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バンガロールの街

バンガロールは南部カルナタカ州の州都で、デカン高原にあるおよそ標高1000mの街です。標高1000mといいますと、避暑地で有名な軽井沢とほぼ同じで、海抜0メートルと比べると6度ぐらい温度が下がります。この日は最高でも31度、最低は22度ぐらいと酷暑のデリーと比べると天国です。さらにこの街はイギリス人が設計しただけあって、街は比較的きれいで緑が溢れています。両側にきれいに植林された道路を見ると、さすがはイギリスと思わざるを得ません。独立後にはインド陸軍の主要な施設が置かれ、インド陸軍の街として現在に至っています。しかし最近は急激な人口増加のため、元々よく整備された道路であっても今の交通状況はデリーよりもひどいとのことです。

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写真はIISc(インド科学研究所)のキャンパス。植林された道路ではありません。

朝方日課の散歩(軽いジョギング)に出かけますと、たまたまホテルの近くに広大な公園があることを発見。以下の写真はその公園で撮ったものですが、デリーに比べると空気もすっときれいで”これがインドか?!“と思わせるぐらい気持ちの良い環境でありました。ここに事務所があったらな、と思わずにいられませんでしたが、実際トヨタはじめ多くの大手日系企業はここバンガロールに拠点を持っています・。

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上は早朝の公園の中。ハリーポッターの映画に出てきそうな木です。

下は幹の廻りにモグラの穴がいくつもあり、そこから2匹のモグラが顔を出しているのが見えますでしょうか?まさに”モグラたたき”のようです。

 

 

インドの大学

今日(6月4日)東京事務所から“インドの今を知る”というメールマガジンが転送されてきました。そこにはインドの大学についてこんなことが記されています。

■現在、インドには700ほどの大学・研究機関があります。

■Natureでは、2010年から2014年にかけて引用された数の多い研究機関   をリストアップすることで、インドで最も優れた大学・研究機関がどこなのかを明らかにしました。

■その中で、引用回数が世界平均の1.4倍と最も高い数値を示したのは、   インド北部の都市・チャンディーガルにあるパンジャブ大学でした。

■これに続いてタタ基礎科学研究所やインド科学振興協会などがリスト   アップされています。

■インド出身の科学者は約40%が海外で職を得ていて、優れた人材を輩   出していることがわかりますが、

■一方では国外への知識の流出が起こっていることを示す数値であると  もいえます。

たまたま会社にパンジャブ大学出身者がいたので、お祝い兼ねてこの事実を話してみると、彼の言うには、パンジャブ大学は文科系学部が多くまた歴史もあるためそれらの分野の引用が多いための結果であり、必ずしも科学系の引用が多いわけではない。サイエンスの分野だけに限ってみると、やはりタタ基礎研やIITなどに軍配が上がるかであろう、とのコメントでした。まあどちらでもいいとして、最近色々なところから“大学ランキング”なるものが発表されておりますが、そちらもあまり当てにならないと考えた方がいいでしょう。日本も独自に基準を作ってランキングを作ったらまた面白いかも。国際性は無視、いかに自国民の比率が高いか、入学試験の難易度、なんて基準があったらきっと東大が一番になるでしょうね。いや北京大か?

ちなみにインドの大学の授業料は、IIT等公立で15万円/年ほど。数は少ないが最近増えている私立だと50万円/年ほどとのことです。

家庭訪問

ムンバイでインド人家庭訪問の機会に恵まれました。インドの仕事をするようになってから久しいですが、たぶん初めての経験です。アポは客の職場(大学)で取れていたのですが、その客が今日は自宅に居るので自宅に来て欲しいとの事。客は大学教授ですので、それなりのグレードかと予想していたのですが、見た所ごく普通のアパート。

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入り口には各アパートの表札が並んでいます。Dr.の肩書きの人もかなり居ますので、そこそこのグレードと察せられます。なぜかMrs.の人もたくさんいます(すみません、写真からは判別しがたいですね)。実はこれ所有者を奥さん名義にすると税金が安くなる制度のためだそうです。わずか2%ほどの節税ですが、なるべく女性に所有権を持たせることで、女性の経済的地位の向上を図ろうとしています。

部屋に入ってみると、やや細長い、およそ8畳間ほどでしょうか、居間があり、左奥にキッチン、右奥に2つぐらいのベッドルームがありそうでした。(さすがに中の写真を撮るのは憚られましたので写真はありません)恐らく全体で70-80平米くらいでしょうか。その日は8歳の一人息子と2人でお留守番のようで、手みあげに近くで買ったケーキとソフトドリンクを飲みながら学会準備などしばし打ち合わせをいたしました。

インドでは“平均”という概念が希薄です。あまりにも上下の差が激しく、平均しても意味がないのです。CPIという物価指数もあまり参考になりません。なぜなら日本では一般的消費物として対象になるであろう、車とか冷蔵庫といったような電気製品など一生使わない人たちも億という単位で居るわけですから、平均という言葉同様あまり意味がありません。この先生の住居もインドのなかで良い方には違い無いと思われますが、“平均的”あるいは“平均より上の”といった表現は適切ではないでしょう。

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左はケーキを買った店の廻りの青空果物店。ジャックフルーツが売っていました。右はスパー内で売っていたスイカ。16ルピー/Kgで、一個90円ほど。これは安い!

 

 

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床屋に行く

あまり気が進まなくとも行かざるを得ない一つに床屋があります。ただちょっと短くするだけ、とはいってもよく見かける”青空床屋”はさすがに行く気がせず、近くのモールに出かけてみました。中には4-5件の床屋があります。どれもインドにしてはモダンで、清潔そう。最初に見た店KABIという名前で男の人も見えたので、そこに決定。待ち人おらず。まずうやうやしくお盆で冷たいミネラルウォーターを提供され、ちょうど喉が乾いていたので、ありがたくいただく。”全体的に1cmほど切ってくれ(Cut 1cm all over)”といったつもりであるが、バリカンを使ってまずサイド側をかなり切り落とす気配。落ちてきた髪の毛を見て、”ちょっと待て!切り過ぎだよ!”といっても店員はきょとんとしているだけ。英語が通じないのか。すると隣の客が親切にも私の意図を店員に説明してくれる。隣の客は私要求を理解していたので、私の英語はまちがっては居なかったのであろう。

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それにしても店内には店員が多すぎ。カットする人、切った髪の毛を掃く人、シャンプーの後ブローする人などなど。下の写真のように髪の毛の長い女性には、髪の毛をブラシですく人、そこにヘアードラヤー吹き付ける専門の人などいるわけです。

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カットの後、シンガポールでも使わなかった、かみそりを使うようです。しかし石鹸を使わずそのままで生え際を剃ります。”そのカミソリ消毒してんのか?”と聞きたかったのですが、仮にしてなくても”してます”と答えるに決まっているのでやめました。

カット終了後、髪の毛の中に残っている細かい髪の毛を吸い取るか、吹き飛ばしてくれ、と言ってもどうしても理解されず。じゃ、ヘアードライヤーを貸してくれ、といって自分でドライヤーで細かい髪の毛を飛ばそうとしていると、ようやく私の意図が理解されたようで、タオルなど手にしてあわてて首や肩などの髪の毛の切れ端をふき取るしぐさ。形だけですけどね。改めてインド人はサービスには向いていないと認識。

カット料金は280ルピー(約500円)。会社のインド人によると相場は150ルピーぐらいとのこと。ちなみに道端で見かける”青空床屋”は20-30ルピーとのことでした。青空床屋は、ローカルではUMTと言うそうです。Under Mango Treeの略。なかなか良いネーミングだと思います。