モンスーンシーズンに入り気温もやや下がってきたので、またゴルフでも始めて見ようかと日本人会系同好会に2週間ほど前に申し込んでみました。開催日(8月30日)はきっと秋風が吹きはじめるのではと期待して。しかし、ほぼモンスーンシーズンが終わりつつあるこの時期、また気温が上昇している気配があります。モンスーンの時期、5月6月の酷暑期よりは気温が下がったといっても、日本の夏ぐらいの温度と湿度があるのですが、下がってくるはずの気温が、予定の日が近づくにつれ上がり始め、当日の最高気温予想は38度とのこと。これは早まった!シンガポールより暑いではないか。単なる我慢大会になるどころか、熱中症でダウンしかねない。歳も年だし、悪くすると死んじゃうかも。酷暑期には1,000人以上ものインド人が暑さのため死んでしまったのだから、この暑さになれていない日本人が、しかもそのなかでゴルフをしようというのは正気の沙汰とも思えない。でも、ドタキャンはペナルティーが科せられるというし、それより皆様に迷惑を掛けてしまいますので、後悔しつつも絶対無理しないことに決めて、重い足を引きずる思いで参加。
ゴルフ場の名前はゴールデングリーンズゴルフコースといって、自宅から車で30-40分ほどのところです。なるべく暑さを避けて早朝6時スタート。4時半起きでした。ま、朝の早いのはもはや気になりませんが。さすがに朝の6時前後は暑くはないですね。26-7度ぐらいでしょうか。ゴルフ場はクラブハウスも含めて他国のものとほとんど変わりません。ただ、キャディーは下の写真の如く男ばかりで、しかもほとんどがパタパタと草履っぱき。藪の中には行ってボールを捜したりするであろうに、彼らの足の皮は特別タフに出来ているのであろうか。多くはキャリアーもなくて、自力で肩に背負って運びます。電動カートもあるのですが、これは客が事前に予約しないと使えないため、予約した人に当たったキャディーさんはラッキーというわけです。
ラフというか藪のなかに入ってしまったボールを見つけたときには、”あった!あった!”とここだけはインド人とは思えない正確な発音で日本語を連発。思わず笑ってしまいます。前半が終わったのが8時半ごろ。風も多少あって、まだ暑いというほどでもありません。これならさほどのことはなさそう。さすがに最終ホールを終わった11時ごろにはかなりの暑さではありましたが、その後すぐエアコンの効いた室内に逃げ込みましたので、”我慢大会”というほどのつらさを感じることなく無事終了。ちなみにグリーンフィーは3,300ルピー(約6,600円)。キャディーへのチップが、事前に示し合わせて200ルピー(400円)/人。渡したときちょっと不満そうでしたが、”みんな同じだから”と言ったらしぶしぶ納得。でも電動カートの人もいたのだから、それにくらべたら肩に担いで運んだ人はさぞ重労働だったでしょう。ちょっと運がわるかったね。ゴルフクラブのシャワーはきれいではない、というので、そのまま自宅に戻ってシャワーを浴びてほっと一息。
参加者は日本人ばかり40人ほどで、女性はたったの一人。その後14:00からの昼食会というか成績発表ではお酒が入っていたとはいえ、異常な盛り上がり。インドでは皆ストレスと不満がたまりまくっているのであろうか。日系ホテル(富士ホテルという小規模のもの)のレストランでしたが、従業員はもちろんインド人。日本人、酒が好きなのは良いとしても、さぞかし変な人たちと映ったことでありましょう。