間がかかるわけです。

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*白馬は見えませんが、彼が新郎です。

料理は当然インド料理です。インドで学会などのパーティーに出たことがある人は想像つくと思いますが、基本的にビュッフェスタイル。私にとってももはや目新しいものはほとんどありません、残念ですが。この日の料理の選択は新婦が決めることになっているそうです。

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さて新婦はどちらに? 実は新婦はすでにこの会場の”新婦控え室”にてお待ちかねでした。外部のものも普通に中に入れます。ちょっと失礼して一枚。要は白馬にまたがった彼氏がお迎えに来るわけですね。後ろにベッドのようなものも見えますが、ここで今夜は2人で過ごす、というわけでもないようです。

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私たちも、11:30ごろになっていましたので、新郎の父親に”ご祝儀”を渡し、ご挨拶して失礼しました。この後、宴会は酒もないのに朝の5時ごろまで続くそうです。翌日、というか同じ日ですが、新郎新婦はご両親の元に一旦帰って、”相手はとっても良い人みたいで幸せです” と報告、というか挨拶することになっているそうです。”そうでもない場合もあるでしょう?” と突っ込みを入れると、”ま、一日では分からないから”。

 

 

結婚式にご招待ーその1

なかなか暗めの話題になりがちなインド駐在記ですが、今日は明るい話題です。11月26日(木)社員の結婚式に招待されました。この日はヒンズー教の吉日です。実際には25日~27日まで行われるのですが、初日の25日と最後の27日は基本的には親族のみ。26日は、案内によると7:00からとなっていますので、同僚に”何時ごろ出る?”と聞くと、”6:30ごろで良いと思う。どうせ時間どうりに始まるわけないから”。 シンガポールに居たときもこのような機会は4-5回ありましたが、こちらも時間にはいい加減でした。7時といえばせいぜい8時半に開始といったところ。

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*なかなか立派な招待状。開いた右側が日にちごとの案内とプログラムです。

会社のなかで参加者は6人ほど。2台の車に分乗して予定通り6:30ごろ事務所を出発。途中渋滞が激しくて、直線距離ならおよそ20Kmほどのところをなんと3時間もかかりました。特に会場の近くに来るとあちこちで何組もの結婚式(披露宴)が行われており、しかもそれが道路で踊ったり花火を上げたりで道路をふさぐものですから、交通はマヒ状態。いくらめでたいといっても他人の迷惑考えろよな、と言いたくなりますが、例によって文句を言う人もいません。3時間かかったということは9時半に到着ということです。これではいくらなんでも始まっているであろう、いや終わりかもと思いきや、広い会場(野外の運動場のようなところ)はポツリポツリとしか人が居ません。(下の写真)

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地元社員もちょっと意外だったみたいで、早速携帯で本人に連絡をとってみると、”いま向かっている途中で、あと3-40分くらいと言っているから、あとすくなくとも1時間はかかるな。ちょっと早く来すぎたみたい”。 それにしてもなぜこんなに大きな会場が必要なわけ?と聞くと、”これはかなり小さい方ですよ。インドでは普通500人ぐらい参加しますから” ” え!500人!?有名人でもあるまいになんでそんなに?” ”我々の親の世代は10人ぐらい兄弟がいるのは普通です。計算してみてください。新郎の両親にそれぞれ10人の兄弟がいて、新婦側にも同様にいます。本人のおじ、おばがいて、その子供や、本人の祖父、祖母を入れたら、簡単に400人ぐらいになりますよ。そこへ会社の同僚とか、近所の人たちとか。”  ”なるほど”。

あと1時間といえば10時半。お酒でも出してくれるなら問題ないのですが、インドでは結婚式でも特別な例外を除いて出ませんし、会場内で買うことも出来ません。その辺は事前に聞いていたので、会社の中でお酒の好きな人と別途準備してゆきました。会場の中では飲めないので、隣の駐車場でです。”駐車場は公共の場になって、見つかるとマズイのでは?” と聞くと、”いや、これはこの会場専用の駐車場だから公共の場所ではないからOK” と自信たっぷりに答えてくれるので、会場からもらったスナックをおつまみに車の脇でちびちびはじめた次第です。結婚式に来たというのに、なんか侘しくなってきます。私はビールですが、一緒に飲んだスタッフはウォッカの水割り。彼の言うには、”ビールを飲むと吐く息が酒臭くなって、よろしくないけど、ウォッカならば大丈夫” と言ってました。本当かな?彼の家では父親もお酒が好きで、自分の結婚式の時には自宅でお酒を振舞ったとのこと。自宅だからライセンスが必要ありません。

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*車のボンネットにおつまみを載せて。

*次号に続く

 

インドの焼き芋屋

インドにも焼き芋屋がありました。しかも事務所の入り口あたりで、日本のようにリヤカー(屋台)で売っています。夏には見なかったですから、こちらでも焼き芋は秋か冬の”風物詩”なのでしょう。見たところ日本のサツマイモとちょっと違うようにも見えますが、聞くと”Sweet Potato”と言ってますので、間違いなく、サツマイモでしょう。”一つ頂戴” というとほのかに煙のでているあたりから焼けた芋一つを取って、皮をむき始めました。左手で食べる部分に直接触られるのは少々気になりましたが、もう仕方がありません。味付けは、軽く塩を振っただけのものと、カレー風のスパイスであえたものの2種から選択です。お昼を食べたばかりのことでもあり、塩味を選択。(お昼はビリヤー二といって必ずしもカレーではなかったのですが、おすそ分けでカレーも食べてましたので)お値段は10ルピー(20円)。

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で、お味のほうはいかに?ほのかな塩味は大正解。芋そのものも日本のサツマイモとあまり変わりません。さすがインド、これで20円は安い!

近くを見渡すと結構屋台の物売りが出ています。アイスクリーム屋、いり豆売り、豆を主体にしたカレー売り、スナック菓子屋、あるいはミシンで縫い物をしている人もいます。ミシンを使って何の商売をしているのか聞こうかと思いましたが、どうせ英語が通じないだろうから、とやめにして、後で現地社員に聞くと、”格安で洋服を作って売っていると思う” と至極当然な答え。

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またそのすぐ近くでは、レンガを積み上げて壁(たぶん家)を作っているのですが、そのレンガを10個ほど頭に載せて運ぶ女性がいたり。わずか10mほど運んでいるだけです。ならば、製作中の壁の近くに積荷(レンガ)を降ろせばよかったじゃないか、と考えても詮無いことです。きっとなにか理由があることでしょうし、少なくともこの女性はこれで今日の仕事は得られたわけです。これまでは暑くて、事務所の廻りを散歩するなどあまり考えもしなかったですが、ぶらぶらしてみるとそれなりにいろいろな風景と営みがありました。

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識字率と大学進学率

現在、インドでの識字率はおよそ74%といわれています。男女差があり、男性は82%、女性は65.5%。1947年の独立時には12%だったと言う事ですので、大変な進歩です。でも識字率とはどこまでの人を対象にするのでしょうか?字が読み書きできれば良い?どの程度?ヒンズー語?あるいは英語も?

識字率は州によっても大きな違いがあります。最高はなぜか南部のケララ州で、現在はほぼ100%です。ここはクリスチャンが多いことも影響しているとか。最低はビハール州で現在でも50%をやっと超えるぐらいです。昔インドでも、日本でいう戦後の農地改革のようなものを実施したことがあり、自分の田畑であることを証明するために自分の名前さえ書けたら識字者?の仲間入りになったことがあったそうです。これは恐らくですが、昔自分の名前を書けるだけで識字者に入れられた人はそのまま上記の74%の中に入っていると思われます。

現在の基準は、5年の小学校 を終えた人ということになっています。学校では小学生であっても基本的には授業は英語とヒンズー語でやるわけで(北部地方)、その深さはともかく、両方の言語が読み書きできることになります。地元民によると、この部分は学校によって違いがあり、たとえば私立だと英語のみの授業になるのが普通だそうです。公立、私立に関わらず学校では、第一言語は英語、第二言語がその土地の言葉(ヒンズー、タミル、ベンガリなど)ということになります。

では大学進学率は?全体では5.6%となっています。地域別ではやはり首都のデリー地区がずば抜けており、16.4%。最低はやはりビハール州の2.9%。面白いことにパンジャブ州やゴア(昔ポルトガルの植民地で今は観光地で有名)などは女性の大学進学率が男性より高いところもあります。もっとも大学といってもインドでは、小さいカレッジも入れると5,000以上もあり、上記の数値(5.6%)がすべての大学入学者を含めているのかは不明です。

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表題とはあまり関係ないですが、インドでは小学校でも”授業料”を払わなくてはなりません。教科書も買います。公立であればわずか年数千円程度なのですが、先日学校の授業料を滞納したことから悲しい事件が発生しました。Telanganaという南部に出来た新しい州の15歳のSantosh Reddyという中学生が、7,000ルピー(14,000円)の授業料を滞納していたため、先生から2時間ほど廊下に立たされ、試験を受ける権利も奪われるという屈辱を味わされて、電車に飛び込み自殺してしまいました。授業料は一年で12,000ルピー(24,000円=私立)ほどですが、5,000ルピーまでは支払い済み、残りの7,000は近いうちに何とか工面するからと、父親は列車に飛び込む前日、Santoshに話していたそうです。この州では旱魃等のため1,000人もの農民が自殺してしまったと言われています。実は授業料を払えない家はSantoshのみではなくて、他にも数人いて同じように罰を与えられていたようですが、それにしても授業料滞納したからといって子供を責めるとは。。。

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インド人はアジア人ではない

外はいくら暑くとも事務所の中はギンギンにエアコンを効かせていますので、暑くてつらいことはありません。むしろ雨などで外の温度が下がるとエアコンが効きすぎてしまいます。最近は秋も深まって外の温度は下がってきましたので、私は上着を着ても寒くてたまらない時があります。”インド人の癖に寒くないのだろうか?” と社員に聞いてみると、”問題ない” ”快適です” とみんな上着も着ないで平気でいます。中には半そでの人も。すこし温度を上げるように頼むと、なんと”温度調整は出来ない。寒いなら切るしかない” との返事。さすがに事務所で一番偉い私が、”寒い” というので、”じゃ切りましょう” と言ってはくれるものの、なぜこんなに寒いのに平気なんだろう、と不思議でいました。私が単に歳を取っただけなのだろうか。

昔、といっても5年ほど前のことですが、シドニーオフィスに居たことがあります。そこの事務所には大変多彩な国籍で、全従業員10人のうち最大多数はウクライナ人で、日本人、ロシア人、中国人、ニュージンランドなどで、オーストラリアの会社にもかかわらず純粋なオーストラリア人はたった1人でした。もっとも純粋なオーストラリア人て誰のことだ?って話にもなりますが。そこの事務所でも日本人の私にとってはエアコンが効きすぎて寒くて寒くて、こっそりエアコンの温度を上げたり、切ったりしたものでした。そうするとマジョリティーのロシア系がまたこっそり温度を下げにきたり。”やつらはなんていってもロシアだから暑がりなんだろう” などと考えていましたが、ある日彼ら(コケイジャン=欧米系)の体温は日本人(アジア人)より1度ほど高いということが分かり、ロシア出身とかというよりも、その体温1度の差が暑がり、寒がりの最大の原因であることが分かったのです。

インド人もアジア人の仲間という風に考えられがちですが、聞いてみると彼らの体温も平熱で37度と、日本人より1度ほど高く、欧米人と同じだったのです。これでナゾが解けました。考えてみると肌の色は黒めのものの、顔立ちは欧米系と変わらない人はたくさんいるし、変な例かもしれませんが、太り方も顔に出ないで、腰の廻りやお尻に贅肉が着く”欧米系”です。足も長めかな。

ところで、シンガポールに居たときもやたらエアコンが効いていて、寒いくらいでしたが、多くのシンガポーリアンは平気な顔をしています。彼らのマジョリティーは中国系ですから間違いなく日本人と同人種です。でも平気なのはなぜ?こちらは”慣れ”以外に考えられません。日本人は太っている人も少ないし、節電などが徹底しているため、人工的な寒さに慣れていないだけの事だと思います。

Diwali(ディワリ)

今日はディワリのイブ。ディワリはデーパワリとも言います。油が入った壷に4方向に燃え芯(糸を束にしたようなもの)を挿してその先に火を燈して、神様を迎える準備を行います。日本のお盆では、玄関先で火をおこして、ご先祖様をお迎えしますが、それに似ているかも知れません。前にも書きましたが、ディワリはインド最大のお祭りで、街は道路も店も大混雑です。仕事は明日から週末まで休みで、今日は既に仕事をするような雰囲気ではありません。そもそも服装からして違います。男性社員はKurta Pajama(クルタ パジャマ)と呼ばれる民族衣装で、女性はサリーで出社。サリー姿の彼女らを見るのは初めてです。お二方ともさほど太っていないので、見たくないところも見えず、なかなかエレガントな感じ。ところでこの”クルタ パジャマ”、例の寝るときに着るパジャマと同じ意味で、上がクルタ、写真では見えませんが下がパジャマで、ゆったりとしたズボンの部分を指します。パジャマとはもともとはヒンズー語でした。

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*例によってサングラスは描いたものです。

11時ごろになったらお祈りの儀式が始まりました。ヒンズー教では”八百万”とまでは行かないまでもたくさんの神様がいて、それぞれに固有のお経のようなものがあります。全部唱えるわけには行かないので、そのうち3人分だけ唱えました。大神様のガネーシャ様とお金の神様とその親戚とかなんとか。何を言っているのか全くわかりませんが、歌を歌っているようでもあります。その後はスイーツと果物、インドスナックのオンパレード。もうそれだけで今日のランチはパス。夕方には皆さんカジュアルに着替えて自分の故郷に出発します。ご両親、親戚などにお土産を買ったり、”お年玉” も準備しなくてはならず、なかなか大変です。

先週末は、私の自宅があるアパートの中庭にて大ディワリパーティー。夕方4時半ごろから9時過ぎまで大音響でのステージや出店、子供用にラクダやロバの”試乗”、あるいは小型のメリーゴーラウンドのようなものとか、にわかに小遊園地です。このアパートは一棟が30階建てで、1フロアーに4件あり、全体では15棟以上ありますので、1件3人が住んでいると仮定しても少なくとも5,000人の”人口”になります。住人だけでも十分商売になるのかも知れません。なにか適当な”おつまみ”でもないかとぶらぶらしてみると、屋台の一つにすし屋がありました。プロモーションの女性(日本人)に”日本人ですか?” と声をかけられ、”最近グルガオンで開店しましたので、宜しくおねがいしまーす。お一人だったら毎日なにを食べるのか困るでしょう?自宅まで配達しますよー” ”はー、たしかに。でも寿司1つだけの出前というのもね・・・云々” 店舗はなくて、デリバリー専門だそうです。電話は英語のみということですから、インド人が作っているのでしょう。ひとしきりお店の宣伝を聞き、せっかくというかちょうどおつまみを物色してたので、今日のために特別価格でアレンジしたという寿司のセットを購入。”特別価格” というのは安い、という意味と思いますが、これで300ルピー(600円)はちょっと高くないかー?

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*インド人製作?で300ルピー(600円)は高いとおもいませんか?ご飯そのものはまあまあでした。中身はマグロみたいな魚とか鳥の唐揚げです。

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*最後の写真は自宅(19階)から全体を映したものです。赤い屋根が出店の一つ一つです。明るいところはステージです。

同窓会

このところ季節もよくなりテニス、ゴルフと”活動”の幅を広げているのですが、最近大学の同窓会にも顔を出す機会がありました。きっかけは日本語のミニコミ誌(チャロといいます。ヒンズー語で”Let’s Go”という意味です)に案内があり、どうせ単身赴任の身で夜は暇だし、という消極的動機から連絡を取ってみました。デリーにそれほど同窓会のメンバーがいるとも思えなかったですが、現在22人も登録されています。名乗り出ない人もいるでしょうから、結構いるものです。

会場は、インドにもこんなところがあるんだ!?と思わせるようなおしゃれなイタリアンレストラン。身も心も純和風のわたくしではありますが、洋食のなかでもイタリアンだけは特別。一人でも行きたい位です。

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当日は私の登録記念と、一人の帰任さよならパーティーを兼ねての歓送迎会です。帰任の方は理学部化学科の出身で、”学生時代XXX(私の働く会社の製品)を使っていました” などと珍しくもうれしい話もありました。帰任の記念品はクリケットのバット。なるほどクリケットのバットとはインドらしいいいアイデアです。全部で8人ほどが集まっただけですが、やはりというか残念というか、私が最長老の一人。他の7人は皆さんほぼ近い世代で、私とは15歳以上も違います。それでも同窓生という意識はお互い安心感を与えるのでしょうか、昔から知っていたようなとても暖かい雰囲気が流れます。学食の思い出、同好会長屋の建物、山小屋(すみませんローカルな話で)の話などなど。これまで同窓会というものにそれほど積極的に参加してきたわけではないのですが、その日は若目の女性も2人いたりして、私自身ちょっと若返ったような、とても良いひと時でありました。

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*人物が特定できないように勝手にサングラスを描いております。

 

 

日本の食材

10月にも日本に一時帰国する機会に恵まれ、”買出し” とまではいかないまでもそこそこの日本食材を仕入れてまいりました。特にお酒のおつまみ=食事とも言える私にとっては、デリーで手に入りにくい魚類の確保が重要です。生のまま持ちこむのはさすがにはばかられますので、干物や真空パック、壜詰めなどを物色しました。さすがは日本、実にいろんなものがあります。明太子、めざし、西京漬けなど日持ちしそうなものを仕入れてきたわけですが、たまたま親戚の家で食べた”ピリ辛さんま” に少々感動。”ピリ辛さんま” とは既に塩味がついていて唐辛子をまぶして真空パックにしたものです。サンマといえどもこれなら持ち帰れるかも、と早速スーパーでチェック。インドに発つ直前に2パック(6匹分)購入、デリーに帰って即冷凍しときました。

さて今日はその持ち帰ったピリ辛さんまのお試し。例によって”魔法のお皿” をつかった電子レンジでの”焼き魚”ですので、焦げ目がほとんど無しで焼き魚っぽくないですが、味は日本で食べたものとほぼ遜色ありません。お酒は日本でたまたまいただいた高級日本酒”喜多屋”。これがまた旨いのなんの。ちびちびとやりながらの完璧な和食です。もちろん”おつまみ”はこの一品だけではありませんので、ご心配なく。

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おつまみもさることながら、インドにはおいしいパン屋というものがあまりありません。ナンといった世界最高のパンと言っても良いくらいの傑作があるにも関わらず、普通の食パンはホテルなどに行ってもどこもイマイチです。そこで今回は試しに、近所のベーカーリーのパン一斤を持ち帰ってみました。もちろん問題なく食べられますし、冷凍しておけば長く持ちますが、重さは軽いものの、つぶすわけにはいかないため、スーツケースをかなり占領してしまうのが難点です。インドまでわざわざ食パンなんかを持って行かなくても、と思うでしょうが、それだけ日本の食品がすばらしということでもあるのです。

一方、現地へのおみやげも、今回は”かりんとう” を試してみました。これは”旭のかりんとう”といって自宅がある西東京市の名物、と店では自称しています。材料は完全に植物性だし、材料、味から考えてもインド人に受けないはずはない、すくなくとも食べて吐き出すことはないだろう。。。結果、インドでも似たようなお菓子があるらしく、普通によく”売れて” いました。白砂糖だけのものはすぐになくなりましたが、本来のかりんとうとも言える黒砂糖のものや、野菜が入ったものはやや時間がかかっていました。あずき(豆)と同じように、野菜は料理に使うものであって、お菓子に使うものではない、ということでしょうか。黒砂糖はインドでは使わないかも知れません。

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もう一つ、9月に日本に帰ったときにある女性社員にいただいた”南部せんべい” の味に感動して、10月の一時帰国のときわざわざ東京駅(KITTE)に行って買ってきました。試しに社内のインド人にもおすそ分けしたところ、”不思議な味” という顔をして恐る恐る食べていました。”悪くない” と言ってはいましたが、正直な感想はきっと”味がしない” ってところだと思われます。ま、予想したところではありますが、この辺の素朴な味は日本人でないと分からないだろうな。

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言うのはタダ

卓球を始めて半年近くになりますが、3ヶ月ほど前に主催者から”相談したいことがある” と言われて話を聞きました。主催者というか部屋と卓球台のオーナーで、Sunilさんという55歳ぐらいのおじさんです。彼の言うには、”この部屋はご存知のように滑りやすい。転んで怪我でもしかねない。だから滑らない素材を床に敷き詰めることに決めた。ついてはいくばくか寄付してくれないか?” と言うのです。私は、”確かに滑りやすく危険な感じもするが、もしそんなカーペットみたいなものを敷いたら、ボールが跳ねなくなって、やりにくくならないか?” と聞くと、”大丈夫、今は良い材料があるから。ただ、15万円ぐらいかかるので、私だけの資金では簡単ではない。もちろん任意でいいですが、でもあなたは社長さんですよね?” ”ちょっと待ってください。それは難しいですよ。私の肩書きは社長というのも間違いではないですが、所詮ただのサラリーマン。私が会社のオーナーでもあれば別ですが、会社のお金をそんなことに使うわけには行きません。” ときっぱり断ると、”そうですか、じゃ、仕方がないですね” とあっさり。個人的に1万円ぐらいなら、と言う気持ちもないでもなかったですが、Sunilさんはどうも15万円の大部分をカバーしてくれることを期待していたようで、話になりません。Sunilさんは床の張替えは決定事項で、すぐにでも工事に取り掛かるような話しぶりでしたが、その後一ヶ月経っても二ヶ月経っても一向にはじまりません。どうやら私からの”寄付”頼みの計画であったようです。

それからしばらくして私が日本に一時帰国する、という話をするやいなや、”ちょっと頼みたいことがある” と日本での買い物のリクエスト。日本製の卓球のラバーを20枚くらい買って来て欲しい、と言います。それなら簡単なことですので、東京の店の名前さえ教えてくれたらいいですよ、というと、”IRUIRU” というネットショップを教えてくれました。ネットショップですからすぐに値段を調べて確認してみると(1枚8,000円ほど)、”それは高い。以前日本で買って来てもらった値段の2倍ぐらいの値段ですよ” ”でもネットショップだし、日本では値引き交渉ってのはまず不可能ですよ” というと、”いやもっと安い店があるはず” と言って譲りません。しばらく経ってから、”ビックカメラが安く扱っているらしい” と言ってきました。こちらはネットでは値段が分からなかったので、わざわざ電話で聞いてみるとほぼ同じ値段で、しかも在庫がほとんどないとのこと。中国人が良く買っていくので新宿店のみ仕入れていたものの、例の”爆買い”のせいか、現在はほとんど売り切れ状態、という話でした。このことをSunil氏に告げると、がっかりしていましたが、どうも日本ではみな同じ値段で交渉の余地はほとんどない、ということが理解できないようです。

そしたら今度はラケットが欲しい、と言い出しました。さすがの私も、”あのね、いったい何が欲しいんですか?ラバーといったり、ラケット言ったり。全体では20万円近くにもなる買い物ですから、そんなふらふらしているんでは私買ってこれませんよ” というと、”わかった分かった、もういいです”。しかし、日本に帰ったらWhatsappでまた連絡があり、”やはりラバーが欲しい。国際卓球という店が安いらしいので、値段を調べてくれないか?” 日本では同じものであれば同じ値段であることがまだ納得行かないご様子。そこもネットショップですので、調べるのは簡単で、”同じ値段ですよ。Sunilさんもインドから簡単に確認できますよ” と連絡すると、さすがにあきらめた模様。

でも、ラバーが必要なのは間違いないのに、”買ってこなくていいです” というのはきっとまだ安く手に入れる方法があるにちがいない、と考えていると思われます。勝ってにしてくれ。

今はお祭りシーズン

もうすぐディワリ(Diwali)シーズン。ディーパワリ(Deepawali)とも言います。今年は11月11日12日がディワリで、翌日13日も別のお祭りでお休みとなります。今年は11日が水曜日ですから、土日を含めると15日まで5日間の連休となります。ディワリはインドの最大のお祭りで、日本のお正月に相当するでしょうか。ほとんどの会社では”ディワリボーナス”(ボーナスというか寸志)も支給され、買い物したり、家の大掃除をしたりと準備も大変のようです。私が住むアパートも最近電飾が施され、クリスマスにはちょっと早いのでは?と思っていたら、下に紹介してますように10月中旬からディワリが終わる11月中旬まではお祭りシーズンが続くため飾りつけをしているということでした。

IMG_0409*電飾されたアパート内にあるショッピングセンター。

まず10月の中旬には、9日間の”べジタリアン期間”が設けられるナブラットリーというお祭りが始まります。肉だけではなく、たまねぎ、にんにくなども口にしないようですが、最近の若い世代は一日くらいはベジタリアンになっても、残りの日は肉類を食べたり、必ずしもまじめに守っていないようです。会社のスタッフの一人は、10月19日から一週間東京に出張予定でしたので、ベジタリアンもそれまで、などと言っておりました。確かに日本でベジタリアンを貫くのはほとんど不可能に近いですからね。話はちょっと逸れますが、昔厳格なベジタリアンが日本に2週間ほど出張して、食べたものはりんごと牛乳だけ。パンやご飯もいくらでも手に入るのに、と言ったのですが、なぜかりんごとパンだけで2週間過ごして10キロ以上も痩せたそうです。

10月30日(金)はカルバチョートというお祭りで、16歳以上の女性が夫の健康・長寿を祈願して、丸一日断食します。独身の女性は、将来夫になるであろう人のために断食します。24時間水も飲めませんから、イスラム教徒のラマダンより厳しいくらいです。ただ1日で終わりますし、今のインドは中東のように暑いわけではありませんので、24時間ぐらいだったら水を飲まなくてもどうってことないのかも知れません。このお祭りでは、同時に手にペイントを施します。入れ墨ではありません。一週間くらいで自然に消えてしまうそうです。

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*会社の女性社員に写真を撮らせてもらいました。

そして今日11月3日は男性が断食する日です。奥さんの健康と長寿を祈ってのものかは聞きそびれましたが、男の場合はなぜか24時間ではなくて、日の入りまでです。しかも水は飲んでもOK。今日事務所には私を除いて4人の男性社員がいましたが、 2人はまじめに断食、しかし残りの2人は普通にランチを食べてました。そしてこのあと間もなくディワリが始まるわけです。もちろん肉類は一切食べないことになっていますので、肉屋も一斉に休みます。私は先日日本に帰ったばかりだし、ディワリのあいだ何をしていればいいのだ?