月別アーカイブ: 2015年5月

デリーのホテル

 

現地のスタッフが当座の宿として取ってくれたホテルはインドでは中級のNホテルという、事務所から歩いていけるぐらいの便利なところ。もう少し良いホテルもあるが、長くはないだろうし、事務所に近いほうがなにかと便利。最近リノベーションしたとのことだから良くなっているらしいし、ということで特に異を唱えることなくそのままチェックイン。

しかし、あまりこだわりのない私でも我慢ならないことがいくつか。

  • シーツは見た目汚れていなければまったく換えない。4泊したのですが、同じシミがあるシーツが4日間使われていたので、間違いありません。ひょっとしたら客が変わっても”見た目きれいなら“換えないのかも。
  • エアコンはあるものの調整が効かない。外は40度を越える暑さになるので、エアコンを使わざるを得ないが、一晩中強烈なエアコンをつけて寝るのは避けたい。インバーター方式で調整が効くなら使いたいが、それが出来ないため、暑くなって起きることを覚悟で、エアコン無しで寝ることに。3時間ぐらい毎に起きましたか。その都度エアコンで”冷やし直し”。
  • 従業員の質が悪い。まず英語が通じない。これは私の発音の問題ではなくて、英語を解さないインド人は半数ぐらいいるのではないでしょうか。
  • さらに問題なのは、衛生観念がない。これはインド全体にいえることなのですが、日本人からすると考えられないようなことをしますので困ったものです。このホテルでも、私が朝食にトーストを焼いていると、むさ苦しい男の従業員が(このようなホテルでは通常女性のスタッフは居ない)、勝手に焼いている最中のトーストをトースターからつまみ上げて、焼き具合を確かめるために、”左手“の親指と人指し指でつまんでいるのです。これも良い焼き加減になったらお客様にお持ちする、というサービス精神かも知れませんが、さらに悪いことにはそのトーストをお皿に置いたところ、パンの耳に蚊の死骸がくっついていました。左手でつままれただけで、食べる気力をなくしていましたが、さらに蚊の死骸がくっついていたことで、幸か不幸かその従業員に抗議する必要もなくそのパンを素直に捨てることが出来ました。
  •  Nホテルは幹線道路に面しており埃がひどい。その埃はただの砂埃ではありません。牛や豚、犬、人間の糞、尿がたっぷりと混合されたものです。今は乾燥がひどいですから、四六時中漂っている感じで、デリーから出ない限り避けることはできません。

と言った環境下で、私も早速風邪を引いてしまいました。しかし症状は花粉症にも似たものであったので、汚い粉塵に対するアレルギーかも知れず、後者であったらこの先仕事どころではありません。

ところで“インドでは死人が道端に転がっている“などという噂をきいたことがある人も多いと思います。下の写真は13日の早朝、ホテルの前の幹線道路に横たわっている人の写真です。死んでいるのか、ただ寝ているのか?私は近くに寄って”おい大丈夫か?“と声をかける勇気もなく、その場を立ち去りましたが、一時間ほど後の出勤時にはいなくなっていましたので、おそらく単に寝ていたのでしょう。でも寝るならもうちょっと幹線道路からはなれればいくらでもましなスペースはあるはずなのに。あるいは死体として処理されたかも。

IMG_0346

 

5月11日赴任

5月の連休は最高の季節。ホタルイカ、たらの芽のてんぷら、すし、ラーメン、ビール、日本酒、何もかもおいしゅうございました。

それまでインドに行くこと自体はみんなが思うほど?いやな事ではなかったのですが、久しぶりに日本のゴールデンウィークを堪能してしまうと、赴任予定日の5月11日が近づくにつれ、日曜夕方のサラリーマンを表現した“サザエさん症候群”にも似た状態になってきました。“ああ、ほんとにインドに赴任するのかな、これでいいんだろうか?断るべきだったかも。。。”いろんな思いが交錯しましたが、もう後戻りできるわけもなく、後ろ髪を惹かれる思いで5月10日夕方羽田に向かいました。子供たちが途中まで見送りに来てくれたのは、これまでにはないことでした。きっとインド赴任は今までとはちょっと違うかも、と感じくれたのかも知れません。

シンガポール経由で、一旦シンガポール事務所に寄り、病院で3回目の予防接種を受け、夕方デリーへ。ここだけはビジネスを取ってもらったのですが、食欲もなく、エコノミーを比べるとはるかに豪華な食事もあまり手をつけることもなく、CAからは”体調でも悪いのか?”と心配されたり。ビジネスの食事はもったいないことをしましたが、でも前夜は羽田―シンガポール間は夜行便でしたので、たとえ4時間でも横になれるビジネスシートは確かに快適でした。

 

就労ビザ無事取得

ダメ元で、4月6日に申請。通常申請時より実働2週間以内で取得できるものらしい。4月19日よりシドニーへ出張予定であったので、2週間以内の18日までに取得できなくば、シドニーも行けなくなってしまう。もっともシドニー出張の目的は給与交渉、それも昨年のオーストラリア法人の損益はよろしくなかったので、行けなくなったらなったで、いやなお役目から逃れられる可能性もあり、と複雑な心境。ぎりぎり16日になって、シンガポールインド大使館より、”インドでの給与のブレークダウンを出せ”との指示あり。それは申請書類一覧には記載のない書類ではあるものの、少なくともビザ発給が進みつつある証拠。インド法人と相談して慌てて作成、その日のうちに提出するも、翌日朝にはインド法人の代表者のサインがないとクレームされ、あわや間に合わないかとおもいきや、インド側の協力とEmailとPDFという便利なものに助けられなんとか18日夕刻ビザ取得、パスポートも返却された。さほど行きたくもないシドニーにも19日無事出発することができたのでした。